今週の経済指標(20230515)


先週は週中盤の大きな指標やイベントでEAを止めたため、稼働時間が少なかったこともありノーポジとなりました💦

先週、注目だった米国CPIでは概ね予想値通りだったのですが、注目度が高い中で総合の前年同月比が微妙に減速を示したことから大きく売られました。

その後のドルは、FDIC基金補充のニュースが流れると買われ、週末のミシガン大指数では5年先期待インフレが4月の3.0%から3.2%と、減速予測だったものが反発したことによるインパクトが大きかったようで、週末にかけてさらにドルは買われて終わりました🤔

円相場ではリスクオン〜オフの関係で、ドルと同時に売られたり買われたりすることもあり、ドル円の相関が微妙で、終わってみればドル円は高安で200pips近く動いているのですが、上がって下がって上がってのような感じで、EAにとっては非常にやりにくい動きだったように思います🧐

米国市場が抱える複数の不安のせいかドル相場がピーキーになりがちで、売買のタームによっては非常に難しくなっていうるように感じます。

数年経ってみないと分からないことですが、ひょっとすると今は歴史的に重要な局面なのかもしれないので慎重気味に行こうと思います😇

先週の出来事の要点をさっと振り返ってみます。

経済指標(イベント) 結果 一言
5月8日(月曜日)
独・鉱工業生産 -3.4%
  • 事前予想で-1.3%だったが、結果は-3.4%と大幅悪化
  • ユーロ売り圧力
5月10日(水曜日)
米・消費者物価指数CPI ほぼ横ばい
  • 注目のコア指数でも横ばいだが、住宅・賃料の低下(ピークアウト)が確認できたことを材料にドル売り?…🤔
5月11日(木曜日)
英・BOE政策金利、議事要旨

ベイリーBOE総裁 記者会見

+0.25%

ハト化

  • ベイリー総裁は「インフレ率は年内大幅に下る…利上げ停止は近い…」など、データによっては利上げ停止を示唆
  • ポンド売り圧力
米・FDICは預金保険基金補充を発表
  • 金融不安に対して、一定の安心感からドル買い
5月12日(金曜日)
米・ミシガン大指数

5年先期待インフレ

急騰!

3.2%

  • FRBが参考にしていると言われる
  • ドル買いへ…たぶん💦

今週の注目点

今週は、中銀絡みの危険なイベントや特別注目されている指標などはありませんが、火曜日の「英・失業率、雇用関連指標」や「米・小売売上高」

水曜日の「欧・消費者物価指数HICP(改定値)」

金曜日の「日・全国消費者物価指数CPI」、「米・FRBパウエル議長 発言」は比較的注目されているように思います。

また、週末にG7広島サミットがあり、特にウクライナ関連でロシア制裁につながりそうなニュースが出た場合は、多方面に影響があるので注意が必要だと思います🤔

市場を取り巻く不安要因は今までと変わっていないので、出てくるニュースには一応注目しておいたほうがイイかもしれません。

今週の無料EA運用スタンス

今のところ、事前に予定された目に見える危険な指標などはないので、通常通りの運用で行こうと思います😇

また、19日(金曜日)からG7サミットなので、週末は早めに切り上げたほうが無難なような気がします。

注目の経済指標とイベント

その他、重要そうな指標やイベントをまとめました。

*日時はJST(日本時間)です。

今週の経済指標とイベント
日付 時間 経済指標(イベント) 通貨ペア 重要度
火曜日
5月16日 10:30 豪・豪中銀RBA 議事要旨 AUD
15:00 英・失業率、雇用関連指標 GBP
21:30 加・消費者物価指数CPI CAD
21:30 米・小売売上高 USD
水曜日
5月17日 18:00 欧・消費者物価指数HICP(改定値) EUR
21:30 米・住宅着工件数、建設許可件数 USD
木曜日
5月18日 23:00 米・中古住宅販売件数 USD
金曜日
5月19日 08:30 日・全国消費者物価指数CPI JPY
24:00 米・FRBパウエル議長 発言 USD

順に見ていくと…

5月16日(火曜日)

10時30分に「豪・豪中銀RBA 議事要旨」公開されます。

5月2日にサプライズ利上げを行いましたが、その理由などについて目新しいものがあれば反応するかもしれないので、一応注目しています。

15時に「英・失業率、雇用関連指標」があります。

先週のBOEのイベントではハト化が目立ちましたが、ベイリー総裁はデータ次第…とも言っているので、失業率の低下や平均賃金の上昇が見られれば、ポンド買いに傾く可能性も否定できません。

12時30分に「米・小売売上高」と「加・消費者物価指数CPI」が同時に発表されます。

米・小売売上高では、前回は大きく悪化しましたがその主な原因がガソリン価格だったことから、今回は大幅改善が期待されています。

ただ、事前予想とブレがあれば動く可能性はあると思うので、一応注目しています。

5月17日(水曜日)

18時に「欧・消費者物価指数HICP(改定値)」があります。

速報値ではコアインフレ率の減速が注目されましたが減速幅が僅かなので、万一ですが今回の改定値でひっくり返れば動くかもしれません。

21時30分に「米・住宅着工件数、建設許可件数」があります。

木曜日の「中古住宅〜」含め、一応少しだけ注目しています。

5月18日(木曜日)

23時に「米・中古住宅販売件数」があります。

前月比で、前回-2.4%、事前予想で-3.5%と、かなり弱気予想となっています。

ブレが多少あれば反応することもあるので、一応見るようにしています。

5月19日(金曜日)

8時30分には「日・全国消費者物価指数CPI」があります。

前回の全国CPI、東京地区CPI共に上昇しており、今回も更に上昇をようであれば、円買い圧力になるかもしれません。

24時に「米・FRBパウエル議長 発言」があります。

前回FOMCでは、利上げ停止を示唆するような発言があったことから、市場では利上げ停止から利下げを意識し始めている始末でして、この状況を牽制するような発言をするのかが注目ではないかと考えています。

時間的にはEAは既に止めている時間ですが、今後の方向性のヒントになる可能性もあるので注目しています。

難しい相場が続きますが、なんとか無料EAには頑張ってもらいたいと思います。








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