今週の経済指標(20230306)


先週の主要通貨ペアではいずれも上がったり下がったりの方向感の定まらない相場だったこともあり、無料EAでのエントリーは非常に少なく寂しい週となりました。

ただ、エントリーしていた場合は引かされていた可能性もあったと思うので、良かったのかもしれません😅

そんな中で、唯一トレンド感のあったGOLD✨で利益確定できたのは良かったと思います👍

地味ながらポートフォリオ全体ではプラスで乗り切れました😇

ゴールドについては現在、パラメーターのブラッシュアップと他のEA(ロジック)での可能性を検証中でして😅、良いものが出来ればご案内しようと思います✨

先週は特別大きな指標やイベントはなかったのですが、ドル相場ではプラスマイナス両方の指標や発言により方向感のない展開となり、ドルストレートの通貨ペアにおいても概ね同様の展開となりました。

先週金曜日の「日・東京都区部CPI(2月)」では、目先のインフレ減速感はあるものの、事前に植田次期総裁がネタバラシ的に示唆していたことから大きな動きにはなりませんでした。

ただ、植田次期総裁も述べている通り、今後は電気料金の値上をはじめ不安材料もあるので今回の結果が「本当にインフレのピークアウトと見てよいのか…」という点が今後の焦点になると思われます。

その他、先週の出来事で目立ったものを振り返ってみます。

経済指標(イベント) 結果 一言
2月28日(火曜日)
米・消費者信頼感指数 102.9 大幅悪化
3月1日(水曜日)
米・2月ISM製造業景況指数 47.7 予想値を下回ったが、前回からの改善+個別で良い兆しがある…等で、ドルが買われた💦
3月2日(木曜日)
米・ボスティック・アトランタ連銀総裁の発言 今年の夏の中盤から終盤までで、利上げ休止はあり得る‼️

一転ドル売りへ…😱

3月3日(金曜日)
日・東京都区部CPI(2月) 3.3% 予想値通りのインフレ減速(ピークアウト)を示す結果。

事前に植田次期総裁がネタバラシした形となり、反応は限定的

米・2月ISM非製造業景況指数 55.1 予想を上回り、引き続き好調だったものの、アトランタ連銀総裁の発言以降のドル売りを変えるほどの威力はなかった。

今週の注目点

金曜日の「米・非農業部門雇用者数、失業率、賃金上昇率」いわゆる雇用統計は誰もが注目しているイベントです。

指標トレードとしては注目の狙い目ですが、自動売買的には金曜日の22時30分ということもあり、EAは既に止めている人が多いのではないかと思います。

またFRBのイベント「ベージュブック」では次回FOMCでのテーマについてや、各連銀の見解などが書かれているので注目度は高いように思います。

ちなみに前回は、インフレ鈍化やディスインフレに関する事が書かれていましたが、今回はそこら辺の事について変化があるのか…などが注目されます。

今週の無料EA運用スタンス

個人的にFRB関連のイベントでは一旦EAを止めるようにしているので、今週のベージュブックでは、事前に一旦EAを止める予定です。

大きく動かなければ早めに再稼働しようと思いますが、大きく動いた場合は少し時間をおいて落ち着くのを待ってから再稼働しようと考えています。

注目の経済指標とイベント

その他、重要そうな指標やイベントをまとめました。

*日時はJST(日本時間)です。

今週の経済指標とイベント
日付 時間 経済指標(イベント) 通貨ペア 重要度
月曜日
3月6日 08:30 日・勤労統計調査-現金給与総額(1月) JPY
火曜日
3月7日 24:00 米・パウエルFRB議長 議会証言(上院) USD
水曜日
3月8日 19:00 欧・四半期GDP(確定値) EUR
22:15 米・ADP民間雇用者数 USD
24:00 加・カナダ中銀(BOC)政策金利 CAD
24:00 米・パウエルFRB議長 議会証言(下院) USD
木曜日
3月9日 04:00 米・FRBベージュブック USD
金曜日
3月10日 日・日銀金融政策決定会合 政策金利 JPY
15:30 日・黒田日銀総裁 記者会見 JPY
22:30 加・雇用者数変化、失業率 CAD
22:30 米・非農業部門雇用者数、失業率、賃金上昇率 USD

