MT4、EAの稼働と停止について

MT4、EAの稼働と停止について

当サイトの無料EAに限らず、自動売買EAの稼働方法は人それぞれで、週末持ち越す人もいれば、週末は手動決済してポジションを持ち越さない人もいると思います。

また、雇用統計やFOMCなどの重要な指標やイベントについても、事前にポートフォリオの全てのポジションを決済してMT4を止める人や逆にノンストップの人、または一部手動決済してポジションを軽くする人など、運用方法は千差万別で、どのような方法についてもメリットとデメリットがあります。

今回は、自動売買を行なっていく上において非常に悩ましい「1週間におけるスタートとストップをどうするか」と「重要指標やイベント時にどうするか」など、EAの稼働と停止について、私なりの考えをまとめてみました。

私の個人的な考えでして、必ずしもベストとは限りませんので、参考程度にしてください。

 1、なぜEAの稼働を止めるのか

無料EAダウンロード週末にEAを止める理由はリスク回避です。

どういうリスクを回避するのかというと、土日の2日間のマーケットが休みで売買ができない期間に、相場環境に影響を与えるような出来事やニュースが発表された場合は、月曜日からは流れがガラッと変わったり、また月曜日の朝に大きく窓を開けて始まるような場合があります。

仮にストップロスオーダーを入れてあっても、月曜日に大きく窓を開けて始まった場合は、ストップのはるか向こう側で損切りされることもあります。そのような場合は非常に大きなドローダウンにつながるので、そのリスクを回避するためにあらかじめ週末に全てのポジションを決済したり、保有ポジションを減らすなどすることはリスクの低減になります。

それに対して、経済指標などでEAを止める理由もリスクの回避と低減なのですが、少し事情が異なります。

通常EAの内部ロジックでは、なんらかのテクニカル指標を元にエントリーやイグジットなどのトレードに伴う判断をしています。ところが経済指標の発表時や大きなニュースが流れた時などは、その情報を元にチャートが大きく動く事があります。この動きはテクニカル指標を無視した大きなものになる事がしばしばあります。

そのような場合、すでにポジションがある場合は大きく逆行する事があるばかりか、その動きに騙されてエントリーしてしまうこともあり、特にトレンドフォロー系のEAにとってはドローダウンにつながる場合が多いように思います。

それらを回避する意味でも指標前にEAを止めたり、ロットを下げるのはリスクの回避や低減につながります。

以上のように、EAの稼働を止めるのはリスク回避のためであり、もう一歩踏み込んで考えるとEAを止めなかった場合より、止めた場合の方が利益につながると判断した場合に止めるという事だと思います。

 2、基本的な稼働スケジュール

私の場合ですが、現在のEAの稼働時間帯は基本的に以下のような感じです。

*今後は変わるかもしれませんが…

<現在のEAの稼働時間帯>

稼働開始火曜日 0時 〜 9時 の間
稼働停止(ポジション無)金曜日 8時 〜10時30分くらい
稼働停止(ポジション有)金曜日 10時 〜16時くらい

12時前後に手動決済することもあります。

その他止める経済指標等など雇用統計・FOMC・政策金利発表

VIXの値が大きくなっている時

(その他ヤバイと判断した時)

概ね上記のような感じですが、何が何でもルール厳守というような感じではなく、相場のムードを見ながら臨機応変に対応しています。(裏目にでることも多いですがww)

また、金曜日は出かける用事があったりするので早々にMT4を止める場合も多いです。


ポートフォリオEA稼働開始については、月曜日のロンドン時間以降にスタートさせる場合もたまにありますが、基本的には、日付が変わってから朝の9時頃まで相場を見ながらスタートさせています。

先週までの相場の流れやトレンドが土日を挟むことによって、通常時より流れが変わったりトレンド転換する可能性もあると思いますので、自動売買については基本的に月曜日は様子見することが多いです。

裁量トレードに関しては月曜日のロンドン以降から参戦することが多いのですが、EAの稼働はもう少し遅らせたほうがリスクが低くなるように感じます。

稼働停止については、金曜日の朝8時頃に保有ポジションがなければ、早めに自動売買を止めることが多いと思います。

保有ポジションがある場合は、EAのロジックによる決済を待ちますが、決済されない場合は手動決済します。時間的に余裕がある場合は、相場の状況から判断して裁量で有利な決済ポイントで決済するようにしますが、用事がある場合などは単純に出かける前に決済しています。

また、金曜日のロンドン時間以降は、その週の動きの戻りが入ることが結構多いように思うので、その点を意識しています。

これは月曜日から金曜日早朝までの値動きのパターンを見ているのですが、具体的に言うと、仮に週初めから一方的に下げ続けてきた場合などは、週またぎを嫌う人達の決済注文とショートポジションの利益確定の買い注文が多く入り、ちょっと大きめに値が戻ることもしばしばあります。

特に月曜から金曜までの値動きが、一方的で大きかった場合は、金曜日に起きる逆の値動きが大きくなる傾向にあるように思います。(個人的主観です)

仮に、上記のように月曜日から下げ続けて来た場合にショートポジションを保有している場合は値を戻す大きなリバに巻き込まれないように、金曜日の早い時間に手動決済することもあります。(裏目にでることもありますが……)

*裁量的な判断をする場合は、サポレジ(水平線)、トレンドライン、プライスアクション、たまにフィボナッチくらいを考慮することが多いです。

 3、イベントによりEAを止めるケース

経済指標については、その時々の状況によって変わる場合も多いのですが、基本的には以下の指標やイベントでは止めることがあります。

米国雇用統計

FOMC

・ベージュブック

・ECB(欧州中央銀行)政策金利発表

・ECB総裁の記者会見

・BOE(イギリス中央銀行)政策金利発表

・BOE総裁記者会見

・日銀金融政策会合

・日銀総裁会見

・その他取引に関係のある通貨の政策金利、中銀総裁の記者会見

・その他、相場に影響がありそうなイベント(選挙・会合など)

