今週の経済指標(20240318)


先週は米CPIの前でEAを止めたのと、木曜日の米小売とPPIで意外と動いたのでEAを止めて指標トレードをしたことでノーポジとなりました💦

結果的には指標トレードが微妙だったこともあり…😅、先週は普通に稼働させていたほうが良かったようです……今後に期待します😇

先週のドル相場は、火曜日の「米・消費者物価指数 CPI」が事前予想を上回ったことで買われ、木曜日の「米・生産者物価指数 PPI」でも上振れしたことから、市場ではFRBの利下げ見通しが後退し、前週は売られ続けたドルが買い戻される結果となりました。

ただ、先週の「米・小売売上高」では事前予想を下回り、「米・ミシガン大学消費者態度指数・速報値」でも前回・予想値を共に下回ったことなどは、米経済の牽引役である強い個人消費の悪化の兆しのようにも見えます…🧐

再びインフレが進む中で消費低迷の兆しもあり、米国経済は非常にマズい状況に陥るのではないかと不安になります…😱

円相場の方は、月曜日の日経225の続落やGDP改定値がプラ転したことで、やや買われ気味で始まりましたが、火曜日の参院財政金融委員会で日銀植田総裁からのハト発言「一部の統計に弱めの動きがうかがわれる…」等があり、円買いのムードが吹き飛びました🤔

注目だった春闘では、大手企業からは満額回答や要求以上の回答がでてきましたが、概ね予想通りで、十分織り込みが進んでいたようで大きな買い材料にはなりませんでした。

水曜日の参院予算委員会では、岸田首相からあらためて「デフレ脱却には至っていない…」との見解を示し…これも円売り材料となったように思います。

結果的には、木曜日の「米・生産者物価指数 PPI」以降のドル買いの影響もあり、ドル円は149円台まで値を戻して引けました。

金曜日には、「今週の日銀会合にてマイナス金利の解除を決定する見通し……」とのリーク報道がありましたが織り込まれているようで、円売りの流れは止まりませんでした…🤔

今週の日銀会合…今後は、マイナス金利解除後に注目点がシフトするように思います。

余談ですが、日銀はこれだけダダ漏れでリークさせておいて(日経新聞まで記事を書いていた…)万一現状維持とかだと、さすがに「風説の流布」になりますよネ…💦

先週の主だった出来事

経済指標(イベント) 結果 一言
3月11日(月曜日)
日・四半期GDP(改定値) プラ転
  • 年率換算 -0.4%→+0.4%
  • 前期比 -0.1%→+0.1%
  • 円買い圧力
3月12日(火曜日)
米・消費者物価指数 CPI 再加速🔥
  • ガソリン高の影響もあり再加速
  • コア値も事前予想を上回る
  • ドル買い
3月14日(木曜日)
米・生産者物価指数 PPI 再加速🔥
  • CPI同様に事前予想を上回り再加速
  • ドル買い加速…😱
米・小売売上高 悪化💦
  • 事前予想を下回る
  • 前回値も下方修正…🤔
3月15日(金曜日)
米・ミシガン大消費者態度指数 さらに悪化💦
  • 79.0→76.9→76.5と、絶賛悪化中📉
  • 個人消費悪化の兆候か…😱

今週の注目点

今週はヤバそうな中銀絡みのイベントや重要指標が多数あります。

非常に注目されるのは、火曜日の「日・日銀金融政策決定会合〜植田総裁記者会見」、水曜深夜の「米・FOMC〜パウエル議長記者会見」、木曜日の「英・BOE会合」あたりです🧐

経済指標では、木曜日の「PMIの集中発表」、「英・CPI」「英・小売売上高」、「日・全国CPI」などもあり、自動売買・裁量共に非常に神経を使う週になると思います。

