先週は危険な経済イベントが多く無料EAの稼働時間が短かったこともありノーポジで終わりました…😅。 また、テスト的に運用しているBTCUSDを動かしていた場合は-20pipsくらいの微損になったと思います💦
近年のボラティリティ増大の影響だと思いますが、少しスプレッドが開く場面が多くなったこともあり、お問い合わせの多かった「KIWAMI極口座」に無料EAを対応させました✨
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先週は大荒れでした…😱😱
注目だったFOMCではノーサプライズだったものの、パウエル議長からは今までのようなタカ的な姿勢は見えず、雇用については「労働需給は緩和の可能性が高い…」など、ハト的とも取れるような発言があったことから、ドルは大きく売られました。
また、好調過ぎる米株式市場について、特に牽制や言及することが無かったことが意外でしたが、このこともハト的と取られた要因だったように思います。
今後については「データ次第…」と、無難にやりすごした感じだと思います。
そのデータですが、同日の「米・失業保険申請件数」では堅調な結果となり、大きくドルが買われる流れとなりました。
ECBのイベントでは、政策金利は予想通りの+0.25%でしたが、その後の記者会見でラガルド総裁は手のひらを返したようにハト発言を連発しました。
今までは「利上げ停止など議論すらしたことがない…」というような強気発言の目立つラガルド総裁でしたが、今回はというと…
「利上げ効果が強く影響、需要を減退…」、「データ次第で9月は利上げ停止もあり得る…」などと、まるで別人のようなハト発言に、ユーロは売られました。
タイミング的に「「米・失業保険申請件数」とのダブルパンチでユーロドルは一気に急落となりました…😱
そして、先週一番のサプライズだったのが日銀会合〜植田総裁の記者会見でした。
前日の夜中に日経のリーク記事が出て、2円くらいドル円が売られ、イベント前後では激しく乱高下するなどかなりのサプライズだったと思います…😱
長期金利の上限を1.0%として、実質0.5%を超えることを容認…、植田総裁は「金融引き締めではない…」と言っていますが、これは正に「金融引き締め」であり「利上げ」になると思われます。
日銀展望レポートの2024年度2025年度の物価見通しを見ても、なぜ今利上げしなければいけないのか……私レベルの頭ではなかなか合理的な説明ができません…🤔
先週の出来事を簡単にまとめてみました。
経済指標(イベント) | 結果 | 一言 |
7月24日(月曜日) | ||
欧・製造業 サービス業PMI 速報値 | 製造 42.7
サー 51.1 |
|
7月27日(木曜日) | ||
米・FOMC、政策金利
パウエル議長記者会見 |
+0.25%
ハト化 |
|
欧・ECB欧州中央銀行 政策金利
ラガルド総裁 記者会見 |
+0.25%
ハト化 |
|
米・四半期GDP
失業保険申請件数 |
2.4%
22.1万件 |
|
7月28日(金曜日) | ||
日銀金融政策決定会合 政策金利
植田総裁 記者会見 |
YCC変動幅拡大
+0.5 (+1.0%まで) |
|
今週の注目点
今週は、「欧・HICP」、「米国雇用統計」、「ISM製造業・サービス業」、中央銀行絡みでは「英中銀(BOE)政策金利」、「豪中銀(RBA)政策金利発表」…と、注目度の高い指標やイベントが多く、それなりに気を使う週だと思います💦
また、主要各国共の金融政策に変更の兆しが見え隠れしている状況で、市場のセンチメントはデリケートになっている可能性があり、ちょっとしたことで大きく反応する可能性が普段より高くなるような気がします。
今週の無料EA運用スタンス
先週は木曜日以降大きく動いたので、今週のスタートは慎重に少し遅らせ気味に行こうと思います。
また、火曜日の「豪・豪中銀(RBA)政策金利」と、木曜日の「英・英中銀(BOE)政策金利」については、事前に対象通貨ペアのEAは一旦止めたほうが無難かもしれません🤔
