無料EA-202307

今週の経済指標(20230703)


先週は、火曜日の「米・住関連指標、消費者信頼感指数」が好調だったこともあり、そのあたりからドルが買われ始めました。

その後も、ECBフォーラムでのパウエル議長のタカ発言や「新規失業保険申請件数」の低下を受け、更にドル買いが進みました。

週末こそ「米・個人消費支出PCE」の鈍化などで大きく売られましたが、全体で見るとややドル買い優勢の週だったと思います。

ユーロやポンドについても、ECBフォーラムではラガルド総裁、ベイリー総裁ともに強めのタカ発言を行いましたが、結果的にはドルに振り回される結果になったように思います。

そんな中、真逆の金融政策を行っているのが我らの日銀です💦

当然ですが円は売られ続け、一時ドル円で145円にタッチするところまで行きました。

ここまで来ると、介入が少々気になってくると思いますが、案の定「鈴木財務大臣」、「松野官房長官」、「神田財務官」から円売りを牽制する発言(口先介入)がありました。

まだ、実際の実弾介入までは少し時間がかかると考えていたのですが、鈴木財務大臣の「あらゆるオプションを排除せず適切な対応をとる…」といった発言は、今までの口先介入よりもグッとボルテージが上がったように思います。

6月30日に米イエレン財務長官から「円安に対する為替介入については、日本政府と調整している…」との発言や、為替監視リストから日本が外されたこともあり、日銀による為替介入はやろうと思えばいつでもできる状態だと思います。

今後、「断固たる処置をとる…」とか、「過度な変動は経済と金融にとって有害…」や、「投機的な動きには必要な処置を…」、

さらには「レートチェックを実施…😱」といったニュースが流れた場合はレッドアラートです。近々、実弾介入が行われる可能性が高いように思います。

今週は、FOMC議事要旨と米国雇用統計に目が行きがちですが、他にも中ボスクラスの指標が結構多く、米国の独立記念日も有り、自動売買的には気を使う週だと思います。

先週の出来事を簡単にまとめてみました。

経済指標(イベント) 結果 一言
6月27日(火曜日)
米・新築住宅販売件数 76.3万件
  • 予想を大きく上回る強い数字→ドル買い圧力
米・消費者信頼感指数 109.7
  • 予想を大きく上回る強い数字→ドル買い圧力
6月28日(水曜日)
ECBフォーラム 植田総裁以外はさらにタカ化
  • パウエル議長→2回連続の利上げもあり得る🦅
  • ラガルド総裁→賃金上昇でインフレの第2段階へ入る💦必要な限り利上げを続ける🦅
  • ベイリー総裁→労働市場とインフレ指標の両方が持続的インフレの明確な兆候を示している🦅
6月29日(木曜日)
米・新規失業保険申請件数 23.9万件
  • 3週連続で増加していたが、大幅改善→ドル買いへ
6月23日(金曜日)
欧・消費者物価指数HICP(速報値) ほぼ横ばい
  • コア値は下がらず、インフレは続きそう→ユーロ買い
米・個人消費支出PCEデフレーター コア 0.3%
  • コア値が減速しインフレ鈍化の思惑→ドル売りへ

今週の注目点

今週は、「米・FOMC議事要旨」、「米・雇用統計」、「豪・RBA会合、政策金利」の注目度が高いと思いますが、他にも反応しそうな指標が多めです🧐

月曜日はカナダが休場で、火曜日は独立記念日により米国市場が休場となります。

これに伴い、米株式・債券市場では月曜の取引時間が変更(取引時間短縮)となります。

また、月曜を休みにして4連休を取る人も意外と多いようなので、週初めNY時間は注意が必要かもしれません…🤔

今週の無料EA運用スタンス

今週は、火曜日の「豪・RBA会合 政策金利」の前に該当通貨ペアを一旦止めるか、もしくは今週の稼働開始時間をRBAイベント後にするか、どちらかで行こうと思います。

加えて「米・FOMC議事要旨」の前までに一旦EAを止めようと思うので、なかなかまとまった稼働時間を取りにくい週になりそうです💦

また、上に書いた日銀介入前にありがちな口先介入があった場合は、クロス円のEAは早めに止めてたほうが無難だと思います。

注目の経済指標とイベント

その他、重要そうな指標やイベントをまとめました。

*日時はJST(日本時間)です。

今週の経済指標とイベント
日付 時間 経済指標(イベント) 通貨ペア 重要度
月曜日
7月3日 加・休場 CAD
08:50 日・日銀短観 JPY
23:00 米・ISM製造業景況指数 USD
火曜日
7月4日 米・休場 USD
13:30 豪・RBA豪州準備銀行 政策金利 AUD 
水曜日
7月5日 18:00 欧・卸売物価指数PPI EUR
23:00 米・製造業新規受注 USD
木曜日
7月6日 03:00 米・FOMC議事要旨 USD
21:15 米・ADP雇用統計 USD
21:30 米・失業保険申請件数 USD
23:00 米・ISM非製造業景況指数 USD
金曜日
7月7日 08:30 日・全世帯家計調査、毎月勤労統計調査 JPY
21:30 米・雇用統計 USD
23:00 加・雇用関連指標 CAD

順に見ていくと…

7月3日(月曜日)

8時50分に、いわゆる「日・日銀短観」が公開されます。

目先の円相場への影響は小さいと思いますが1年後や2年後の物価見通しなど、内容には目を通すようにしています。

23時には「米・ISM製造業景況指数」があります。

前回よりも多少改善の予想(47.3)となっていますが50未満で推移しており、大きなブレがなければ動きにくいように思います。

7月4日(火曜日)

13時30分に「豪・RBA豪州準備銀行 政策金利」があります。

事前予想では+0.25%となっていますが、先週の豪CPIでは予想を大きく下回りインフレ鈍化を示しています。

ただ、雇用関連指標などは強い結果を出していたので判断が難しく、場合によっては大きく動くかもしれません。

豪ドル関連のEAは一旦止めるか、指標が終わってからのスタートにするのが無難だと思います。

夜は、米国市場が休場となるので普段と様相が違うかもしれません。

7月5日(水曜日)

18時に「欧・卸売物価指数PPI」、23時に「米・製造業新規受注」があります。

事前予想とのブレが大きくなければ動きにくいかもしれません。

ただ、米国は休み明けとなるのでヤンキー入場時(21時ころ)は少し動くかもしれません。

7月6日(木曜日)

午前3時に「米・FOMC議事要旨が公開されます。

前回FOMCで利上げ停止した理由や経緯は確認したいと思います。

まぁ、スルーのことが多いのですが、過去に痛い目にあっているので一応EAは一旦止めることにしています…😅

21時15分に「米・ADP雇用統計」、21時30分に「米・失業保険申請件数」があります。

雇用統計前ということもあり多少は注目されていると思いますので、ブレがあった場合は反応する可能性があります。

23時に「米・ISM非製造業景況指数」があります。

月曜日の製造業よりもこちらの方が注目されているように思います。

事前予想では前回から改善して51.2となっていますが、ブレがあった場合は反応するかもしれません…🧐

7月7日(金曜日)

8時30分に「日・全世帯家計調査、毎月勤労統計調査」が発表されます。

どちらも直接円相場に影響はないと思いますが、長期で見れば一応金融政策に影響がある指標なので目を通すようにしています。

21時30分に「米・雇用統計」と「加・雇用関連指標」が同時にあります。

時間的には既にEAを止めている時間なので、指標トレードを狙っていきます…👍

今週も少しやりにくいですが、無理せずに頑張って行こうと思います。








トップへ戻る