先週は米朝首脳会談が物別れになるなどイロイロありましたが、自動売買はまぁまぁ良い結果を残すことができました。
今週は主要国中銀の金融政策発表が多く予定されているのと、ベージュブック、米国雇用統計、個人的にはカナダの雇用関係の指標に注目しています。
あと火曜日から中国の全国人民代表大会(通称全人代)が開かれます。期間は10日くらいだと思われます。普通 中国の指標では、稀に豪ドルが反応する程度だと思いますが、今回はいろんな問題が煮詰まってきている事や中国自体の先行きが不透明なことも重なって、内容や発表によってはアジア圏の株や中国と貿易高の大きい国の株や為替に影響がでる可能性も否定できないので注意しています。
また、従来からのブレクジット問題、米中貿易問題、EU自動車関税問題、メキシコ壁問題、北朝鮮問題….と、破壊力のある問題が残っていますので、頭の痛い状況に変わりありません。
一応、重要そうな指標とイベントをまとめて見ましたので、よろしければ参考までに…
*日時はJST(日本時間)です。
| 今週の経済指標とイベント | ||||
| 日付 | 時間 | 経済指標(イベント) | 通貨ペア | 重要度 |
|---|---|---|---|---|
| 火曜日 | ||||
| 3月5日 | ー | 中・全人代開幕 | CHN | ー |
| 12:30 | 豪・豪準備銀行(RBA) 政策金利 | AUD | 大 | |
| 22:30 | 米・新築住宅販売件数 | USD | 大 | |
| 24:00 | 米・ISM非製造業景況 | USD | 大 | |
| 水曜日 | ||||
| 3月6日 | 22:15 | 米・ADP民間雇用 | USD | 大 |
| 22:30 | 米・12月貿易収支 | USD | 中 | |
| 24:00 | 加・加中銀(BOC) 政策金利 | CAD | 大 | |
| 24:30 | 米・EIA石油在庫統計 | USD&CAD | 大 | |
| 木曜日 | ||||
| 3月7日 | 04:00 | 米・FRBベージュブック | USD | 大 |
| 15:45 | スイス・失業率 | CHF | 大 | |
| 21:45 | 欧・欧州中銀(ECB) 政策金利 | EUR | 大 | |
| 22:30 | 欧・ドラギECB総裁 記者会見 | EUR | 大 | |
| 金曜日 | ||||
| 3月8日 | 未定 | 中・貿易収支(人民元&米ドル) | CNH&AUD | 大 |
| 15:15 | 日・日経225先物 SQ | JPY | 中 | |
| 22:30 | 加・雇用者数変化、失業率、労働参加率 | CAD | 大 | |
| 22:30 | 米・非農業部門雇用者数、失業率、賃金上昇率 | USD | 大 | |
順に重要層なものを拾っていくと…
上でも書きましたが、3月5日から全国人民代表大会(通称全人代)が開催されます。
同日12時30分には「豪・豪準備銀行(RBA) 政策金利」があります。豪ドルを触っている人は要注意だと思います。
3月6日22時30分には「米・12月貿易収支」があります。この指標でチャートが動くかは別として、米中貿易問題やEUの自動車関税問題もありますので注意しておいた方がいいかもしれません。
24時には「加・加中銀(BOC) 政策金利」があります。先週はカナダのGDPでの指標トレードで、久しぶりにガッツリ取れたので、今週もちょっと期待しています。
3月7日早朝4時には米地区連銀経済報告、いわゆる「ベージュブック」が公開されます。ベージュブックは次回のFOMCの議論の元になりますので重要なのですが、今のところは利上げについては消極的なムードに包まれているように思いますが、かといって利下げするとも思えないのでスルーかもしれません。
ただ、個人的にはベージュブックで爆死した苦い経験があるのと、潜在的な破壊力のあるイベントでもありますので警戒しています。
そして21時45分「欧・欧州中銀(ECB) 政策金利」
22時30分「欧・ドラギECB総裁 記者会見」と続きます。
今週の各国中銀の政策金利はいずれも据え置き予想となっていますが、ドラギ会見は要注意かもしれません。個人的には黒田総裁を見習って のらりくらり…と無難にやってほしいと思います。
3月8日は、日経先物などのSQなので、一応気にしておいた方が良いと思います。
そして今週のラスボス、「加・雇用者数変化、失業率、労働参加率」と「米・非農業部門雇用者数、失業率、賃金上昇率」です。
EAをノンストップで稼働させている人以外は、時間的には自動売買でのMT4は止めてしまっている人も多いと思いますので、あまりり関係がないかもしれませんが、指標トレードをやる人にとっては勝負所の一つだと思います。
最近は米国雇用統計が以前ほど盛り上がらないことが多いのですが、カナダは期待に応えてくれることが多いように思いますので期待しています。
先週に続き、今週も無料EAには頑張ってもらいたいと思います。