順に見ていくと…

3月6日(月曜日)

8時30分に「日・勤労統計調査-現金給与総額(1月)」があります。

前回値4.1%から事前予想では1.9%と、大幅下落予想となっています。

ただ、前回値は冬のボーナスを含んだ結果なので、予想値についてはそれほど悲観するものではないように思います。

周知の通り、賃金上昇率は今後の金融政策変更を決定する上で、非常に重要なファクターのひとつなので、予想値から大きな上ブレがないか……🧐、注目しています。

3月7日(火曜日)

24時に「米・パウエルFRB議長 議会証言(上院)」があります。

普通に考えれば、市場にインパククトを与えるような発言は慎重に避けると思われますが、質疑応答もあり、事前の台本通りにいかない可能性もあるので一応注意しています。

3月8日(水曜日)

19時には「欧・四半期GDP(確定値)」があります。

一応「確定値」なので、よほどのことがない限りは大きくは動きにくいように思います。

22時15分に「米・ADP民間雇用者数」があります。

雇用統計前ということもあり注目されることもありますが、前回は雇用統計と結果が全く違っていたことから、先行指標にならない…と考える人が多いように思います。

まぁ〜、しばらくは信用されないのでは……と思ったりします💦

24時に「加・カナダ中銀(BOC)政策金利」があります。

カナダドル好きには指標トレードを狙うところだと思いますが、動いてくれるのか…🤔

同時刻から前日の上院に続いて、下院でのパウエルFRB議長の議会証言があります。

どちらかといえば1日目の上院のほうが注目されていると思うのですが、万一があるので一応は気に留めています。

3月9日(木曜日)

午前4時に「米・FRBベージュブック」があります。

一般的にはスルーのことが多いので注目していない人もいると思いますが、次回FOMCのネタ元とも考えられるので、内容によっては大きく動くことも考えられます。

前回は、インフレ鈍化やディスインフレに関する事が書かれていましたが、今回はどう変化してくるのかが注目です。

特に物価関連に関する記載にはセンシティブに反応する可能性があるので要注意です。

私自身、過去に爆死経験があるので事前に一旦EAは止めることにしています😅

3月10日(金曜日)

お昼ごろになると思われますが、日銀金融政策決定会合を終え政策金利が発表されます。

万一、サプライズがあれば「ブッ飛ぶ」かもしれませんが、このタイミングでの金融政策や政策金利の変更は考えにくいように思います。

ただ、15時30分からの「日・黒田日銀総裁 記者会見」では、口が滑ったり失言などで反応したことも過去にあるので、一応注意しています。

22時30分にはカナダの雇用関連指標と米国雇用統計が同時に発表されます。

指標トレーダーとしては少し時間をずらしてほしいところですが…😅

米国雇用統計については、雇用者数は前回値51.7万人、今回の予想が20.0万人。

平均時給の前回値が+4.4%、今回予想が+4.7%となっています。

ここで予想を上回る堅調な雇用環境が示されれば、次回3月のFOMCで+.05%の利上げ期待が膨らみドル買いにつながる可能性もあるかもしれません…🤔

ぶっちゃけFRBは「物価」と「雇用」を最適化するために、政策金利と資産買い入れなどを行っていると言えるので、雇用統計をはじめ関連する指標の推移の方向性とスピードの変化を把握しておくことは、相場の環境分析をする上で重要になると思います。

こんな感じで今週も終わりです。

方向感のない相場が(EA的に…)続いていますが、そろそろ良い風が吹いてもらいたいところです😇








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