今週の経済指標(20230911)


先週は週始めから円が売られドルが買われる流れとなり、水曜早朝には147円台後半までドル円は上昇しました💹

この上昇でドル円のEA達は、条件の違いはありますがロングポジションを取る状態になっていたと思われます💦……が、ここからは介入警戒感もあるので目先は上値を追いにくいのでは🤔…との判断から、ドル円のEAは147円台中盤まで上がったところで止めていました😅

終わってみれば先週はUSDCADのSL3連発からのマイナススタートでしたが、なんとか取り返してプラス着地できたので、まぁ良かったのではないかと思います😇

先週のドル相場は、ややドル買いで始まり火曜日にFRBメンバーのクリーブランド連銀メスター総裁が「米金融当局はさらなる利上げが必要になる可能性がある…」との発言からドル買いが加速し、指標で多少浮き沈みはあったものの概ねドルが買われる週となりました。

それに伴いドル円も値を伸ばしたところで、神田財務官から「急激な変動が起こっている」、「こういった動きが続くようであれば、政府としてはあらゆる選択肢を排除せずに適切に対応していきたい」…との口先介入があり、一時的に円が変われる場面もありました。

大きな円買いの流れにはなりませんでしたが、口先介入のレベルが一段上がりました。

また、珍しく植田日銀総裁からもタカ的な発言があり、今週以降の実弾介入までの距離が確実に縮まったような気がします…

今週注目の米国CPIで、仮にドルが大きく買われドル円がさらに上がっていった場合、実弾介入に対する警戒感は高まると思われますが、実際に介入があるのかどうか…注目しています🤔

個人的には、ドル買いによる結果で、ある意味ファンダメンタルズに沿った動きでもあるので、実弾介入はしにくいのではないか…と考えたりもします。

ただ、1日で200〜300pips(2〜3円)以上動くようであれば、投機的な動き…とも言えるので….🤔(…こればっかりは わかりません💦)

先週の出来事を簡単にまとめてみました。

経済指標(イベント) 結果 一言
9月5日(火曜日)
FRBメンバー

メスター氏の発言

ドル買い
  • 「さらなる利上げが必要になる可能性がある…」とのタカ発言→ドル買いへ
9月6日(水曜日)
神田財務官の発言

口先介入

  • 「急激な変動が起こっている」、「こういった動きが続くようであれば、政府としてはあらゆる選択肢を排除せずに適切に対応していきたい」
  • 介入警戒感→円買い
米・ISM非製造業景況指数 54.5%
  • PMIと違い上昇
  • ドル買い
9月7日(木曜日)
ベージュブック
  • 物価上昇は全体的に鈍化
  • 個人貯蓄は減少、借入増
  • 賃金上昇は鈍化の見込み
BOEベイリー総裁の発言 超ハト発言
  • 「インフレ率は年内に大きく低下する可能性が高い」
  • 「これまでの利上げ効果の大部分はまだ経済に浸透していない…」
  • 「これ以上金利を上げる必要性なくなった可能性がある…」💦
  • ポンド売り

今週の注目点

今週は重要な指標が多く、特に「米・消費者物価指数CPI」、「欧・ECB欧州中央銀行 政策金利〜ラガルド総裁記者会見」などが注目されます。

また、先週あったBOEベイリー総裁の超ハト発言では、「よほどのことがない限りは利上げの必要はない…」とも取れるような感じなので、火曜日の「英・雇用関連指標」や、水曜日の「英・月次GDP」でネガティブ側に反応しやすい可能性もあるので注目しています。