これらの指標時に、ノンストップで行くか、全ての自動売買を止めるか、関係のありそうな通貨ペアだけを止めるのか… また、ポジションがある場合は放置するか、全て手動決済するか、一部決済するか…

この辺りが人によって考え方が違うところだと思います。

当サイトのスキャルピング系の無料EAの場合、TP(テイクプロフィット値)とSL(ストップロス値)の値はEAやパラメーターによっても違いますが大雑把に言って、TP=15前後、SL=80前後と仮定するとTPに対してSLが5倍以上あります。

仮にその場合、5回TPになっていても一度のSLでマイナスになる場合があるということになります。

このようなEAのリスクリワードの特性上、多少の機会損失をしてでもリスクを避けた方が良いという考え方も成り立つのではないかと思います。

 4、手動決済する時の考え方

指標前などにポジションを手動決済するかどうかの判断を迫られたときに、私なりにいつも考えることがあります。

それは、現在の値位置とTPとSLの位置関係です。

仮に上記チャートのような状態だったとします。

丸で囲ったところでショートでエントリーして、現在は少し含み損を抱えた状態で重要指標が迫ってきていると仮定します。

指標で上に行くか下に行くかどうなるかは分かりませんので、それぞれ50%の確率で上か下に大きく動くと仮定した場合、有利な方向に動いた(下に飛んだ)場合の得られる利益は「A」に相当する部分になります。

逆に不利に動いた(上に飛んだ)場合の損失は「B」に相当する部分になります。

そう考えると、上記の場合は期待できる利益より損失の方が大きいので、この場合は指標で勝負をするのは少し不利ではないかと思います。

逆に、現在の値位置がもっと「SL」に近く、「B」よりも「A」の方が大きくなるような値位置の関係であれば、放置して指標勝負する価値はあるのではないかと思います。

すでに値位置的に「SL」まで20〜30pipsであれば、仮に不利な方向に動いても増加する損失は20〜30pips分ですが、有利な方向に動いた場合は、現在より60pips分ほどプラスになると考えられます。

簡単にまとめれば、私の場合は現在の値位置が「SL」に近ければ勝負、逆に「TP」側に近ければ手動決済というような感じで対応することが多いように思います。

ただ、指標であまり動かないことや無風のこともありますので、ポジションが大きい場合は判断に悩むことが多いです。

 5、VIX(恐怖指数)を考慮する

VIX-EAVIX(恐怖指数)という言葉を聞いたことがあるひとは多いと思います。これはボラティリティ・インデックス(Volatility Index)の略で、シカゴオプション取引所(CBOE)が、S&Pのボラティリティーを元に算出しています。この数値が大きいほど、市場参加者は将来の値動きに対して不透明感を持っていてデリケートな状態にあり、荒っぽい値動きになる可能性が高いと考えられています。

これはS&Pの値動きを元に算出していますが、S&P500(米国株)が動けば米ドルも影響を受けるため為替にも影響があると考えられているようです。

絶対とは言えないのですが、VIXと相場の荒れ方には相関関係があるように感じる事が多々あります。VIX値が高いときは、為替相場もボラティリティーが高く乱高下するようなこともあるように感じます。また逆に為替相場が荒れている時にはVIX値が高いこともよくあるように感じます。

当サイトの無料EA、特にスキャルピング系のものや、トレンドフォロー系のEAにとってはVIXの値が高い時のほうがドローダウンしやすいように感じます。

個人的には、VIXが高いほどEAの稼働は消極的に行なっていまして、18を上回ったあたりから少し注意して20を超えている場合の重要指標発表時などは、停止したりロットを下げたりなど消極的になる事が多いように思います。

VIX(恐怖指数)を単独で判断基準には使っていませんが、環境分析をする材料の一つにすると良いのではないかと思います。

 6、ノンストップはダメなのか?

MT4-EA

ここまでは私なりのやり方と考え方を書いてきました。

MT4による自動売買とうと「スイッチオンであとはほったらかしで、自動的に資金が増えていく…」的なイメージを持たれる方も多いかもしれません。

実際にそのような稼働方法で運用されている方も中にはいらっしゃると思います。

私の知り合いでも、週末、年末年始、雇用統計、FOMCなどであってもMT4を止めずにノンストップで運用している人がいます。(この人はちょっと極端な例かも…)

この人の考えでは、「バックテストはノンストップでの結果だから、バックテスト結果と同様のパフォーマンスを期待するのであれば、ノンストップの方が良い…」との考えだそうです。

今までの比較でいうとノンストップの場合は、調子が良いときはより良い結果が出て、調子が悪いときはより悪い結果になる傾向にあるように思います。

どちらが良いのかは、考え方にもよるのでなんとも言えませんが、ノンストップで稼働させる場合はドローダウンに見舞われる可能性は上がると考えられるので、ロットを掛けた運用ではリスクが大きくなる為ロットを抑え気味にする必要があるのではないかと思います。

このテーマは以前からよく問題になり、どちらにもメリットデメリットがあるように思いますが、私個人としては週末と相場が荒れそうなイベントなどはEAを止めるというスタイルで落ち着いています。

EAにロットを掛けつつドローダウンをなるべく小さくするには、現在のスタイルの方が長い目で見ると有利になるのではないかとの考えです。

しかし、現在の私の方法がベストというわけではなく、よりパフォーマンスに貢献する良い方法が他にもあると思いますので、今後もいろいろ試していきたいと思います。

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