無料EA-自動売買リアル戦記

今週の経済指標(20211025)


先週は主要通貨では方向性がはっきりせずに無料EAのエントリーは非常に少なくマイナスで終わりました。

なかなかEAが狙っているようなトレンド相場にはならず難しい相場が続いています。

米国株については、長期金利が上昇傾向なので手放しで喜べませんが、S&P500とダウは概ね急落前の水準まで戻しており、一時期よりも随分良いムードになったように思います。

なんとか、主要通貨ペアでも良い流れが始まってほしいものです。

今週は、「加・カナダ中銀(BOC) 政策金利〜マックレムBOC総裁 記者会見」、「欧・欧州中央銀行(ECB) 政策金利〜ラガルドECB総裁 記者会見」他、中銀絡みの重要イベントが多くあります。

注目度は別として、「日銀金融政策決定会合、日銀展望レポート〜黒田日銀総裁 記者会見」もあります。

週末にはG20が開かれる予定ですが、岸田首相は衆議院選挙のため今回は欠席です。

日銀イベントより選挙のほうが注目されるかもしれませんw

10月最終週ということもあり経済指標の発表が多く、アメリカ・EU圏・カナダのGDP速報値の発表など重要指標もありEAにとっては非常にやりにくい一週間になります。

一応、ECBのイベントの前には一旦EAの稼働を止める予定です。

ポートフォリオ全て止めるか、ユーロ絡みだけを止めるかはその時の状況を見て考えようと思いますが、最近はEAにとって良い相場ではないので無理せずに行こうと思います。

その他注目されそうな経済指標をまとめました。

*日時はJST(日本時間)です。

今週の経済指標とイベント
日付 時間 経済指標(イベント) 通貨ペア 重要度
火曜日
10月26日 23:00 米・新築住宅販売件数 USD
水曜日
10月27日 21:30 米・耐久財受注 USD
23:00 加・カナダ中銀(BOC) 政策金利 CAD
24:15 加・マックレムBOC総裁 記者会見 CAD
木曜日
10月28 未定 日・日銀金融政策決定会合、日銀展望レポート JPY
15:30 日・黒田日銀総裁 記者会見 JPY
16:55 独・失業者数 EUR
20:45 欧・欧州中央銀行(ECB) 政策金利 EUR
21:00 独・消費者物価指数CPI 速報値 EUR
21:30 欧・ラガルドECB総裁 記者会見 EUR
21:30 米・GDP 速報値、GDP価格指数、新規失業保険申請件数 USD
金曜日
10月29日 14:30 仏・GDP 速報値 EUR
17:00 独・GDP 速報値 EUR
18:00 欧・消費者物価指数HICP 速報値、EU圏GDP 速報値 EUR
21:30 加・月次GDP CAD
21:30 米・個人消費支出PCE、個人所得 USD

順に見ていくと…

10月26日火曜日

「米・新築住宅販売件数」があります。

注目度自体は微妙かもしれませんが、一応数字の推移だけは見ています。

前回74万戸で予想が76万戸となっています。

アメリカってこんなに住宅が売れるのか…と思う方もいると思いますが、この数字は年次換算値でして、集計された月次データーを12倍しているようです。(…たぶんw)

10月27日水曜日

21時30分のは「米・耐久財受注」があります。

今週の指標の中ではあまり目立ちませんが、予想値と乖離があった場合は多少動く可能性もあると思います。

23時に「加・カナダ中銀(BOC) 政策金利」、24時15分ころに「加・マックレムBOC総裁 記者会見」が予定されています。

政策金利自体は0.25%で据え置きの予想となっていますが、指標感度の良いカナダドルなので要注意です。

逆に、指標トレードを狙う人は期待できるかもしれません。

10月28日木曜日

時間は未定ですが、おそらくお昼前後に「日・日銀金融政策決定会合、日銀展望レポート」が発表され、15時30分に日銀黒田総裁の記者会見が予定されています。

日銀の金融政策会合ではあまり反応することは無くなってきましたが、今回は年4回発表される「日銀展望レポート」が同時公開されるので少しくらいは動くかもしれません。

16時55分には「独・失業者数」などの雇用関連指標が発表されます。

EU圏でもFRB同様にインフレと雇用は非常に注目度が高く、ECBイベントの直前だけにいろんな思惑で反応する可能性もあり注意しています。

EAを止める場合は「独・失業者数」の前に止めたほうが安全かもしれません。

20時45分からは「欧・欧州中央銀行(ECB) 政策金利」、21時「独・消費者物価指数CPI 速報値」、21時30分「欧・ラガルドECB総裁 記者会見」と、小一時間の間に非常に注目度の高いイベントが集中しており、些細なことでも値が反応しやすくなりかねないので要注意です。

また、21時30分に「米・GDP 速報値」が発表されます。

前回が6.7%で今回の事前予想が2.6%と差が大きく、仮に予想通りでも多少反応しそうな気もします。

まぁ、20時45分からの小一時間はデリケートゾーンなので注意しています。

10月29日金曜日

14時30分から「仏・GDP 速報値」に始まり、EU圏でのGDPの発表が続きます。

目立ったところでは17時にドイツ、18時にはEU圏全体のGDP速報値が発表されます。

特に18時はユーロ圏GDP速報値に加え「消費者物価指数HICP 速報値」も同時公開されるため、より注意が必要です。

そして

21時30分には「加・月次GDP」が発表されます。

大きく反応する可能性もありますので注意が必要ですが、個人的には指標トレードのお楽しみポイントの一つです。

同時に「米・個人消費支出PCE、個人所得」も発表されますので、米ドルとカナダドルの動きには注目します。

今週は10月最終週となるので無料EAには頑張ってもらいたいのですが焦りは禁物です。

無理をせずに行くなら、今週の無料EAの稼働は木曜日のECBのイベント前までとしても良いかもしれません。

今週はこんな感じで終わりです。








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