今週の経済指標(20230619)


先週は重要指標やイベントが多かったこともあり、結局EAは稼働させず、久しぶりに裁量トレードのみの週となりました。

ドル円では出入りの激しいトレードで微損だったものの、ユーロドルで良いトレードができたので、トータルではまずまずだったと思います✨

もしEAを動かしていた場合は、ドル円以外はいい結果が出せたような気がします。

ドル円は、全体では円安トレンドのような感じですが、100pipsオーバーの押し戻りが入っているので、ちょっと厳しかったかもしれません…🤔

無料EAには、また今週から頑張ってくれることに期待しています😇

先週火曜日、注目だった「米国CPI」では、ややインフレ鈍化が見られたこともあり、一瞬ドルは売られましたが「行って来い」となりました。

翌日のPPIでは更にガッツリ売られたものの、FOMCがタカ的内容だったこともあり全モに近い戻りを見せました。

しかしトドメを刺したのは木曜日の「新規・継続失業保険申請件数」で、失業者がグッと増えたことに反応してか、急激にドルは売られました。

ユーロドルやポンドドルは、その流れを受けて値を伸ばしましたが、ドル円に関しては相関が低く、円は単独で大きく売られており、142円近くまで売られて引けました。

円相場は、先々週の「日銀は6月会合で大規模緩和維持の公算大…」とのリーク報道以降、円売りの流れが継続しており、FOMC後に一気に141円半ばまで売られた時に松野官房長官から「口先介入」があり1円以上値を戻したものの、日銀会合などを経て142円近くまで売られて引けました。

ドル円はビットコイン顔負けの非常に荒い動きでしたが、今週も円安の流れが続くのか注目されます。

今週は、先週ほどではありませんが、気になる指標やイベントがチラホラ有り、昨今の相場付きを考えると、慎重に行ったほうが良さそうな気がします。

米ドル関連では「FRBパウエル議長の議会証言」、ポンド関連では「英・CPI」、「英・BOE政策金利、議事要旨」、オージーでは「RBA議事要旨」あたりが注目度が高そうな気がします。

先週の出来事の要点をさっと振り返ってみます。

経済指標(イベント) 結果 一言
6月13日(火曜日)
英・失業保険申請件数、失業率 失業率

3.8%

  • 失業率は予想を下回る低水準
  • 平均賃金も上昇
  • 強い雇用環境→ポンド買いへ
米・消費者物価指数CPI
前月比

コア 0.4%

総合 0.1%

  • 注目度の高かったコアは横ばいだった
  • 総合では下落
6月15日(木曜日)
米・FOMC政策金利

パウエルFRB議長 記者会見

4.75%

(+0.25)

  • 利上げ停止❗️
  • ドットチャートからターミナルレートは0.5%上ブレ→ドル買いへ
  • 記者会見で「ドットチャートは決定事項ではない」
  • 7月利上げはデータ次第…とドル買いを牽制
米・失業保険申請件数 新規 26.2万人

継続177.5万人

  • 新規、継続ともに増加
  • ドル売り圧力
欧・欧州中央銀行(ECB) 政策金利

ラガルドECB総裁 記者会見

4.0%
  • 予想通り+0.25%となった
  • 「7月も利上げの可能性が高い」+「利上げの一時停止は議論していない…」
  • ターミナルレートに変更は無かった
  • 発言はタカ的に見えるが従来の見通しの範疇🧐
6月16日(金曜日)
日銀金融政策決定会合 政策金利

植田日銀総裁 記者会見

緩和継続
  • 直近の急激な円安について「具体的なコメントはしない…」との発言
  • 容認?→円売り加速

今週の注目点

今週は、「米・パウエルFRB議長 議会証言」、「英・消費者物価指数CPI」、「英・英中銀(BOE) 政策金利」、「豪・豪中央銀行(RBA) 議事要旨」などが注目です。

また、すでにEAの稼働を終えている人も多いかもしれませんが、金曜日にMarkit Economics社のPMIが集中発表されますので、当該通貨ペアの発表時間だけは注意しておくといいかもしれません🤔