注目の経済指標とイベント
その他、重要そうな指標やイベントをまとめました。
*日時はJST(日本時間)です。
今週の経済指標とイベント | ||||
日付 | 時間 | 経済指標(イベント) | 通貨ペア | 重要度 |
---|---|---|---|---|
月曜日 | ||||
7月31日 | 18:00 | 欧・消費者物価指数HICP、四半期GDP 速報値 | EUR | 大 |
火曜日 | ||||
8月1日 | 13:30 | 豪・RBA豪中央銀行 政策金利 | AUD | 大 |
23:00 | 米・ISM製造業景況指数 | USD | 大 | |
水曜日 | ||||
8月2日 | 08:50 | 日・日銀金融政策決定会合 議事要旨 | JPY | 中 |
21:15 | 米・ADP雇用統計 | USD | 中 | |
木曜日 | ||||
8月3日 | 20:00 | 英・BOE英中央銀行 政策金利 | GBP | 大 |
20:30 | 英・BOEベイリー総裁 記者会見 | GBP | 大 | |
21:30 | 米・失業保険申請件数 | USD | 大 | |
23:00 | 米・ISM非製造業景況指数 | USD | 大 | |
金曜日 | ||||
8月4日 | 21:30 | 加・雇用関連指標 | CAD | 大 |
21:30 | 米・雇用統計 | USD | 大 |
順に見ていくと…
7月31日(月曜日)
18時「欧・消費者物価指数HICP、四半期GDP 速報値」
特に注目されそうなのはHICPで、前回のコアHICP改定値では上方修正されユーロが反応したので、今回も注目されているように思います。
8月1日(火曜日)
13時30分「豪・RBA豪中央銀行 政策金利」
7月は一旦利上げ停止したRBAでしたが、先週のCPIでは総合コア共に失速しており、利上げ再開をするのかが微妙だと思います。
市場の予想は+0.25%がメインのようですが、そこそこ割れていると思うので多少動くかもしれません。
23時「米・ISM製造業景況指数」
8ヶ月連続で50を割り込んでいるISM製造業ですが、更に悪化するようだとドル売りの要因になる可能性があります。
またISMの小項目では雇用関連のネガティブな記述には反応するかもしれないので一応注目しています。
8月2日(水曜日)
8時50分「日・日銀金融政策決定会合 議事要旨」
先週ビッグサプライズで大荒れだった日銀イベントですが、実質の金融引き締めと植田総裁の会見でモヤモヤを感じている人もいると思うので、内容によっては動くかもしれません。
21時15分「米・ADP雇用統計」
金曜日に雇用統計があり、先行指標として動くこともあるので一応注目しています。(スルーのことも多いですが…💦)
8月3日(木曜日)
20時に「英・BOE英中央銀行 政策金利」
20時30分「英・BOEベイリー総裁 記者会見」
前回はコアCPIの伸びで+0.5%と大幅な利上げを行ったBOEでしたが、今回は足元の経済指標は非常に弱くなっており、市場予想では+0.25%の利上げとなっています。
万一ですが、予想と結果が違った場合は結構大きく動くような気がします。
また、ベイリー総裁の記者会見ではハト発言が目立つようだとポンドは更に売られやすくなるかもしれません。
21時30分「米・失業保険申請件数」
雇用統計直前だけに目立った変化があれば反応するかもしれません。
23時「米・ISM非製造業景況指数」
前回は製造業と違って好調だったものの、先週のPMIサービス業では減速してきているので、ISM非製造業も減速する可能性があり一応注目しています。
8月4日(金曜日)
21時30分「加・雇用関連指標」・「米国雇用統計」
EAは止めて指標トレード狙いです。
どうせならガッツリ動いてほしいところです…😅
今週から8月に入り、欧米では夏休みの期間に入るので、今後は市場参加者の減少があるかもしれません。
引き続き無理せず慎重に行きましょう👍