今週の無料EAはFOMCまでの期間で優秀な結果を出す事ができました。
先週のECBドラギ総裁の記者会見からのドル高(ユーロ安)の流れが今週のFOMC前まで続いたことにより、EURUSDを中心に多くのスキャルピングEAが大活躍できました。
久しぶりにブレイクアウトEAの「Break-1」GBPUSDも5ポジション全て利益確定しました。
FOMCの数時間前のEURUSDのスキャルピングEAが利益確定したタイミングくらいで手動決済しまして、トータルで330pipsくらいの利益でした。
ちなみに手動決済せずにガチホした場合は、EAのロジックによる決済で「Break-1」GBPUSDは、400pipsくらいの利益でした。(今回も放置プレイの方が良い結果でした…)
スキャルピングEAと合わせて、無料EA全部で700pips くらいの利益を出せました。
メイン口座では、特にロットを掛けている「Scal-1」「Scal-2」が利益確定したことにより金額ベースでも良い結果が出ました。
FOMCはアレでしたが、無料EAの利用者さんも結構ウハウハだったりするのではないでしょうか…. (^^)
ただ、FOMC以降がヨコヨコになりまして、元気いっぱいだったポートフォリオが雇用統計前ということもあり、一気に動かなくなりまして結局今週は「FOMCまで」みたいなものでした。
今週の主要通貨のチャートを見てみると
<EURUSD_M30>
<USDJPY_M30>
<GBPUSD_M30>
ドル円だけは110円を一瞬だけつけてから1円20銭くらい逆行していますが、ユーロドルとポンドドルについては、FOMC以降は様子見ムードもあったようですが雇用統計で安値を切り下げていますので、まだ下目線でいいような気がします。
ちょっと気になるのが、武田薬品によるアイルランドの医薬品大手企業のシャイアーの買収ネタですが、交渉期限が日本時間で5月9日午前1時ということでもうすぐなのですが、ポンドを見ても円を見てもあまり話がまとまるというムードはないような気がします。
買収提示額は7兆円規模らしく、仮に決まるようであれば円は売られてポンドは買われる方向にバイアスがかかると思うのですが、全くそんな雰囲気がありません。
週明けからいきなりぶっ飛ぶのか、それとも話が流れるのか延期になるのかはわかりませんが、要注意かもしれません。
しかし、7兆円ていいますが大きすぎて実感がないですけど、身近な会社で言えば「ソニー」とか「本田技研」とか「ゆうちょ銀行」とか「任天堂」クラスの時価総額で、今回の買収がまとまれば過去最高額の買収です。(たぶん)
武田薬品は自分の時価総額以上の会社を買収しようとしているのですから、一つ間違えば今度は自分が買収される立場になりかねないリスキーな勝負をしているようにも見えます。
これって一大事なような気もしますがニュースの扱いは小さいような気がします。
過去の巨額買収の時のことを考えると、買収の話が出てから2〜3ヶ月で7円から13円くらい円安が進むことが多いようです。
今回の武田薬品の件に当てはめてみると、買収の話が明らかになったのが3月末ごろだったので、今月から来月の間に111円〜117円くらいに向けた円安があっても不思議ではないように思います。
実際3月末ころは104円台だったことを考えると、円安方向に進んできてはいますが、現状の水準よりももう一段、111円を目指してもいいのではないかと思ったりもします。
ドル円については現在のところ110円をつけてから調整に入っているように思いますが、タイミングを見て買い場探しをしても面白いように思います。(裁量で)
無料EA的にも、来週からもドル買、円売り、ユーロ売りの流れが続いてくれるとありがたいと思います。
最後に、お楽しみの雇用統計ですが、あまり上手ではなくロットも控えめで自慢できないのですが23pipsくらい取れました。(少なっ!)
発表直後上下に振ってから、ヨコヨコかと思ったところ値が落ちてきたので、ビビリながら直近の安値を割り込んだところ、① のところでショートでエントリーしました。その後順調に値を下げて「これは行けるかも〜!」と思ったところで反転、戻り高値を超えたところの②で利確しました。
期待させては失望させる、ポンドのようなドSっぷりですがなんとか勝てまして、FOMCの負けは取り返しました….といっても僅かな金額なのですが。
雇用統計の結果も悪くはないと思うので、もっと下掘りすると思ったのですが残念です。
*やり方は「XMポイントのベストな使い方」にまとめましたので参考にして見てください。
今回の雇用統計の結果はこんな感じでした。
前 回 | 市場予想 | 今回結果 | |
非農業部門雇用者数 | +13.5万人 | +19.2万人 | +16.4万人 |
失業率 | 4.1% | 4.0% | 3.9% |
平均時間賃金(前月比) | +0.2% | +0.2% | +0.1% |
失業率が4%を割り込んでまして、本格的にアメリカは景気が良いのではないでしょうか。
トランプ大統領はマスコミからの受けが悪く、ずいぶん悪く報道される事が多いように思いますが、しっかりと結果を出しているのは素直にすごいと思います。
安倍総理も同じように、テレビや新聞では随分酷い報道や印象操作をされていますが、民主党時代から比べると天と地ほど良くなっていると思います。
とにかく、雇用統計でトレンド反転させるような強烈なバイーンがなくて良かったと思います。
先週から続くこの流れが、来週からも続いてくれると良いと思います。
今週のように調子が良いとついつい安易にロットをガツンと上げたくなる人もいると思いますが、勝つときもあれば負ける時も必ずあります。
負けた時にトレードが続けられなくなるようなロットの掛け方はぜずに、負けることも想定して堅実にいきましょう。