無料EAにとって有難いトレンドが先週の水曜日辺りまで続いたことにより、無難に稼いできた無料EAのポートフォリオですが、それ以降の調整で一気に元気がなくエントリーしなくなっています。
本日月曜日のアジアセッションのスタートは概ね先週末と同水準からのスタートとなりました。
しばらく続いたドル高の流れが一服して、一相場が終わった感もありますが、新興国の通貨不安、中東のリスク、貿易戦争問題、米朝首脳会談など、マーケットを動かす要因になる事はいろいろあるように思います。
今週予定されている経済指標、イベントなどで重要そうなものをピックアップしましたので、よそりければ参考にしてみてください。
*日時はJST(日本時間)です。
今週の経済指標とイベント | ||||
日付 | 時間 | 経済指標(イベント) | 通貨ペア | 重要度 |
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月曜日 | ||||
5月14日 | 08:50 | 日・国内企業物価指数 | JPY | 中 |
火曜日 | ||||
5月15日 | 10:30 | 豪・RBA議事録 | AUD | 大 |
11:00 | 中・小売売上高、鉱工業生産 | CNH&AUD | 大 | |
15:00 | 独・GDP 速報値 | EUR | 大 | |
15:45 | 仏・消費者物価指数CPI 改定値 | EUR | 中 | |
17:30 | 英・失業率、失業保険申請件数、平均賃金 | GBP | 大 | |
18:00 | 欧・GDP 改定値、鉱工業生産、ZEW景況感 | EUR | 大 | |
18:00 | 独・ZEW景況感 | EUR | 中 | |
21:30 | 米・小売売上高、NY連銀製造業景気指数 | USD | 大 | |
水曜日 | ||||
5月16日 | 08:50 | 日・GDP 速報値 | JPY | 大 |
15:00 | 独・消費者物価指数CPI 改定値 | EUR | 大 | |
18:00 | 欧・消費者物価指数HICP 改定値 | EUR | 大 | |
21:00 | 欧・ECBドラギ総裁のスピーチ | EUR | 大 | |
21:30 | 米・住宅着工件数、建設許可件数 | USD | 中 | |
23:30 | 米・EIA石油在庫統計 | USD&CAD | 大 | |
木曜日 | ||||
5月17日 | 07:45 | NZ・生産者物価指数PPI | NZD | 大 |
08:50 | 日・機械受注 | JPY | 中 | |
10:30 | 豪・雇用者数変化、失業率 | AUD | 大 | |
21:30 | 米・新規失業保険申請件数、Philly連銀製造業景気指数 | USD | 大 | |
金曜日 | ||||
5月18日 | 08:30 | 日・全国消費者物価指数CPI | JPY | 大 |
21:30 | 加・小売売上高、消費者物価指数CPI | CAD | 大 |
順にみていきますと、5月15日火曜日10時30分の「豪・RBA議事録」ですが、豪ドルは先週のチャートでレジスタンスを少し抜けて戻った感じになっており、デリケートな位置に居ますので豪ドルを触っている人にとっては注目だと思います。
15時台には、「独・GDP 速報値」と「仏・消費者物価指数CPI 改定値」の発表があります。最近EU圏内で対米輸出黒字で一人勝ちが鮮明なドイツとその他の主要国との間で、トランプ大統領が課した関税に対する対応について考えの違いが出ており、EUとして米国の関税措置に対して温和な対応をするのか強硬な対応をするのか、今後注目されるのではないかと思います。
17時30分にはイギリスの「英・失業率、失業保険申請件数、平均賃金」です、内容云々よりも最近良く指標に反応するポンドなので要注意かもです。逆に言えば指標トレードを狙えるかもしれません。
18時には「欧・GDP 改定値、鉱工業生産、ZEW景況感」、21時30分には「米・小売売上高、NY連銀製造業景気指数」があります。この辺りはスルーされるのかガツンと動くのか少しだけ反応するのか、反応の仕方で経済指標に対しての感受性を見るのには良いかもしれません。(スルー気味な予感もします…)
16日水曜日、8時50分「日・GDP 速報値」があります。円相場も110円を2度トライして戻しているので、方向性を決定づける何かが欲しいところですが、予想とあまりかけ離れた数字は出ないと思うので正直わかりません。
その後15時、18時とユーロ圏の物価関連の指標がありまして、21時にドラギ総裁のスピーチがあります。EUのラスボス、スーパーマリオ・ドラギ総裁です。ちょっと口が滑っただけで大惨事になりますので要注意です。
17日21時30分「米・新規失業保険申請件数、Philly連銀製造業景気指数」
18日8時30分「日・全国消費者物価指数CPI」
今週はこんな感じです。
特別なビッグイベントがあるわけでもないので、できれば全ての指標がなんとなく同じ方向を示す(例えばドル高を示唆する)ような数字になってくれると有難いと思います。まぁそんなにうまくはいかないと思いますが…
ただ、いままでの経験から平穏そうな指標スケジュールの時はニュースでチャートが飛ぶこともしばしばありますので、それなりに注意は必要だと思います。
自動売買で、スキャルピング系のEAにとってみると、豪ドル以外は値位置が微妙でエントリーしにくいところにいるようなので、できれば少し方向感のある動きが出て欲しいところではあります。
今のところ、無料EAのポートフォリオは非常に順調に推移しているので、この調子を崩さないように頑張って欲しいと思います。