無料EA

今週の経済指標(20240304)


先週も主要通貨ペアについてはレンジ相場となり、エントリーは非常に少ないままで2月を終えました。

2月については、1月同様に無料EAにとっては得意とは言えない相場でして……1月は無難にプラス着地だったものの、2月は開店休業状態のEAが多く残念ながら若干のマイナスとなりました😅

トレンドフォロー型EAにとっては難しい環境が続きますが、大きく引かされることが無かったので良かったのかもしれません…😇

今後に期待したいと思います🌻

先週のドル相場は、木曜日のPCEを控えて方向感無く始まりましたが、水曜日のRBNZ(ニュージーランド中銀)会合でのサプライズ的なハト化を受け、オセアニア通貨の強い売りの反動で一時的にドルが大きく買われました…😱

注目だったPCEについては、やや鈍化を示す結果となりドル売りとなりました。

ただ、すぐに買い戻されたことから簡単には崩れないドルの底堅さがあるように感じました。

しかし、「米・ISM製造業景況指数」や「米・ミシガン大消費者態度指数」の悪化の影響もありますが上値も重く、終わってみれば方向感のないレンジ内の動きとなりました。

円相場については、火曜日の「日・全国消費者物価指数CPI」が予想値を上回る結果となったことから若干の買いが入りましたが大きな動きとはなりませんでした。

しかし、木曜日の「日・日銀 高田審議委員 講演」で、まさかの超ハト発言が飛び出し、ドル円は一気に150円を割り込むところまで売られました…😱

「マイナス金利政策の解除など大規模な金融緩和策の転換に向けた検討が必要…」、「極めて強い金融緩和からのギアシフト、マイナス金利の解除など出口対応も含めた検討も必要…」といった趣旨の発言が、タカ派で知られる高田審議委員の口から出たことは意外だと思った人が多かったように思います。

ただ、翌日にはG20に参加していた植田総裁の発言で「2%の物価目標の達成はまだ見通せる状況ではない…」として、大規模な金融緩和策の転換に慎重な考えを示すことで高田審議委員の火消しに走りました。

結果的に円は値を戻し、我々トレーダーは日銀の茶番につきあわされる形となりました💦

先週も書きましたが、いずれにしても(特にドル円)無料EAにとって嬉しくない相場展開が続いています…😩

先週の主だった出来事

経済指標(イベント) 結果 一言
2月29日(木曜日)
日・高田審議委員 講演 サプライズ

超ハト発言🔥

  • 金融緩和策の転換に向けた検討が必要❗️
  • マイナス金利の解除など出口対応も含めた検討も必要❗️
  • 急激な円買い😱
米・個人消費支出PCE 鈍化
  • 直近のCPIとPPIが上振れしていたが、PCE個人消費、PCEデフレータ、コアデフレータすべて鈍化
  • ドル売りへ
3月1日(金曜日)
日・日銀 植田総裁の発言 火消し🚒
  • 大規模な金融緩和策の転換に慎重な考えを示すことで高田審議委員の火消しに💦
  • 円売りへ
米・ISM製造業景況指数 悪化
  • 前回値49.1、予想値49.5→結果47.8と悪化
  • 50を超えられず反落…1年以上水面下を推移…😩
米・ミシガン大消費者態度指数 悪化
  • 前回値79.0、速報値79.6→確報値76.9と大幅悪化
  • 強いドル売り😱

今週の注目点

今週は注目の指標やイベントが多いのですが、中でも「米・ISM非製造業景況指数」、「米・ベージュブック」、「欧・ECB政策金利〜ラガルド総裁 記者会見」、そして「米国雇用統計」あたりが非常に注目度の高いと思います。

