今週の経済指標(20230227)


先週は、北米市場の休場やFOMC議事要旨の関係で若干稼働時間が少かったこともあり、エントリーも少なめで+20pipsほどの微益で終わりました😅

リアルテスト口座に新たに加えたEA(Scal-3)BTCUSDは、残念ながらエントリーはありませんでした…💦

各指標などで上がり下がりはあったものの、終わってみればジリジリと一方的にドルが買われた一週間でした。

注目だったFOMC議事要旨では特に目立った内容はなかったと思いますが、「データ次第では継続的な利上げが適切…」、「インフレ率が明確に2%台に回復するまでは、高金利水準を維持…」といった微妙にタカ派寄りな内容だったような気もします。

この議事要旨は2月1日にあったFOMCのものであり、ここで触れている「データ」と言えるようなCPIやPPI、小売売上高などは既に発表されており、いずれも強めの結果が出ていることから、利上げ濃厚…と見ることもできるのではないかと思います。

これが週末に向けての強いドル買いを下支えした要因の一つなような気がします。

また、20日にバイデン大統領がウクライナを電撃訪問して以降、ロシア側との緊張が一気に高まっており、だいぶキナ臭くなって来たように思います😱😱

これらはユーロ圏にとっても大きなマイナス要因であり、軍事関連だけでなくロシア産のエネルギーを含め、出てくるニュースには注意したほうがイイかもしれません。

その他、先週の出来事で目立ったものを振り返ってみます。

経済指標(イベント) 結果 一言
2月21日(火曜日)
米・製造業、サービス業、総合

PMI 速報値

製造 47.8

サービス 50.5

総合 50.2

それぞれ改善した。

特にサービス業の改善幅が大きく50を超えた。

2月23日(木曜日)
米・FOMC議事要旨 「データ次第では継続的な利上げが適切…」と無難な内容

ただし、2/1のFOMC以降そのデータであるCPI、PPI、小売売上高などの結果が既に出ているので、利上げ継続と見る考えることもでき、ドル買いを支える結果になったのでは…

2月24日(金曜日)
次期日銀総裁候補

植田氏 所信聴取(衆議院)

金融政策変更は時期尚早

CPIは1月でほぼピーク。2月のCPIからインフレ率は大幅に下る…

YCCについては12月の(変動幅拡大)の効果を見守っている。

YCCの副作用は否定できない。

米・個人消費支出PCE PCEデフレーター

5.4%

FOMC議事録の「データ次第で継続的利上げ…」を受けてか、強いドル買いで反応した💦

金曜日の午前9時30分からあった植田氏の所信聴取では、円相場が大きく乱高下したことからも、植田氏については市場からの注目度、関心ともに非常に高いように思います。

主な内容としては「金融政策変更は時期尚早…」と、当面は現状の緩和政策を継続させるとの考えを示したことから、大きく円が売られました。

ただ、「YCCについて副作用があり…10年債より期限の短いものを対象にすることもオプションの一つ……」とも語っており、含みをもたせた表現をしていることから今後の発言にも注意が必要かもしれません。

さらには、CPIは1月でほぼピーク……2月のCPIからインフレ率は大幅に下がる…」と語っていることから、3月3日金曜日の「東京都区部消費者物価指数CPI(2月)」は注目度は非常に高くなるのではないかと思います。

今週の注目点

今週は、いかにもな危険な指標やイベントは無いように思いますが…🤔、そこそこの指標等が複数ありますので、それなりに注意が必要かもしれません。

本日、月曜日午後から「日・所信聴取 植田氏(参議院)」があります。

先週の所信聴取は質問の内容がヌルかったように思うので、もう少し突っ込んだ専門的な質問をする議員がいれば、ひょっとして今までにない発言が出てくるかもしれません…🧐

その他、水曜日の「米・2月ISM製造業景況指数」、木曜日の「欧・消費者物価指数HICP(速報値)」「欧・ECB理事会 議事要旨」、それと金曜日の「日・東京都区部消費者物価指数CPI(2月)」あたりが注目ではないかと思います。

