早いもので今週でもう6月も終わりです。
先週は行ったり来たり右往左往と言った感じで方向感のない展開となり無料EAにとっては難しい展開でした。
マーケットの関心は通常の経済指標よりもどちらかと言えば政治要因に関心が高いように思います。
特にトランプ大統領には要注意で、先週も対中関税問題で大きくチャートを動かしたかと思えば、金曜日の深夜に今度はEUからの輸入車に20%の関税を掛けると発表したりと…..
無料EAにとっては非常に困った大統領ですw
そろそろマーケットが落ち着きを取り戻し、経済指標などにも程よく反応しテクニカルが通用するような状態になって欲しいものです。
今週は6月の最終週ということもあってか際立って重要なイベントはあまりなく、それ故トランプ大統領に振り回される可能性もあるのではないかと思います。
その中でも重要そうなイベントをまとめて見ましたので参考にしてみてください。
*日時はJST(日本時間)です。
今週の経済指標とイベント | ||||
日付 | 時間 | 経済指標(イベント) | 通貨ペア | 重要度 |
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月曜日 | ||||
6月25日 | 17:00 | 独・IFO企業景況感 | EUR | 中 |
23:00 | 米・新築住宅販売件数 | USD | 大 | |
火曜日 | ||||
6月26日 | 22:00 | 米・ケースシラー住宅価格指数 | USD | 中 |
23:00 | 米・CB消費者信頼感指数 | USD | 大 | |
水曜日 | ||||
6月27日 | 07:45 | NZ・貿易収支 | NZD | 大 |
17:00 | スイス・ZEW景況感調査 | CHF | 中 | |
17:30 | 英・カーニーBOE総裁 発言 | GBP | 大 | |
21:30 | 米・耐久財受注 | USD | 大 | |
23:30 | 米・EIA石油在庫統計 | USD&CAD | 大 | |
木曜日 | ||||
6月28日 | 06:00 | NZ・NZ準備銀行(RBNZ) 政策金利 | NZD | 大 |
18:00 | 欧・消費者信頼感 確定値 | EUR | 中 | |
21:00 | 独・消費者物価指数CPI 速報値 | EUR | 大 | |
21:30 | 米・新規失業保険申請件数、GDP 確定値、GDP価格指数、四半期PCE 、PCE価格指数 | USD | 大 | |
金曜日 | ||||
6月29日 | 08:30 | 日・東京消費者物価指数CPI、有効求人倍率、失業率 | JPY | 大 |
16:55 | 独・失業者数、失業率 | EUR | 大 | |
17:30 | 英・GDP 確定値 | GBP | 大 | |
18:00 | 欧・消費者物価指数HICP 速報値 | EUR | 大 | |
21:30 | 加・月次GDP | CAD | 大 | |
21:30 | 米・個人消費支出PCE、PCEコア価格指数、個人所得 | USD | 大 |
注目されそうなものをいつも表にしているのですが、今週は特別危険で要注意な指標はこれといってないのではないかと思います。
その中で重要そうなものを順に見ていきますと、まず6月27日の17時30分の「英・カーニーBOE総裁 発言」、何かとよく動くポンドの指標で、今回も注意(期待)して居ます。
同日23時30分の「米・EIA石油在庫統計」は米ドルだけでなくカナダドルも反応することがあるのでUSDCADのポジションがある場合は注意かもしれません。
翌日28日早朝6時には「NZ・NZ準備銀行(RBNZ) 政策金利」があります。無料EAでニュージーランドドルをサポートしているものはありませんが、指標トレードを狙うなら「カーニーBOE総裁 発言」とココではないかと思います。
21時には「独・消費者物価指数CPI 速報値」がありまして先日のドラギ総裁の会見の思惑とズレたような内容で予想と多少違った結果になった場合は大きく動く可能性もあるように思います。
21時30分「米・新規失業保険申請件数、GDP 確定値、GDP価格指数、四半期PCE 、PCE価格指数」がありますが、トランプ大統領のこともあり注目度は低いかもしれません。
6月29日金曜日は、16時55分にドイツの雇用関係指標、17時30分に「英・GDP 確定値」、18時には「欧・消費者物価指数HICP 速報値」があり21時30分には「加・月次GDP」があります。
EU圏の消費者物価指数HICP 速報値とカナダの月次GDPは多少反応があるのではないかと思います。時間的には無料EAの自動売買は既に停止されている方も多いかもしれませんが、もしポジションを保有している場合は注意が必要かもしれません。
指標的にはこんな感じで、見るからに危険な香りがプンプンするようなものは無いのですが、そうなるとまたトランプ大統領に振り回される展開になるのでしょうか…..
また、指標ではありませんが28日から「EU首脳会議」が開かれまして、最近はあまり聞かなくなった難民問題が主要テーマだと思いますが、まったく前進していないのではないかと思います。さらに今回はトランプ大統領に突きつけられた関税問題と難題があり、要人が不用意な発言をした場合などはユーロ相場に影響を与える可能性もあるのではないかと思います。
今週はこんな感じですが、なんとか無料EAには頑張ってもらいたいと思います。