円相場については、実弾介入までの距離は確実に縮まっていると思われるので、要人発言には引き続き注意が必要ではないかと思います。

特に「…断固たる措置を…」とか、「レートチェック…」というようなキーワードは実弾介入前の発言によく見られる文言なので要注意です😱

あと、今週からFRBのブラックアウト期間に入り指標に振り回されやすくなる場合もあるので、ちょっと注意したほうがいいかもしれません。

一応ブラックアウト期間は、WSJニック記者のツイッター(X)は重要になる場合があるので、翻訳などを使って目を通したほうがいいかもしれません。

今週の無料EA運用スタンス

今週は結構やりにくいように思います。

とりあえず最も注目される「米・消費者物価指数CPI」はEAを止めようと思います。

木曜日のECBイベントは、間に小売売上高、PPIなどもあるのでEAを止めてもイイかな…🤔、と思ったりもしますが、この辺は様子を見ながら判断しようと思います。

また、ドル円の現状この水準からトレンド相場は難しいかもしれないので、ドル円のEAのみ止めて、突っ込んだところを裁量で拾っていこうかとも考えています🧐

注目の経済指標とイベント

その他、重要そうな指標やイベントをまとめました。

*日時はJST(日本時間)です。

今週の経済指標とイベント
日付 時間 経済指標(イベント) 通貨ペア 重要度
火曜日
9月12日 09:30 豪・消費者信頼感指数 AUD
15:00 英・雇用関連指標 GBP
18:00 独・ZEW景況感調査 EUR
水曜日
9月13日 15:00 英・月次GDP GBP
21:30 米・消費者物価指数CPI USD
木曜日
9月14日 21:15 欧・ECB欧州中央銀行 政策金利 EUR
21:30 米・小売売上高 USD
21:30 米・生産者物価指数PPI USD
21:45 欧・ECBラガルド総裁 記者会見 EUR
金曜日
9月15日 23:00 米・ミシガン大学消費者態度指数 USD

順に見ていくと…

9月12日(火曜日)

9時30分「豪・消費者信頼感指数」

前回同様に低水準結果になると予想されており、予想に近い結果となった場合は豪ドルは買われにくくなるように思います。

15時「英・雇用関連指標」

先週のベイリー総裁の超ハト発言に加え、前回までの結果では雇用者数の鈍化と失業率は悪化しており、平均賃金だけが伸びていましたが、万一平均賃金が下落するようであれば本格的なポンド売りの流れになる可能性もあると思います。

18時「独・ZEW景況感調査」

前回-12.3、予想値-15.0と悪化予想となっており、ダメダメなユーロ圏を象徴しています。

ただ、ECBイベント前なのでよほど数字にブレがないと動きにくいかもしれません。


9月13日(水曜日)

15時「英・月次GDP」

先週のベイリー総裁の超ハト発言もあるので、一応注目しています。

ただし、「豪・消費者信頼感指数」で既にガッツリ動いた場合、同方向の結果になっても動きにくいかもしれません。

21時30分「米・消費者物価指数CPI」

原油価格の高騰などにより総合値は上昇が予想されていますが、コア値については前月比0.2%の横ばい予想となっています。

注目度の高いコア値の同行次第では、大きくドルが動く可能性もあるので注目しています。


9月14日(木曜日)

21時15分「欧・ECB欧州中央銀行 政策金利」

大方の見方では金利は据え置かれる…との予想が7割程度、利上げがあるとの予想が3割程度となっています。

万一利上げがあった場合はサプライズとなるかもしれませんが、利上げはあっても年内にあと1回…と見られているので、よほどのことがない限りは大きくユーロ買いには傾きにくいように思います🤔

21時30分「米・小売売上高」、「米・生産者物価指数PPI」

先週のベージュブックの中でも問題視されていた家計貯蓄の減少は個人消費に大きな影響があるので、小売売上高も注目されていると思うので、CPIだけでなくこちらも反応するかもしれません。

生産者物価指数PPIについても反応することがあるので一応注目しています。

21時45分「欧・ECBラガルド総裁 記者会見」

仮に金利が据え置かれた場合、利上げは打ち止めなのか…、再開するのか…、発言の内容やニュアンスで反応する可能性もあるので注目しています。


9月15日(金曜日)

23時に「米・ミシガン大学消費者態度指数」

この時間になるとEAは止めている人が多いと思いますが、最近はミシガン〜で動くこともあるので注目してもいいように思います。

また、1年先や5年先の期待インフレ率の推移には注目している人は多いかもしれません。

今週はこんな感じです。

私事ですが……土曜日にエアコンが壊れまして💧外より暑くPCのファンが爆音です…😩

エアコンが効かないとマズイヨ…🫨








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