マジか〜!、来週のマーケットは大荒れか?
アメリカは、昨年の4月以来2度目のシリア攻撃を行ったとのニュースが流れました。
米軍は巡航ミサイル「トマホーク」でシリアのダマスカスにあるシリア軍基地や科学研究施設など複数の標的を攻撃したようです。また英仏両国も攻撃に参加したとのことです。
イギリスのメイ首相、フランスのマクロン大統領もシリアの化学兵器工場への攻撃を実施したと発表しました。
これを受け、安倍総理も「化学兵器の拡散と使用は絶対に許さないとの米国、英国、フランスの決意を日本政府としては支持する」と発表し、「今回の行動は、これ以上の事態の悪化を防ぐための措置と理解している」とも語りました。これは昨年のシリア攻撃の時のコメントとほぼ同じで、日本政府としてのスタンスに変わりはないようです。
安倍総理は17日からアメリカへ行きトランプ米大統領と会談する予定です。
今回の会談では北朝鮮情勢や通商問題を話し合う見通しでしたが、シリア情勢についても意見交換することになりそうです。
米朝会談をふまえ北朝鮮問題、拉致問題始め、日米の通商問題など難しい問題が山積なのに、さらに頭の痛い問題が増えてしまいました。
そういえば、最近トランプ大統領が「良い条件ならTPPに復帰してやってもイイ」などとあちらこちらでコメントしているようですが、「はぁ〜?」ですよね。
もともとTPPの言い出しっぺで日本を引きずり込んだのはアメリカ(オバマ政権)だったように思います。しかもアメリカのフロマン代表と日本の甘利さんの間で(甘利さんマジ命がけで)、机を叩きながら怒鳴りあってやっとの事で形になったものを「ちゃぶ台返し」したのはトランプ大統領です。
それを今更….しかも「良い条件なら…」などというのは、どこかの国の「日本がどうしてもというなら、スワップ締結してやってもいいニダ」というのと同じレベルではないでしょうか。
ロシアのアントノフ駐米大使は13日、トランプ大統領の演説に対して「プーチン大統領に対する侮辱で容認できない」と非難し、「このような行動は結果なしには済まない」と対抗措置を取るとの考えを示したそうです。
ロシアもアメリカもお互いには戦いたいとは思っていないでしょうが、プーチンさんもトランプさんも譲歩する気はないようなので、この問題の緊張は高まる可能性があります。
無料EAにとっては、政治要因で相場が動くのはあまり良い状況とは言えず、テクニカル要因で動いてくれた方がありがたいのですが、なかなかそのようにはならないようです。
持ち越しのポジションは持たない主義ですが、月曜日の朝はどうなるのか非常に気になります。世界中でお金が大きく動く可能性があるので注意が必要だと思います。
相場が荒れていて、なかなか収まらないような場合は無料EAの稼働開始時間を普段よりも遅らせたほうが良いかもしれません。
暴風雨の中で無料EAのスタートボタンを押すのは得策ではありません。
ちょっとシリア関係のニュースと市場のムードに注意したいと思います。