今週の経済指標(20240311)


先週は週半ばから円高ドル安の流れが強くなり、その流れに乗って久しぶりにScal-3-Goldの出動などで利益を上げることができました。

ただ、注目していた経済イベントなどで一旦EAを止めたことで、結果的にエントリーチャンスをいくつも逃しており、慎重にEAを運用した人にとっては少し物足りない結果だったかもしれません……が、ほとんどの人がまずまずのプラスで終われたので良かったと思います😇

今週以降も無料EAの活躍に期待します…✨

先週は円相場が3円以上の大きな動きとなりました。

週初は、林芳正官房長官から「政府のデフレ脱却表明…」を否定するような発言により若干の円売り気味でしたが、東京CPIの再加速によりそれ以上のは売りにくくなったように思います。

それ以降、勤労統計調査の実質賃金の上昇や強気な春闘の賃上げ要求他、円買いをサポートする内容の報道などにより強い円買いの流れとなりました🤔

特にサプライズだったのは、3月7日の「日・日銀 中川審議委員 講演」

島根県で行われた講演では…

  • イールドカーブ・コントロールのほか、リスク性資産の買入れなど、修正要否について判断することになる…😱
  • わが国の経済・物価情勢は、2%の「物価安定目標」の実現に向けて着実に歩を進めています…
  • 高水準の企業収益に支えられ、賃金と物価の好循環が展望できる…

といったような内容が語られ、日銀のマイナス金利解除が迫っている聞こえる内容だっただけに、強烈に円が買われる展開となりました…😱 周到に練られた高度な「口先介入」と見ることも…

一方、ドル相場は火曜日の「米・ISM非製造業景況指数」が事前予想をやや下回ったこと、注目だった議会証言で期待したほどのタカ発言が無かったこと、ベージュブックでも目立ったタカ的な内容がなかったこと、雇用統計での失業率の上昇……などを受け、週中盤以降は大きく売られる流れとなりました。

結果的には先週は、強い円買い要因とドル売り要因のコンボにより、強烈な円高ドル安に動いた週となりました。

これだけボラが大きいと、EAの想定している押し戻りのスケールを超える可能性が高いので、特にドル円の無料EAにとっては慎重に行ったほうが無難かもしれません…🤔

先週の主だった出来事

経済指標(イベント) 結果 一言
3月5日(火曜日)
日・東京都区部

消費者物価指数CPI

再加速
  • 前回 1.8%、今回 2.5%
  • 実質、電器・ガス料金の負担軽減策終了の影響では…🤔
3月6日(水曜日)
米・FRBパウエル議長

議会証言

弱ハト?
  • 市場の利下げ期待に対してタカ発言がなかった…🤔
  • ドル売り加速
3月7日(木曜日)
日・日銀 中川審議委員 講演 サプライズ🔥

タカ発言

  • YCC、資産の買入れなど、修正要否について判断する…😱
  • 2%の「物価安定目標」の実現に向け着実に…
  • 賃金と物価の好循環が展望できる…
  • 強い円買いへ😱
3月8日(金曜日)
米国雇用統計 ムムム…🧐
  • 雇用者数は+27.5万人と、事前予想超え
  • 前回値が大幅下方修正(最近多い…)
  • 失業率3.9%へ悪化❗️
  • ドル売りへ

今週の注目点

今週は目立つ指標がやや少なめなので、若干レベルを落としてピックアップしてます。

まず、注目されそうなのは火曜日の「米・消費者物価指数 CPI」🤔

FRBの利下げ時期が近づく中で、判断に関わりそうな指標は注目度は上がると思われます。

そういう意味では、木曜日の「米・小売売上高」や「米・生産者物価指数 PPI」についても、それなりに注目されるように思います。

また、円相場においてもFRBと同様で、日銀が意識しそうな指標などは注目される可能性があります。

今日(月曜日)の「日・四半期GDP」だけでなく、火曜日以降の春闘に関連するニュースなどには反応する可能性があるので、クロス円のポジションがある場合は少し注意が必要かもしれません。

今週から夏時間への移行にともない、銘柄によっては取引時間の変更、日本時間での指標発表時間に変更がある場合がありますのでご注意ください。

今週の無料EA運用スタンス

先週のようにボラが大きい場合は中ボス級の指標でも大きく動くことがあるので、EAを止めるかどうかは悩ましいかもしれません…🤔

慎重に行こうと思いますが、「米・CPI」や「米・小売売上高」については様子を見ながら判断しようかと思います。

注目の経済指標とイベント

*日時はJST(日本時間)です。

今週の経済指標とイベント
日付 時間 経済指標(イベント) 通貨ペア 重要度
月曜日
3月11日 08:50 日・四半期GDP JPY
火曜日
3月12日 16:00 英・雇用関連指標 GBP
21:30 米・消費者物価指数 CPI USD
水曜日
3月13日 19:00 欧・鉱工業生産 EUR
木曜日
3月14日 21:30 米・生産者物価指数 PPI USD
21:30 米・小売売上高 USD
金曜日
3月15日 23:00 米・ミシガン大学消費者態度指数・速報値 USD

順に見ていくと…


3月11日(月曜日)

8時50分「日・四半期GDP」

前回、前々回と連続でのマイナスとなりましたが、今回は前期比で+0.3%のプラス予想となっています。

プラ転すれば、さらに円は買われやすくなる可能性もあるので一応注目しています。


3月12日(火曜日)

16時「英・雇用関連指標」

雇用者数、失業率共に堅調傾向で推移していますが、万一悪化するようだと利下げムードが出てきてからポンドが売られる可能性も否定できません。

稀にポンドは過剰反応することもあるので注目しています💦

21時30分「米・消費者物価指数 CPI」

前回はコア値で反発が見られ、財よりもサービス部門の反発が目立ちました。

今回のコアCPIは減速予想ですが、注目度が高いのでブレがあった場合は反応する可能性があると思います。


3月13日(水曜日)

19時「欧・鉱工業生産」

厳しい状況が続く欧州ですが、結果が予想外に上振れした場合は多少反応するかもしれません…🤔

逆に、すでに十分悪いので下振れに対しては大きく反応しにくいような感じもします…💦


3月14日(木曜日)

21時30分「米・生産者物価指数 PPI」、「米・小売売上高」

PPIについてはCPI同様ですが、方向性がCPIと違う場合は内容を細かく見てみるとなにかヒントがあるかもしれません。

小売売上高については、前回のマイナス結果は天候要因によるとされていて、今回は大きく改善すると予想されています。

仮に予想に近い結果や上振れした場合はドル買い要因となる可能性もあり、この時点までにドルが売り込まれていた場合は、大きな反発に繋がるかもしれないので注目しています🧐


3月15日(金曜日)

23時「米・ミシガン大学消費者態度指数・速報値」

前回は79.0→76.9へと悪化しましたが、今回は改善が見られるのかが注目されると思います。

事前予想値が77.0と微妙なため、ブレがあった場合は多少反応するかもしれません。

今週はこんな感じです…😅

先週に続き、無料EAの健闘を期待します✨








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