【無料EA】「Scal-3」EURUSDのパラメーターを更新


今回は「Scal-3」EURUSDのパラメーターをアップデートしました。

「Scal-3」シリーズは相場状況により複数のパラメーター値を使い分けられるように設計してあり、最適化の自由度が高いようになっています。

利用者の好みに合わせて、EAの性格を変えることができるというメリットはありますが、反面設定項目が多く最適化に時間がかかるというデメリットもあります。

今回は、少しだけ最大ドローダウンに重点を置いて純利益の最大化とのバランスを取りました。

今回は他と同様に、FXDDのヒストリカルデータを使い最近のデータを含めてゼロから最適化をやり直しました。

バックテストデータでは直近の難しい相場でのドローダウンを抑えて、パフォーマンスの向上が出来ているので、実稼働でも期待できるのではないかと思います。

また、最大ドローダウンが小さくなりトータルでの収益グラフが滑らかになったので、初心者の方にもおすすめしやすいと思います。

無理なロットはおすすめしませんが、運用資金がある程度以上あるベテランなら多少のロット勝負もしやすいかもしれません。

利用されている人は是非チェックしてみてください。

新しいパラメーターファイルは既にダウンロード可能になっていますので、興味のある人はテストしてみてください。

今回アップデートしたダウンロードリンク内の新しいファイル名は…

  • 「Scal-3-EURUSD-M5-Long-202202.set」 
  • 「Scal-3-EURUSD-M5-Short-202202.set」 

の2点です。

  • 安全のため、売買ロットの初期設定は固定ロットで「0.01ロット」に設定してありますので、利用する場合は運用資金に応じて変更してください。
  • マジックナンバーについても他のEAとの重複がないか必ず確認ください。
  • また、可変ロット(MM)を利用する場合は、バックテストで口座資金とロットの関係をご確認ください。
EA本体やパラメーターのダウンロードリンクを紛失した方は、お問い合わせから無料EAを申請したときのMT4口座IDを添えてお気軽にお問い合わせください。

新旧パラメーターによるバックテストの比較

新旧のパラメーターによるバックテストの結果を比較してみました。

バックテストは新旧どちらもFXDDのヒストリカルデータを使い、期間は2013年1月〜2021年12月までの約9年間、いつも通り100万円スタートの0.1固定ロット、スプレッドは少し厳しめで、EURUSD 2.1pips で最適化しました。

*バックテストデーターはクリックで拡大できます。

Scal-3_EURUSD_Long

新パラメータ

S3-EU-L-NEW

旧パラメータ

S3-EU-L-OLD

<Scal-3_EURUSD_Long>

Longのみ 新パラメータ 旧パラメータ
純利益 467,936 円 23,863 円
プロフィットファクター 2.38 1.10
最大ドローダウン 53,709 円 71,401 円
最大ドローダウン(%) 3.57 % 6.79 %
勝率 83.48 % 85.41 %
取引回数 690 回 370 回

Scal-3_EURUSD_Short

新パラメータ

S3-EU-S-NEW

旧パラメータ

S3-EU-S-OLD

<Scal-3_EURUSD_Short>

Shortのみ 新パラメータ 旧パラメータ
純利益 810,575 円 478,984 円
プロフィットファクター 1.64 1.39
最大ドローダウン 120,099 円 188,475 円
最大ドローダウン(%) 7.11 % 11.78 %
勝率 90.30 % 88.11 %
取引回数 1588 回 1312 回

新旧比較、ロング+ショートの合成データ

ReportManagerを使ってロングとショートのバックテストデータを合成したものです。

*詳細はReportManagerについてをご確認ください。

Scal-3_EURUSD_Long+Short

新パラメータL+S

S3-EU-LS-NEW

旧パラメータL+S

S3-EU-LS-OLD

<Scal-3_EURUSD_Long+Short>

Long+Short 新パラメータ 旧パラメータ
純利益 1,278,511 円 502,849 円
プロフィットファクター 1.80 1.34
最大ドローダウン 106,595 円 180,982 円
最大ドローダウン(%) 5.18 % 10.97 %
勝率 88.23 % 87.51 %
取引回数 2278 回 1682 回

まとめ

冒頭でも書きましたが「Scal-3」はパラメーター次第で、パフォーマンス重視タイプや低ドローダウンタイプに調整しやすいので、興味のある方は最適化にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

もっと違った設定にしたり、他の通貨ペアでの利用できる可能性もあり、ある程度自由度のあるEAだと思います。

今回のアップデートでは、直近の不調期間のパフォーマンス改善と最大ドローダウンを良い感じでバランスが取れたのではないかと思います。

控えめのロットでMT4に加えておくと、ポートフォリオ全体が安定するのではないかと期待しています。

参考までに、バックテスト結果から想定される 0.1ロット で稼働させた場合の最大ドローダウンは 106,595円0.01ロットの場合は10,600円ほどになります

売買ロットの参考にしてみてください。

<注意> パラメーターを変更する場合は、売買ロットの設定とマジックナンバーの重複には十分に気をつけてください。

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