*記載のデータを一部新らしいものに更新しました(2018年7月10日)
先日チラッと予告いたしました新しいMT4の無料スキャルピングEAを公開しました。
この無料EAの名前は「Scal-9」で、通貨ペアはポンドル(GBPUSD)でタイムフレームはM5です。
スキャルピングEAでポンドのペアは、なかなか納得できるパフォーマンスのものができずに少し苦戦しているのですが、そんな中で今回の「Scal-9」についてはある程度は期待できるような無料EAに仕上がったのではないかと思います。
スキャルピングEAは一般的に「コツコツドカン」と言われることもありますが、ポンドの場合は特にこの「ドカン」(ドローダウン)に会う確率とを下げるのが難しいというのが実感です。
ポンドのスキャルピングEAは、この「騙し」に会う確率をいかに下げるかがテーマです。
フォワードデータ、バックテストデータなどそれぞれのページで見れますが、このページでは少し細かく見ていこうと思います。
<フォワードデータ>
*2016年1月からのフォワードテスト
*2018年6月30日にデータ更新しました。
<バックテストデータ>
まず、フォワードテストの状況から見ますと勝率は高いのですが、取引回数は少なめです。1回フルポジSLになっていますが、これが一発での負けの最大値です。
*0.1ロット換算で約34,290円くらい(レートによる)
このEAは他のEAと同様、パラメーターで調整可能ですが、最大で3つ同時にポジションを持ちます。また今の所は TPは21pips、SLは125pipsに設定してあります。
ややSLが深いので、万一SLに刺さった場合を考えてロット設定には注意してください。
バックテストデータのほうはフォワードと随分違った感じになっていますが、これの一番の原因は稼働時間にあると考えられます。
フォワードテストのリアル口座のMT4稼働時間は、だいたいですが….
日本時間火曜日の「0時」〜「8時」くらいの間に稼働スタートさせて
金曜日の「10時」〜「15時」くらいの間でMT4を止めています。
週末はポジションを持ち越しません。
また、雇用統計とFOMC、年末年始とお盆周辺は自動売買(MT4)を止めております。
以下にバックテストとフォワードテストのデータをまとめていますが、比較すると取引回数は減りますが、運用時間を限定する方法の効果は高いように思います。
他の無料EAについても言えるのですが、これらの関係でフォワードテストとバックテストは違った感じになっています。
そのバックテストのデータですが、期間は8年と9ヶ月、0.1ロット固定でのデータです。
| プロフィットファクター | 1.66 |
| 勝率 | 89.71% |
| 純利益 | 413,995円 |
| 最大ドローダウン | 108,781円 |
| 取引回数 | 544回 |
ちょっと微妙かもしれませんが…
次にフォワードテスト(2年6ヶ月)のデータです。
*0.1ロット換算データ
| プロフィットファクター | 2.67 |
| 勝率 | 89% |
| 純利益 | 76,680円 |
| 最大ドローダウン | 34,290円 |
| 取引回数 | 77回 |
まず一番見て欲しいところは、フォワードテストの最大ドローダウンのところです。
0.1ロットで稼働させた時に3ポジション全部SLにかかった時の負けがこのくらいです。
0.05ロットであれば 17,100円ほど、0.01ロットであれば 3,430円ほどが一発の負けでの最大となります。
他のEAでも言えることですが、自分の運用資金に対してどれだけの負けを許容するかを考えてロットを決めてください。
*他に稼働させるMT4_EAとの兼ね合いもあると思いますので、小さめのロットからスタートして、徐々に調整していくと良いように思います。(月に1度とかのペースで見直しなど…)
Scal-1のポンドルと被らないのか?
GBPUSDの無料スキャルピングEAで、ポートフォリオで既に稼働中の「Scal-1」とはポジションが被らないのか、ポートフォリオとして有効に機能するのか…..ここらへんが気になる人もいると思います。
フォワードの結果で2つのEAを比較したものが以下です。
*2018年6月30日までのデータ
このフォワード結果で青のラインが「Scal-9」で赤のラインが「Scal-1」のポンドルです。
見た感じ相関関係はあまり強いようには見えず、同時に稼働させても問題ないと思います。
2つのポンドドルのEAのフォワードテストの合計でのデータが以下です。
*2018年6月30日までのデータ
若干伸び悩む時期もありますが、まずまずの結果ではないでしょうか。
ただ、相場が典型的な値動きをした場合は両EAともポジションを取りますので、やはり最悪の事を考えると、ロットは余り無理をしない方が良いのではないかと思います。
既にダウンロード可能になっていますので、興味のある利用者の方はダウンロードリンクをご確認ください。
*一部記載データの誤りを修正しました。(10月18日)