今週の無料EA運用スタンス

日銀会合とFOMCで無料EAを止めるとなると、まとまった稼働時間が取れなくなるので、どうするか判断に迷うところです。

まぁ、ノルマがあるわけでもないので、様子を見ながら無理せずに行くのが無難なような気がします。

万一荒れ気味だった場合は、EAはお休みにして裁量+指標トレードに集中……というのも一興かとww😅

注目の経済指標とイベント

*日時はJST(日本時間)です。

今週の経済指標とイベント
日付 時間 経済指標(イベント) 通貨ペア 重要度
月曜日
3月18日 19:00 欧・消費者物価指数HICP(改定値) EUR
火曜日
3月19日 お昼頃 日・日銀金融政策決定会合 JPY
12:30 豪・RBA会合 AUD
15:30 日・日銀植田総裁 記者会見 JPY
水曜日
3月20日 日・休場 JPY
16:00 英・消費者物価指数CPI GBP
17:45 欧・ECBラガルド総裁 発言 EUR
27:00 米・FOMC USD
27:30 米・FRBパウエル議長 記者会見 USD
木曜日
3月21日 09:30 豪・雇用関連指標 AUD
18:00 欧・サービス、製造業 PMI EUR
18:30 英・サービス、製造業 PMI GBP
21:00 英・BOE会合 GBP
22:45 米・サービス、製造業、総合 PMI USD
金曜日
3月22日 08:30 日・全国消費者物価指数CPI JPY
16:00 英・小売売上高 GBP

順に見ていくと…


3月18日(月曜日)

19時「欧・消費者物価指数HICP(改定値)」

改定値ということもあり、大きなブレがなければそれほど動かないと思いますが、一応注目しています。


3月19日(火曜日)

お昼頃日・日銀金融政策決定会合」

15時30分「日・日銀植田総裁 記者会見」

先週、日銀は日経にもリーク記事を書かせていたので、リーク通りにマイナス金利解除の発表がされると思われます。

具体的には現状の-0.1%から、0〜0.1%に誘導する案が有力と見られているようです。

またYCC(イールドカーブコントロール)も撤廃する方針と言われています。

ただ、これらのリーク報道を受けて先週末の円相場はそれほど円買いの反応は示さなかったことから、リーク通りの結果だけでは…仮に円買いとなっても、そう続かない可能性が高いように思います。

今までの発言でもあったように、「どんどん利上げが続くわけではない…」とか「緩和政策の維持…」といった趣旨の発言もでてくると思われるので……🤔

ただ、要注意なのはリーク情報になかったことが発表された場合です。

例えば「今後更に利上げを行う可能性…」や「利上げの目標値について…」などの言及があった場合はサプライズになる可能性もあると思います……😱😱

12時30分「豪・RBA会合」

今のところは、金融政策の変更は無いと見られており、特に目を引くようなことがなければスルー気味ではないか…と思います。


3月20日(水曜日)

日本市場は春分の日で休場となり、東京時間の取引が減少すると思われるのでご注意ください。

16時「英・消費者物価指数CPI」

前回のCPIではインフレ目標をすでに下回り、それでもタカ姿勢を堅持してきたBOEですが、今回は雇用環境の悪化もあり結果によっては…

事前予想では鈍化予想となっており、予想を下回るようなことがあればポンドは買いにくくなるような気もします…🧐

17時45分「欧・ECBラガルド総裁 発言」

現状の「6月から利下げ方針」を変更するような発言でも飛び出さない限りはスルー気味な気もしますが、一応注目しています。

27時(AM3時)「米・FOMC」〜「米・FRBパウエル議長 記者会見」

大方の予想では、今回のFOMCでの利下げは無いと見られています。

となると、より細かい部分が注目されることになり、年内の利下げ回数や金利見通しのドットチャートに目立った上方修正があれば反応するかもしれません。

逆に、あまり変化がなければ…ドル売り材料となる可能性もあると思います🤔

パウエル議長の記者会見では、目立った発言があれば大きく動く可能性があるので一応警戒しておいたほうが良いと思います。


3月21日(木曜日)

9時30分「豪・雇用関連指標」

冴えない結果が続いており前回は失業率が4.1%と、意識される4%を超えています。

今回もあまり良くないようで予想値は4.0%ですが、結果が3.9以下もしくは4.2以上にならないと目立った反応はないかもしれません🤔

18時「欧・サービス、製造業 PMI」

PMIの集中発表があります。

欧・英・米については反応することもあるので、発表時間だけは一応注目しています。

21時「英・BOE会合」

BOEの姿勢が急に変わることはないと思いますが、舐めてかかると痛い目に遭うのがポンドなので一応警戒しています💦


3月22日(金曜日)

8時30分「日・全国消費者物価指数CPI」

3月5日の東京CPIと同様に、政府からの電気ガス料金の負担軽減策終了の影響で加速予想となっています。

特に上振れ幅が大きかった場合は、値位置によっては円買い材料になる可能性があると思うので、一応注目しています。

16時「英・小売売上高」

事前予想ではマイナス予想となっています。

BOE会合が終わったことで、動きやすくなっていることもあるので一応注目しています。

今週はこんな感じでおしまいです。

無理せず頑張っていきましょう…😇








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