今週の経済指標(20210322)


先週はFOMCや日銀金融政策決定会合絡みで、多少反応はしたものの終わってみれば相場の方向感はなく特にドル円などは週足で見れば実体部分の短いコマ足に近い結果で終わりました。

3月に入ってからはトレンドが崩れてレンジ相場となっており、無料EAのパフォーマンスも落ちています。

先週は主要通貨においてトレンドが出なかったことも有りエントリーはほとんど無く、自動売買的には寂しい1週間でした。

ただ、FOMC前にUSDCADの3ポジションを手動決済したことにより100pipsほどマイナスとなりました。(案の定、放置しておけばTPに刺さっていました…)

とはいえFOMCで多少は動いてくれたので、指標トレードで久しぶりに取れたので個人的には良かったです。

今週は、火曜日のイギリスの雇用関連指標、木曜日の米国GDP(確定値)、金曜日の米国の個人支出・個人所得関連の指標などがありますが、全体的には目立った指標やイベントは少なめです。

為替には直接関係有りませんが、日本時間の金曜日に早朝にバイデン大統領の就任後初の記者会見が行われる予定です。

ボケていて会見できない…などと噂されていたので、リアルタイムで記者からの質問を受けるのか気になります。

前大統領がトランプ氏なので比べると存在感は薄いかもしれませんが、トレードをする上では静かな大統領のほうがいいかもしれませんw

その他、予定されている経済指標をまとめておきます。

*日時はJST(日本時間)です。

今週の経済指標とイベント
日付 時間 経済指標(イベント) 通貨ペア 重要度
火曜日
3月23日 16:00 英・失業率、平均所得、失業保険申請件数 GBP
23:00 米・新築住宅販売件数 USD
25:00 米・パウエルFRB議長 発言 USD
水曜日
3月24日 17:30 独・製造業&サービス業PMI 速報値 EUR
18:00 欧・製造業&サービス業PMI 速報値 EUR
18:30 英・製造業&サービス業PMI 速報値 GBP
21:30 米・耐久財受注 USD
23:00 米・パウエルFRB議長 発言 USD
木曜日
3月25日 17:30 スイス・スイス中銀(SNB) 政策金利 CHF
21:30 米・GDP 確定値、新規失業保険申請件数 USD
金曜日
3月26日 16:00 英・小売売上高 GBP
21:30 米・個人消費支出PCE、個人所得 USD

順に見ていくと…

3月23日火曜日

16時に「英・失業率、平均所得、失業保険申請件数」など雇用関連指標があります。結果にもよりますが、大きく動くこともある指標なので一応注目しています。

23時には「米・新築住宅販売件数」があります。大きく反応することは少ないのですが、住宅関連の指標は景気の先行きを判断する指標の一つと言えるので、一応見ています。

25時(日付が変わって午前1時)に、パウエルFRB議長が米下院での公聴会で証言を行います。この証言には前FRB議長のイエレン財務長官も出席し、新旧FRB議長が証言を行います。

FOMCの後でも有り、インパクトのある発言は考えにくいのですが、質疑応答の中で何か出てくる可能性も否定できないので、一応注意はしています。

3月24日水曜日

17時30分から30分刻みで、独→欧→英と「製造業&サービス業PMI 速報値」が発表されます。予想値と乖離した場合などは動くこともあるので、一応この時間帯は注意しています。

21時30分には「米・耐久財受注(2月・前月比)」があります。前回1.3%、今回の事前予想が0.6%で、大きく乖離した場合は動くかもしれません。

23時からは、パウエルFRB議長が米上院での公聴会で証言を行います。

3月25日木曜日

17時30分に「スイス・スイス中銀(SNB) 政策金利」があります。予想は現状維持の据え置きですが、一応フランを触っている人は覚えておいたほうが良いと思います。

21時30分からは「米・GDP 確定値、新規失業保険申請件数」があります。GDPの方は確定値なのでよほどのことがなければ影響は小さいと思います。

新規失業保険申請件数のほうは、先週に続きネガティブな数字だと株価や為替に多少影響が出るかもしれません。

3月26日金曜日

16時に「英・小売売上高」、21時30分に「米・個人消費支出PCE、個人所得」で今週も終わりです。

今週は指標トレードが狙えそうなところは少ないですが、なんとか相場に方向性が出てくれることを願います。








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