今週の無料EA運用スタンス

月曜日は米国が休場となりますので、今週は火曜日の東京時間あたりから無料EAの運用を考えています。

「英・消費者物価指数CPI」、「英・英中銀(BOE)政策金利、MPC議事要旨」、に関しては、当該通貨ペアのみ事前に一旦EAを止めたほうが’無難かもしれません。

豪ドルに関しては、「豪・豪中央銀行(RBA) 議事要旨」を見てから稼働させたほうが良いように思います。

注目の経済指標とイベント

その他、重要そうな指標やイベントをまとめました。

*日時はJST(日本時間)です。

今週の経済指標とイベント
日付 時間 経済指標(イベント) 通貨ペア 重要度
月曜日
6月19日 米・休場 USD
火曜日
6月20日 10:30 豪・豪中央銀行(RBA) 議事要旨 AUD
水曜日
6月21日 08:50 日・日銀金融政策決定会合 議事要旨 JPY
15:00 英・消費者物価指数CPI GBP
23:00 米・FRBパウエル議長 議会証言 USD
木曜日
6月22日 20:00 英・英中銀(BOE)政策金利、MPC議事要旨 GBP
21:30 米・新規失業保険申請件数、受給者数 USD
23:00 米・FRBパウエル議長 議会証言 USD
金曜日
6月23日 08:30 日・全国消費者物価指数CPI JPY
17:00 欧・サービス、製造業PMI(速報値) EUR
17:30 英・サービス、製造業PMI(速報値) GBP
22:45 米・サービス、製造業PMI(速報値) USD

順に見ていくと…

6月20日(火曜日)

10時30分に「豪・豪中央銀行(RBA) 議事要旨」が公開されます。

前回サプライズ利上げがあったときの議事要旨で、今後利上げがどれくらい続くのかについて、なにかヒントになるような内容があれば反応するかもしれません。

6月21日(水曜日)

8時50分に「日・日銀金融政策決定会合 議事要旨」が公開されます。

相場が反応するかは別として、一応目を通すようにしています。

議事要旨は日銀のHPで見ることができます。

15時に「英・消費者物価指数CPI」があります。

前回は、総合値が下がったもののコア値が上昇しましたが、この傾向が続くようだと市場の期待通りポンドが買われるかもしれません。

しかし、インフレ鈍化が示された場合は市場の期待を裏切る形になりそうなので、大きくポンドが売られるかもしれません。

ちょっと気になるのが、大注目のBOE政策金利の直前…ということで、ひょっとして「BOE待ち」で動きにくい可能性も否定できません🤔

23時からパウエル議長の議会証言があります。

FOMCで利上げ停止をしたばかりですが、当然このことについても証言を求められると思われます。

木曜日にも議会証言はありますが、どちらかといえば初日のほうが動く可能性は高いように思います。

6月22日(木曜日)

20時には「英・英中銀(BOE)政策金利、MPC議事要旨」があります。

前回以降ベイリー総裁の発言がタカ化してきており、それに伴い市場の利上げ期待も高まってきているように感じます。

今回のイベントでBOEのイケイケなタカ派姿勢が示されれば、引き続きポンドは買われそうですが、そうでなかった場合はポンドのいつものパターン(勝手に期待して、勝手に失望💦)で大きく売り込まれる可能性もあるのでは…🤔、と考えたりします。

ここは一旦、ポンド絡みのEAだけでも止めたほうが無難なような気がします。

21時30分に「米・新規失業保険申請件数、受給者数」があります。

先週も「失業保険申請件数」で大きく動いたので、一応注意しています。

23時には前日に続き下院でパウエル議長の議会証言があります。

6月23日(金曜日)

8時30分に「日・全国消費者物価指数CPI」があります。

日銀の金融政策は、近々大きく変わる可能性は極めて低いので、市場への影響は限定的と思われますが、足元の状況は見ておいたほうが良いと思います。

17時からMarkit EconomicsのPMIの集中発表があります。

トレードされている方は、欧・英・米の発表時間だけは気にしたほうがいいかもしれません。

こんな感じで今週も終わりです。

ボラの大きな相場が続きますが、無料EAには頑張ってもらいたいと思います✨








コメントの入力は終了しました。
トップへ戻る