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今週の経済指標(20230626)


先週は、後半でパウエル議長の議会証言のタカ発言を受けて大きくドルが買われましたが、それまでは主要通貨ペアとも上がったり下がったりの難しい展開となりました🤔

EA的にはトレンド判断が難しかったようで、エントリーは非常に少なくなりました。

そんな中、コツコツと小さくエントリーしたポジションが概ね利確できたこともあり、結果的には普通にプラスで終わることができました😇

ただ、ユーロドルなどの主要通貨ペアなどは沈黙気味で、ゴールドやビットコインのポジションでコツコツ稼ぐといった形になりました😅

EA向きなトレンド相場を期待したいところですが、主要各国中央銀行の金融政策の転換時期などが市場の関心となっているので、しばらくは難しい相場が続くかもしれません。

EAの運用では大切なことですが、目先の勝ち負けに一喜一憂せずに引き続き慎重に行こうと思います✨

先週は、鈴木外務大臣や西村経産大臣から円売りを牽制する発言(口先介入)があったものの、反応は限定的で大きな流れは変わりませんでした。

円相場については、週末に向けてのパウエル議長のタカ発言によるドル買いと株式市場の影響を強く受けた形になり、143円半ばで引けました。

先週は2円以上円安に動きましたが、今週はここから更に売られるようだと日銀による為替介入(実弾介入)を意識した展開になると思われます。

要人のコメント内容や、日銀によるレートチェックのニュースなどには注意が必要です。

ドル相場では、パウエルFRB議長が議会証言でタカ発言を繰り返すことにより、ドルが買われる流れとなりましたが、「米・新規失業保険申請件数」や「米・サービス、製造業PMI」では景気悪化を示唆する結果となっており、単純ではなさそうです。

注目していたBOEのイベントでは、事前予想を上回る0.5%の利上げが行われたものの、前日のCPIで予想値を上回る高インフレを示したことにより、既に0.5%利上げは織り込まれており、瞬間的には買われたものの全モとなりました。

また、英国の公的債務がGDP比100%を超えたことから、利上げに素直に反応しにくく、しばらくはポンドを買いにくくする要因になるかもしれません。

今週は、いかにも危険な大きな指標は少ないのですが、ECBフォーラムがあり主要国中銀の親分が参加予定となっており、それぞれ発言が予定されています。

ひょっとすると反応するかもしれないので、ハードカレンシーは全て注意が必要かもしれません…💦

先週の出来事を簡単にまとめてみました。

経済指標(イベント) 結果 一言
6月20日(火曜日)
豪・豪中央銀行(RBA) 議事要旨 タカ的ではない
  • 前回のRBA会合のロウ総裁のイケイケなタカ発言とは裏腹に、利上げ停止も検討していたことが発覚💦
  • 豪ドルの買い材料が無くなった→売り圧力
6月21日(水曜日)
英・消費者物価指数CPI コア前年比

7.1%

  • 予想値を上回りインフレの高止まりを示唆
  • インフレ鈍化予想だっただけにサプライズ!
  • 翌日のBOE会合での0.5%利上げが現実的となる
6月22日(木曜日)
英・英中銀(BOE)政策金利 0.5%利上げ

(5.0%)

  • 事前予想0.25%の利上げのところ0.5%の利上げとなった
  • 前日のCPI発表で織り込まれた感あり…🧐
米・新規失業保険申請件数 26.4万人
  • 3週連続での増加💦
  • 雇用環境の悪化
米・FRBパウエル議長 議会証言 タカ発言
  • FRBメンバーは、あと1〜2回の利上げが必要と考えている。
  • 金融政策の効果が出るまでに1年以上かかる
  • ドル買い圧力…🤔
6月23日(金曜日)
米・サービス、製造業PMI 悪化
  • 製造46.3、サービス54.1
  • 前回値を下回り悪化💧