それ以外でも、チャートが反応しそうな指標がいくつもあるので指標カレンダーは見えるところに出しておくといいかもしれません🌻

今週の無料EA運用スタンス

今週はベージュブックの前に、一旦EAは止める予定です。

他にも反応しそうな指標やイベントが多く、今週は少しやりにくいような気もします🤔

全体的に、ここ最近はトレンド相場になりにくいような感じなので、引き続きロットは抑え気味で慎重に行こうと思います。

注目の経済指標とイベント

*日時はJST(日本時間)です。

今週の経済指標とイベント
日付 時間 経済指標(イベント) 通貨ペア 重要度
火曜日
3月5日 08:30 日・東京都区部消費者物価指数CPI JPY
13:00 日・日銀 植田総裁 発言 JPY
24:00 米・ISM非製造業景況指数 USD
水曜日
3月6日 22:15 米・ADP雇用統計 USD
23:45 加・BOC(カナダ中銀)政策金利 CAD
24:00 米・雇用動態調査(JOLTS)求人件数 USD
24:00 米・FRBパウエル議長 下院議会証言 USD
28:00 米・ベージュブック USD
木曜日
3月7日 08:30 日・勤労統計調査 JPY
10:30 日・日銀 中川審議委員 講演 JPY
22:15 欧・ECB政策金利 EUR
22:45 欧・ECBラガルド総裁 記者会見 EUR
24:00 米・FRBパウエル議長 上院議会証言 USD
金曜日
3月8日 22:30 米・雇用統計 USD

順に見ていくと…


3月5日(火曜日)

8時30分「日・東京都区部消費者物価指数CPI」

今回は電器・ガス料金の負担軽減策終了の影響で大幅反発予想となっています。

反応する可能性もあるので注目しています🧐

13時「日・日銀 植田総裁 発言」

Fintech Summit にて、発言(挨拶)が予定されています。

時間が短いので無難な発言でスルーなような気がします…が、万一東京CPIで大きく動いた場合は、なにか言いたくなるかも……

24時「米・ISM非製造業景況指数」

前回は50割れ目前からの大幅反発でしたが、今回は若干の低下が予想されています。

前回値53.4、事前予想52.5ですが、前回値を超えたり50を割り込むくらいのブレがあると大きく反応するかもしれないので注目しています。


3月6日(水曜日)

22時15分「米・ADP雇用統計」

雇用統計前なので稀に反応するので注意です💦

23時45分「加・BOC(カナダ中銀)政策金利」

以前ほど単独でガツンと動くことが少なくなったカナダドルですが、何かを期待して発表時間だけは見るようにしています…😅

24時「米・雇用動態調査(JOLTS)求人件数」、「米・FRBパウエル議長 下院議会証言」

ノーマークだと、この「JOLTS」も稀に大きく反応するので一応注目です。

また、同時刻からFRBパウエル議長の下院議会証言が予定されています。

万一ですが、ISMなどで想定以上にドル相場が動いた場合は、牽制するような発言をするかもしれないので、場合によっては注意が必要かもしれません🤔

28時(AM4時)「米・ベージュブック」

前回と変化があるか、どの点がどれくらい変化したか…が注目です。

スルー気味のことが多いですが、過去に爆死経験があるので事前に一旦EAを止める予定です💦


3月7日(木曜日)

8時30分「日・勤労統計調査

長らくマイナスが続いている実質賃金が改善していくのか…が注目されます。

やはり賃金面での改善がなければ、金融政策の見直しの不安材料になるように思います🧐

*実質賃金(指数)はエクセルファイルのDLで確認できます。

10時30分「日・日銀 中川審議委員 講演」

先週はタカ派の高田審議委員の発言で市場が荒れましたが、今回の中川審議委員は審議委員の中でも中立と言われており、高田審議委員や植田総裁の発言とどの程度の温度差があるのかが気になるところです。

また、金融政策変更について具体的な発言がないか、多くの人が注目しているような気もします🧐

22時15分「欧・ECB政策金利」

22時45分「欧・ECBラガルド総裁 記者会見」

市場では6月のECB会合での利下げが予想されていますが、それを裏付けるような発言やヒントがでてくるのかが注目です。

仮に、当たり障りのない無難な内容と発言だったとしても、市場ではいろんな思惑が交錯してy副露が反応する可能性もあるので少し注意したほうがいいかもしれません🤔

24時「米・FRBパウエル議長 上院議会証言」

前日に続き今回は上院での議会証言が予定されています。


3月8日(金曜日)

22時30分「米・雇用統計」

前回は+35.3万人と不可解なくらいの増加結果でしたが、変に統計方法が変わっていたり謎な部分もあるので眉唾なのではないかと…少し疑っています💦

ただ、ファンダメンタルズの研究が目的ではないので、理由はともあれ何かが起きることを期待しています…😅

今週は指標やイベントがやや多いですが、無料EAには頑張ってもらいたいと思います。

3月も慎重に頑張っていきましょう✨








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