今週の経済指標(20220328)


先週はユーロドルは上がったり下がったりのレンジ相場となりましたが、ポンドドルでは火曜日から水曜日にかけて大きく上昇する場面があり、うまくその流れに乗れました。

特に、円に関しては週初から金曜日の早朝まで激しく売られ続けまして、ドル円は一時122円中盤まで上昇しました。

このような動きはトレンドフォローの無料EAには嬉しいボーナスタイムのようなもので、先週は大きく利益を伸ばすことが出来ました。

ただ、最近のパラメーターのアップデートにより、少しリスクを抑える方向にパラメーターを変更したため、決済が早く利益を逃したトレードがいくつかありました。

とはいえ、今のところ新しいパラメーターはうまく機能しているようで一安心です。

良かった点としては、ドル円が一方的に上がり続けた中で、金曜日のリバウンドを警戒して早めにEAを止めたことによりストレスの小さい運用ができました。

これは、「EAの稼働と停止」の記事の中でも触れている「注意すべき金曜日の値動き」と酷似した事例だったので、同じように早くEAを止めた人も多かったのではないでしょうか。

先週のS&P500は前週からさらに値を伸ばして引けましたが、日足でちょうど100MA付近に来ており、以前のサポレジ転換した付近でもあるので、今週はこのままMAを上にブチ抜くのか、頭を抑えられるのか注目されます。

株が大きく動けば為替相場にも影響が及びますので注目しています。

また、ここ最近の円売りに関しては、今までの常識が通用しなくなったように思います。

ちょっと前までは「有事の円買い」などと言われましたが、今回のウクライナ問題以降は逆となっています。

バブル崩壊以降の日本の相対的な国力は低下する一方であってもJPYは一定の地位があったように思いますが、ひょっとしてこれは大きな流れが変わった瞬間なのかもしれません。

あと、今週からユーロ圏とイギリスでサマータイムになりますので、経済指標等の時間がいつもと1時間変わりますのでご注意ください。

たしか、サマータイムは中止になったはずでしたが今年は行われるようです。

状況はあまり変わっていない

今の所ウクライナ情勢では特別大きなニュースはなく、マーケットに慣れが出てきているようで、少々のことで相場は反応しにくくなっているように感じます。

しかし、大きく情勢が動いた場合などはガツンと動く可能性は高いので、一応警戒はしておいたほうが良いと思います。

また、今週は値を戻してきた株式市場(SP500)などで、節目に差し掛かっているものもあることから、為替への影響が気になります。

今週の無料EA運用スタンス

金曜日に米国雇用統計があるものの、その他は特別目立ったものはないので、勝ち負けは別に比較的やりやすいように思います。

先週は大きく勝てたと思いますが、勝った後はトレードが雑になりやすいので、引き続き慎重に行こうと思います。

特に、無理なロットに上げたりしないように注意しましょう。

勝つことあれば、負けることもあります。

注目の経済指標とイベント

今週重要なものは少なめですが、一応経済指標をまとめておきます。

*日時はJST(日本時間)です。

今週の経済指標とイベント
日付 時間 経済指標(イベント) 通貨ペア 重要度
火曜日
3月29日 08:30 日・失業率、有効求人倍率 JPY
水曜日
3月30日 21:00 独・消費者物価指数 CPI 速報値 EUR
21:30 米・四半期GDP 確定値 USD
木曜日
3月31日 15:00 英・四半期GDP 改定値 GBP
21:30 加・月次GDP CAD
21:30 米・個人消費支出PCE、個人所得 USD
金曜日
4月1日 08:50 日・日銀短観(製造業業況・先行き) JPY
17:00 欧・製造業&サービス業PMI 速報値 EUR
18:00 欧・消費者物価指数HICP 速報値 EUR
21:30 米・非農業部門雇用者数、失業率、賃金上昇率 USD
22:45 米・製造業&サービス業PMI 速報値 USD

順に見ていくと…

3月29日(火曜日)

8時30分に「日・失業率、有効求人倍率」の発表があります。

相場への影響は小さいと思いますが、日本人の端くれとして気になる指標ではあります。

3月30日(水曜日)

21時に「独・消費者物価指数 CPI 速報値」があります。

EU中心国のCPIなので一応は注目しています。

21時30分には「米・四半期GDP 確定値」があります。

米国のGDPとはいえ「確定値」なので、改定値から大きく数字が変わらなければ動きにくいように思います。

3月31日(木曜日)

15時に「英・四半期GDP 改定値」があります。

改定値なので、速報値からおおきく変わらなければ動きにくいようにも思いますが、ポンドなので一応気にしています。

21時30分には「加・月次GDP」があります。

指標感度の高いカナダドルなので一応注目しています。バ〜ンと動いた場合は指標トレード狙っていきます。

そして同時刻に「米・個人消費支出PCE、個人所得」があります。

やっと出てきた数少ない重要指標の一つですw

4月1日(金曜日)

8時50分に「日・日銀短観(製造業業況・先行き)」が発表されます。

万一、株価が反応すれば円相場にも影響する可能性があるので一応注目しています。

17時にはMarkit社の「欧・製造業&サービス業PMI 速報値」があります。

この日は多くの国のPMIが発表されますが、一応ユーロ圏とアメリカは注目しています。

18時には「欧・消費者物価指数HICP 速報値」が発表されます。

雇用統計前ということもありますが、遅くともこの頃までにはEAは止めておいたほうが無難だと思います。

そして21時30分、一応メインイベントの「米・非農業部門雇用者数、失業率、賃金上昇率」通称米国雇用統計があります。

今回は賃金上昇率(前年比)が、消費者物価指数(前年比)に対してどれくらいになるかで市場の受け止め方が随分変わるのではないかと思います。

一応、指標トレードも狙っているのでガツンと動いてほしいところです。

22時45分に「米・製造業&サービス業PMI 速報値」、23時にISM製造業景況指数で今週も終わりです。

心配してもしょうがないかもしれませんが、今週も予定されている指標だけでなくニュースのほうも気になるところですが……

先週に続き、無料EAには今週も頑張ってもらいたいと思います。








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