今週の経済指標(20220926)


先週は、木曜日にFOMC〜パウエル議長記者会見、日銀金融政策発表〜黒田総裁記者会見、イングランド銀行政策金利が予定されていたことに加えて、夕方に日銀が24年ぶりの為替介入がありました。

ドル円は5円を超える大暴落となり、そこからは3円くらい戻すという非常に荒い値動きとなったこともありEAの稼働時間は少なめとなり、結果的には50pips程度の微益で終わりました。

最近、利用者さんから経済指標やイベントは「EAを止めないほうがパフォーマンスが良い…」との報告をよくもらいます。

このあたりの考え方は人によって違うので自分にあった運用方法で良いと思います。

確かに、指標や週末などでEAを止めずに運用したほうがパフォーマンスが良い場合が多いと思いますが、利益が大きくなる一方で、大きめのドローダウンに遭遇する確率も上がります。

EAをノンストップ気味で稼働させる場合はロットは小さめで運用する必要がり、逆にロットを掛けて運用したい場合は、重要指標や週初週末など大きなドローダウンに繋がる可能性が上がるところでEAを止めるほうが、破綻リスクを下げることができるのではないかと思います。

私自身は、ロットを掛けているので大きな指標や週末はEAを止めるというスタイルで運用していますが……ロットを少し落として週末だけ止めるというスタイルとどちらが良いかは微妙で、長い目で見れば好みの問題かもしれません。

先週はFRB・BOE・日銀のイベント+為替介入などにより、ドルは更に買われポンドは急落、円は超絶乱高下😱😱…と、主要通貨ペアはどれも大きく動いたので、今週も不安定でデリケートな状態が続いている可能性があります。

無料EAに関しては、引き続き慎重に行こうと思います。

経済指標ではないのですが、今週は何度かパウエルFRB議長とラガルドECB総裁のスピーチが予定されているので一応注意しておいたほうがイイかもしれません。

今週の注目点

今週は金曜日の「米・個人消費支出PCE、PCEコア、個人所得」、「欧・消費者物価指数HICP 速報値」あたりの注目度が高いと思いますが、金曜日の夜なので無料EAの運用面では影響は小さいように思います。

先週大きく相場が動いたことから、押しや戻りが入る場合の値幅が大きくなる可能性があり、ニュースなどにも反応しやすくなる可能性があります。

逆に、指標トレードを狙えるところは多いかもしれません👍

今週の無料EA運用スタンス

週中で事前にEAを止めるほどの経済指標やイベントは予定されていませんが、相場はデリケートな状態にあるかもしれないので一応注意しています。

また、先週為替介入があったドル円ですが、日銀の介入は146円の少し手前(145.9円あたり)だったので、円安が再燃して日銀の防衛ラインを試しに行きそうな場合は要注意です。

仮に145円を超えてきた場合は、ドル円のEAは止めることを検討したほうがいいかもしれません。

注目の経済指標とイベント

その他、重要そうなものをまとめておきます。

*日時はJST(日本時間)です。

今週の経済指標とイベント
日付 時間 経済指標(イベント) 通貨ペア 重要度
火曜日
9月27日 20:30 米・パウエルFRB議長 発言 USD
21:30 米・耐久財受注 USD
23:00 米・新築住宅販売件数、CB消費者信頼感指数 USD
水曜日
9月28日 08:50 日・日銀政策会合議事録 JPY
16:15 欧・ラガルドECB総裁 発言 EUR
23:15 米・パウエルFRB議長 発言 USD
木曜日
9月29日 21:00 独・消費者物価指数CPI 速報値 EUR
21:30 加・月次GDP CAD
21:30 米・GDP 確定値、新規失業保険申請件数 USD
金曜日
9月30日 08:30 日・雇用関連指標 JPY
08:50 日・鉱工業生産 速報値 JPY
15:00 英・四半期GDP 改定値 GBP
18:00 欧・消費者物価指数HICP 速報値 EUR
21:30 米・個人消費支出PCE、PCEコア、個人所得 USD

順に見ていくと…

9月27日(火曜日)

21時30分に「米・耐久財受注」があります。

米国株はSP500、ダウ、ナスダック共に6月のボトムを試しに来ているので注目度は高いように思います。

米国株が動けばドル相場にも影響があるので、一応注意しています。

S&P500

23時には「米・新築住宅販売件数、CB消費者信頼感指数」があります。

住関連指標は景気の先行指標とも言われることがあり、予想値とブレが大きいと反応するかもしれません。

ちなみに前回511K、事前予想は500Kとなっています。

また、この1時間前(22時)に「米・ケースシラー住宅価格指数」の発表がありますが、こちらを注目している人もいます。

9月28日(水曜日)

8時50分に「日・日銀政策会合議事録」が公開されます。

普段であればあまり動かない…という印象がありますが、先週の為替介入の件もあるので注目されているような気もします。

16時15分にラガルドECB総裁、23時15分にパウエルFRB議長の発言が予定されています。

どちらもさじ加減ひとつで数万人規模のトレーダーを焼き払うことができるラスボス級なので一応注意しています。

9月29日(木曜日)

21時には「独・消費者物価指数CPI 速報値」があります。

EUの主要国ドイツのCPIなので、予想値とブレがあった場合は意外と反応するかもしれません。

ちなみに前月比の前回値が0.3%、事前予想が1.1%となっています。

21時30分には「加・月次GDP」があります。

一応カナダの指標は意外と反応することがあるので、指標トレード狙いでいつも注目しています。

同じく21時30分に「米・GDP 確定値、新規失業保険申請件数」があります。

GDPは確定値なので、よほどブレがない限りは動きにくいように思いますが、最近のボラの大きな相場を見ていると5〜60pipsくらいならスルスル動きそうな気もするので怖いです。

9月30日(金曜日)

8時30分には失業率など「日・雇用関連指標」があります。

8時50分には「日・鉱工業生産 速報値」があります。

普段であれば高確率でスルーの指標ですが、ドル円はデリケートなので少しは反応するかもしれません。

また、個人的には発表される数字が気になるところです。

15時には「英・四半期GDP 改定値」があります。

一応、今週は遅くともこの時間までに無料EAの運用は終わりにするのが無難だと思います。

18時に「欧・消費者物価指数HICP 速報値」

21時30分に「米・個人消費支出PCE、PCEコア、個人所得」と今週最も注目度の高い指標が続いて今週も終わりです。

ボラが大きく荒い値動きが続いていますが、無料EAには頑張ってもらいたいと思います。








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