今週の注目点

今週は、26〜28日の「ECBフォーラム」での各国中銀トップの発言が注目されます。

FRBパウエル議長他、多くはタカ派のドヤり大会になりそうで、そんな中で植田総裁だけが「緩和継続…」といった感じになると思われます💦

どのような反応を見せるかはわかりませんが、そこそこ動きそうな気がします🤔

その他、「米・新築住宅販売件数」、「欧・消費者物価指数HICP」や「米・個人消費支出PCEデフレーター」などは注目だが高いと思います。

今週の無料EA運用スタンス

今週は、週のど真ん中にECBフォーラムがあり、しかもFRBパウエル議長、ECBラガルド総裁、BOEベイリー総裁、BOJ植田総裁と、重要なメンバーの発言が予定されています。

6月最終週、半期末でもあるので、ここは無理せず、一旦EAを止めたり、休んだりするのもアリだと思います…😅

注目の経済指標とイベント

その他、重要そうな指標やイベントをまとめました。

*日時はJST(日本時間)です。

今週の経済指標とイベント
日付 時間 経済指標(イベント) 通貨ペア 重要度
火曜日
6月27日 23:00 米・新築住宅販売件数 USD
23:00 米・消費者信頼感指数 USD
水曜日
6月28日 22:30 欧・ECBフォーラム

FRBパウエル議長、ECBラガルド総裁

BOJ植田総裁、BOEベイリー総裁 発言

USD

EUR

JPY

GBP

木曜日
6月29日 21:30 米・新規失業保険申請件数、受給者数 USD
21:30 米・四半期GDP USD
金曜日
6月30日 08:30 日・東京都区部消費者物価指数CPI JPY
18:00 欧・消費者物価指数HICP(速報値) EUR
21:30 米・個人消費支出PCEデフレーター USD
23:00 米・ミシガン大学消費者態度指数 USD

順に見ていくと…

6月27日(火曜日)

23時に「米・新築住宅販売件数」と「米・消費者信頼感指数」があります。

現状、消費者信頼感指数は注目度は高そうなのですが、先週は住関連指標で少し反応していたので今週も反応するかもしれません。

同時刻なのでわかりにくいですが…💦

6月28日(水曜日)

22時30分から主要国中央銀行トップの発言が予定されています。

いずれも自らの金融政策の正当性を主張するタカ派のドヤり大会になるような気もしますが、植田総裁だけは「緩和政策維持…」といった感じになるような気がします。

危険人物が大集合するだけに、注意が必要だと思います…😱

また、ECBフォーラムは月曜日からか開かれており、連日ECBラガルド総裁の発言がありますので、一応注意しています。

6月29日(木曜日)

21時30分に「米・新規失業保険申請件数、受給者数」と「米・四半期GDP」があります。

新規失業保険申請件数は3週連続で悪化してきており、推移によってはドル売り要因になるかもしれないので注意が必要かもしれません。

6月30日(金曜日)

8時30分に「日・東京都区部消費者物価指数CPI」があります。

コアコア指数の推移は、今後の日銀の動向を見る上で重要だと思いますので一応注目しています。

ただ、日銀は緩和政策維持を表明しているだけに、目先の大きな反応は難しいように思います。

18時に「欧・消費者物価指数HICP(速報値)」があります。

前回はコアインフレ率の鈍化が見られましたが、今回反発して高いインフレを示すようだと、またユーロが買われやすい状態になるかもしれません。

ただ、景気悪化が鮮明になりつつあるので、そこらへんとの兼ね合いもあり、そう単純ではないと思います。

21時30分には「米・個人消費支出PCEデフレーター」があります。

下がり続けてきたコアデフレーターが前回やっと反発を見せたものの、回復動向が続くのかが注目されると主ます。

事前予想では、横ばいとなっています。

23時に「米・ミシガン大学消費者態度指数」で今週も終わりです😇

ECBフォーラムでの要人発言が水曜日にあり、週末は月末、半期末となることもあり、慎重に無理せずに行こうと思います。








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