無料EA20230508

今週の経済指標(20230508)


GWが明け、普段以上にお疲れの方も多いのではないでしょうか😅

私も先週は私用で週初からドタバタで相場に向きあう時間がなく、自動売買はお休みでして雇用統計に少しトレードしましたが、ほぼノートレに近い状況でした💦

チャートを振り返ってみた感じでは、無料EAにとってイイ感じのチャートには見えないので、結果的に休ませても問題なかったように思います。

最近は、米ドル相場が不安定なこともあり、良い流れになりにくいように思います。

先週は、ファーストリパブリック銀行(FRC)をJPモルガンが買収するとの報道に、金融不安の後退からドル買いで始まったものの、第2・第3のFRC不安やFOMCのハト化によりドル売りに転じ、週末に雇用統計の好結果を受け急反発したものの、よ〜く見ると前回結果が大幅に下方修正されていることから全モとなりました…🤔

先週のような感じで週中にドル相場の流れが大きく変わると、主力のドルストレート通貨ペアにおいても、EA目線ではトレンド転換だったり大きな反発が入ったりと、引かされやすい環境になります😰

どちらかというと、このような相場環境はトレンドフォロー型EAにとって不得意なパターンと言えるので、慎重に行こうと思います😇

先週の出来事の要点をさらっと振り返ってみます。

経済指標(イベント) 結果 一言
5月2日(火曜日)
豪・RBA豪州中央銀行

政策金利発表

+0.25%

(3.85%)

  • サプライズ!
  • 前会合時の発言から金利は据え置きと見られていたが、+0.25%の利上
欧・消費者物価指数HICP

(速報値)

コア指数

5.6%

  • 初めてコア指数がマイナス
  • ユーロ売り圧力へ
5月4日(木曜日)
米・FOMC 政策金利 +0.25%
  • 声明文から引締めに関する文言が削除された
  • 利上げ停止を示唆
米・パウエルFRB議長 記者会見 利上げ停止を示唆する
  • 「利上げ停止は近い。すぐに停止する可能性もある…」と発言
  • ドル売り圧力
  • 利下げは否定、利下げにはインフレ収束と労働市場の軟化が条件になる。
欧・ECB欧州中央銀行 政策金利 +0.25%
  • 利上げ幅縮小→売り圧力
5月5日(金曜日)
米・雇用統計 +25.3万人

失業率 3.4%

  • 強い結果→ドル買い圧力
  • 前回値が大きく下方修正されたことが分かった。
  • 今回の好結果の要因の多くがこの修正と判明→全モ

個人的には今回のFRCの件だけでなく、米国金融不安の根は深く更に悪化する可能性もあるように感じます。

ある調査では米国民の半数近くがお金を預けることに対して不安を抱いており、取り付け騒ぎとは行かないまでも、預金は引き出されやすい環境にあるように思います。

それを引き止めるためにも、預金金利を上げる必要があると思われますが、それに合わせて貸出金利を上げるのは企業側の利払いが増えて経営悪化や破綻を招きかねないことから難しいように思われます。

この状況で銀行の体力が削がれていくのではないかと危惧します。

万一、今後も銀行破綻が続くようであれば米国経済はマジでヤバいことになる可能性があるように思います。

私を含め、FXの利益を株式に突っ込んでいる人は結構いると思います。

その中でも特に米国株や米国のインデクスのウエイトが高い人は、リバランスを考えたほうが良いかもしれません…🤔

今週の注目点

今週は、米国消費者物価指数CPI(速報値)があります。

現在の経済指標の中で最も注目されているものなので注意したほうが良いかもしれません。

また、木曜日にはBOEのイベントがありますので、こちらも大きく反応する可能性がありますので注意しています。

ドル相場は徐々にターミナルレートに近づいている感じがすることもあり、金利の方向性を追従するような方向感は出にくくなっているように感じます🧐

ただ、4月13日のFOMC議事要旨で「金融不安問題を考慮して金融政策を決定する…」趣旨の事があったので、金融不安に繋がりそうなニュースには十分注意が必要かもしれません。

万一、米地銀の破綻が囁かれたりした場合は注意したほうが良いようです…😱

今週の無料EA運用スタンス

月曜日はロンドン市場が休場となりますので、月曜にトレードされる方はご注意ください。

水曜日の米消費者物価指数CPIは、事前にEAを止めるかどうか…判断が分かれるところだと思いますが、ここは一旦止めたほうが無難かもしれません。

CPIで特別大きく反応しなければ、早めに再稼働しても良いのではないかと思います。

また、経済指標以外に、米金融不安問題、ウクライナ問題など、リスクオフに繋がるようなニュースが飛び出てきたときには、より慎重に安全第一で行こうと思います😇

注目の経済指標とイベント

その他、重要そうな指標やイベントをまとめました。

*日時はJST(日本時間)です。

今週の経済指標とイベント
日付 時間 経済指標(イベント) 通貨ペア 重要度
月曜日
5月8日 08:50 日・日銀金融政策決定会合 議事要旨 JPY
水曜日
5月10日 21:30 米・消費者物価指数CPI(速報値) USD
木曜日
5月11日 20:00 英・中央銀行BOE政策金利、議事要旨 GBP
20:30 英・ベイリーBOE総裁 記者会見 GBP
21:30 米・生産者物価指数PPI USD
金曜日
5月12日 15:00 英・国内総生産GDP(速報値) GBP
23:00 米・ミシガン大学消費者態度指数・速報値 USD

順に見ていくと…

5月8日(月曜日)

8時50分に「日・日銀金融政策決定会合 議事要旨」があります。

大方の情報は既に公開されていると思うので市場への影響は少ないと思いますが、内容は一応目を通すようにしています。

5月10日(水曜日)

21時30分に今週のメインイベント「米・消費者物価指数CPI(速報値)」があります。

どちらかというとコア指数のほうが注目されていて、前年同月比で…前回が5.6%、予想値が5.5% と、なっています。

非常に注目度が高いので、予想値と乖離があれば大きく反応する可能性もあるので注意しています。

事前に一旦EAは止めたほうが無難かもしれません。

指標トレードは最近調子が悪いので、分かりやすい結果だった場合だけ……ん〜、悩ましいです。

5月11日(木曜日)

20時には「英・中央銀行BOE政策金利、議事要旨」

20時30分には「英・ベイリーBOE総裁 記者会見」があります。

直近のCPIでも10%を超える高いインフレを示していて、雇用も賃金上昇も強い状態であり、ベイリー総裁から「英国に金融不安の影響はない…」趣旨の発言もあったことから、市場予想通り+0.25%の利上げが行われる見込みです。

利上げでのサプライズは考えにくいと思いますが、議事要旨やBOEが発表する経済見通しなどで修正があれば、そこを材料に大きく反応する可能性もあり油断できません。

ポンドでは過去に何度も痛い思いをしているので、注意していこうと思います。

21時30分には「米・生産者物価指数PPI」があります。

CPIだけでなくPPIでも反応することがあるので、一応注目しています。

5月12日(金曜日)

15時に「英・国内総生産GDP(速報値)」があります。

前日のBOEイベントと合わせて、ストーリーがつながれば多少反応するかもしれないので注目しています。

というか、個人的には「ポンドは油断すると反応する…」と言ったイメージです💦

23時には「米・ミシガン大学消費者態度指数・速報値」で今週も終わりです。

なかなか方向感のハッキリしない相場が続きますが、なんとか無料EAには頑張って欲しいと思います。








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