今週の経済指標(20230327)


先週は、米イエレン財務長官の発言やFOMCなどでドル相場が振り回されたこともあり、難しい一週間だったのではないでしょうか🤔

私用で先週はほぼ相場から離れていたのですが😅チャートを振り返ってみると悩ましい局面が何度かあったように思います。

米シリコンバレー銀行(SVB)の破綻に端を発して広がった金融不安を収束するための発言をイエレン財務長官が行ったのですが、その内容が2転3転したことや、FOMCに地政学的リスクなども加わり、株式市場を巻き込んでリスクオンからリスクオフと、無料EAにとっては難しい局面もあったと思います。

大きくチャートが上下に振られているので、出入りの大きな週だったかもしれません。

今週は、特別大きな指標やイベントは予定されていませんが、「ロシアがベラルーシに核兵器配備で合意…😱」と報道されており、今後のウクライナ関連のニュースには注意が必要かもしれません。

先週の出来事で目立ったものを振り返ってみます。

経済指標(イベント) 結果 一言
3月21日(火曜日)
米・イエレン米財務長官 発言 市場に安心感 全銀行の預金保護する趣旨の発言からドルが買われた
3月23日(木曜日)
米・イエレン米財務長官 発言

(上院公聴会)

市場の楽観ムードを牽制? 21日と違って、保護対象を全預金に拡大することや保護金額の上限(現行25万ドル)を引き上げることに否定的な考えを示した。
FOMC

パウエル議長 会見

+0.25%

ハト化

大方の予想通り+0.25%

金利に関しては予想通りだったが、会見内容は大きくハト化していて、イエレン財務長官の発言とコンボで、大きくドル売りへ

3月24日(金曜日)
米・イエレン米財務長官 発言

(下院公聴会)

前日の発言をやや修正? 預金保護について「必要ならさらなる措置を講じる用意がある」

「全銀行の預金保護」の趣旨の発言

前日の発言で大きく株が売られたことからの配慮…🤔

今週の注目点

今週の注目されるイベントは、金曜日の「欧・消費者物価指数HICP 速報値」、「米・個人消費支出PCEデフレーター」あたりではないかと思います🤔

いずれも金曜日の夕方以降なので、実質EAの稼働にはそれほど影響はないようです👍

ただ、何かと理由を付けて動いてくるのが相場なので、今週のように「いかにも…😱」な指標がない場合は、逆に大きく動くポイントにヤマを張りにくく、これはこれで難しい部分もあります😅

今週の無料EA運用スタンス

事前にEAを止めるような指標やイベントは無いように思いますが、先週に引き続き金融不安やウクライナ問題などもあり一波乱💦あっても不思議ではないので、飛び出してきたニュースには対応できるようにしておきたいと思います🧐

注目の経済指標とイベント

今週は大きな指標やイベントは少ないので、ややレベルを落としてまとめてみます。

*日時はJST(日本時間)です。

今週の経済指標とイベント
日付 時間 経済指標(イベント) 通貨ペア 重要度
火曜日
3月28日 17:45 英・ベイリー英中銀(BOE)総裁、発言 GBP
23:00 米・消費者信頼感指数 USD
水曜日
3月29日 23:00 米・住宅販売保留指数 USD
木曜日
3月30日 21:00 独・消費者物価指数CPI 速報値 EUR
21:30 米・四半期GDP 確定値 USD
金曜日
3月31日 08:30 日・東京都区部消費者物価指数CPI JPY
15:00 英・四半期国内総生産GDP 改定値 GBP
18:00 欧・消費者物価指数HICP 速報値 EUR
21:30 米・個人消費支出PCEデフレーター USD
21:30 加・月次国内総生産 CAD

順に見ていくと…

3月28日(火曜日)

17時45分に「英・ベイリー英中銀(BOE)総裁、発言」が予定されています。

ポンドは予想外に大きく反応することがあるので一応注意しています。

23時には「米・消費者信頼感指数」があります。

金融不安の影響で消費者信頼感指数が下がってくるようであれば、下げ幅にもよりますがドル売り要因になりかねないので、一応注目しています。

3月29日(水曜日)

23時に「米・住宅販売保留指数」があります。

特別な重要指標…というわけでは有りませんが、周りには目立った指標もなく時間的にも動きやすい時間でもあるので、ひょっとして…

普通に考えれば、よほど数字にブレがないと動きにくいのではないかと思います。

3月30日(木曜日)

21時に「独・消費者物価指数CPI 速報値」があります。

金曜日にユーロ圏のCPI(HICP)があるので、一応注目しています。

21時30分に「米・四半期GDP 確定値」があります。

確定値ということも有り、大きくは動きにくいように思います。

3月31日(金曜日)

8時50分に「日・東京都区部消費者物価指数CPI」があります。

コア指数が高止まりしている間は以前のような強烈な円売りには成りにくいように思います。

15時には「英・四半期国内総生産GDP 改定値」があります。

改定値ということもあり動きにくいように思いますが、ポンドなので一応注目しています。

18時に「欧・消費者物価指数HICP 速報値」があります。

今週のEAの稼働については、引張り気味の人でもこのあたりまでには終わらせるのが無難なのではないかと思います。

21時30分に「米・個人消費支出PCEデフレーター」があり、FRBが最も重視しているインフレ指標と言われてます。

徐々に下がってきていたPCEデフレーターが前回はやや反発気味だったのですが、この傾向が続くのかが非常に注目だと思います。

再び下がってくるようだと、次回FOMCでの利上げ停止がより現実的になりドル売り要因となるので注目だと思います。

同時刻に「加・月次国内総生産」があります。

PCEと同時刻ですが、大きく動くようなら指標トレードで狙ってみたいと思います。

3月最終週になるので、なんとか頑張って欲しいと思います。








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