他には、ウクライナ情勢の緊張が高まっているので、出てくるニュースには一応注意しています。

今週の無料EA運用スタンス

事前にEAを止めるほどのイベントは無いと思いますが、様子を見ながら大きなニュースやサプライズがあった場合はその都度対応を考えようと思います。

注目の経済指標とイベント

その他、重要そうな指標やイベントをまとめました。

今週も大きな指標が少ないので、普段よりレベルを落として記載しています。

*日時はJST(日本時間)です。

今週の経済指標とイベント
日付 時間 経済指標(イベント) 通貨ペア 重要度
月曜日
2月27日 13:10 日・所信聴取 植田氏(参議院) JPY
24:00 米・住宅販売保留指数 USD
火曜日
2月28日 10:00 日・所信聴取 内田氏・氷見氏(参議院) JPY
23:00 加・月次GDP(12月) CAD
24:00 米・消費者信頼感指数 USD
水曜日
3月1日 19:00 英・ベイリー(BOE)総裁、発言 GBP
24:00 米・2月ISM製造業景況指数 USD
木曜日
3月2日 19:00 欧・消費者物価指数HICP(速報値) EUR
21:30 欧・ECB理事会 議事要旨 EUR
金曜日
3月3日 08:30 日・東京都区部消費者物価指数CPI(2月) JPY
24:00 米・2月ISM非製造業景況指数(総合) USD

順に見ていくと…

2月27日(月曜日)

13時30分から「日・所信聴取 植田氏(参議院)」があります。

先週、衆議院でやっているので動きにくいようにも思いますが…万一を考えて月曜日からEAを稼働させる方は、所信聴取が終わってからにしたほうが無難かもしれません。

24時には「米・住宅販売保留指数」があります。

住宅ローン金利も上がっていることから弱い事前予想となっています。

先週金曜日の「新築住宅販売件数」では非常に強い数字が出たのは、たまたま偶然だったのかもしれません💦

2月28日(火曜日)

10時からは「日・所信聴取 内田氏・氷見氏(参議院)」があります。

植田氏よりも注目度は低いと思われますが、一応どういうことを話すのか…個人的には注目しています。

23時には「加・月次GDP(12月)」があります。

カナダドル好きとしては、一応発表時間だけは注目するようにしています😅

24時には「米・消費者信頼感指数」があります。

前回は予想を大きく下回ったのですが、今回はどの程度回復するのか注目しています。

ちなみに前回値107.1、今回の予想値が108.5となっています。

3月1日(水曜日)

19時から「英・ベイリー(BOE)総裁、発言」があります。

先週も大きく上がり下がりのあったポンドですが、発言内容によってはガッツリ動くことも考えられるので、一応注意しています。

24時には「米・2月ISM製造業景況指数」があります、

ISM製造業景況指数については悪い状況が続いていますが、結果が良い方向に大きめにブレた場合は、強いドル買いが入るかもしれないので一応注意したほうがイイかもしれません。

3月2日(木曜日)

19時に「欧・消費者物価指数HICP(速報値)」

21時30分に「欧・ECB理事会 議事要旨」があります。

どちらも重要ではありますが、ECBのラガルド総裁は、「3月に0.50%の利上げを行う…」と明言しているので、大きく反応しにくいような気もします…🤔(分かりませんが💦)

3月3日(金曜日)

8時30分に「日・東京都区部消費者物価指数CPI(2月)」があります。

先週の所信聴取で、植田氏は「CPIは1月でほぼピーク。2月のCPIからインフレ率は大幅に下る…」と語っていたことから、注目しているのは私だけではないと思います。

厳密には「東京都区部〜」ですが、十分目安にはなると思います。

一応、万一に備えてドル円のEAは止めたほうが無難かもしれません。

24時には「米・2月ISM非製造業景況指数(総合)」があります。

こちら(非製造業)は製造業と違って、前回は結構良い結果だったので、この流れが本物なのかどうか…注目されます。

負けていないだけ「良し」なのかもしれませんが、もう少しEAが活躍できる相場の流れになってくれると嬉しいところです😇








コメントの入力は終了しました。
トップへ戻る