今週の経済指標(20240325)


先週は日銀イベントやFOMCなど、重要イベントでEAを止めていたこともありノーポジで裁量のみの週となりました💦

ノンストップでEAを動かした場合は、勝ち負けはあったものの収支はプラスだったようです…裁量でも取りやすい場面もあったのでどちらでも「まぁまぁ」だったと思います😇

先週は火曜日の日銀イベントで、リーク情報通にマイナス金利解除、YCC撤廃、ETFの新規買入中止などが発表され、アベノミクス以降の長らく続いた大規模緩和政策の方向転換を示す形となりました。

しかし、一瞬は円高方向に振れたものの植田総裁からは「マイナス金利解除後も緩和的環境を維持する…」といった趣旨の発言があったこともあり、「セルザファクト」の如く大きく円が売られる形になりました。

植田総裁記者会見全文

その後は追加利上げに関する報道が流れたり、週末の全国CPIが高めだったことで、週末に向け円は買われ気味で終わりました。

ただ、週末に向けてドルも買われたので、ドル円でみればヨコヨコぽい動きとなりました🤔

ドル相場については、FOMCでは金利据え置き予想でしたが、細かな部分(ドットチャート)ではタカ的な方向(利下げ後退)に変更があるのではないか…と予想されていました…🤔

しかし、蓋を開けてみれば特に目立った変更はなく、ここまで期待感で買われてきたドルが一気に売られました…😱😱

パウエル議長記者会見の要旨

ただ、その後は週末に向けて買い戻され、結果的には全モ以上となりました💦

今週は、先週ほど大きなイベントはありませんが、日銀関係のイベントや発言で注目されそうなものがいくつもあるので、引き続き注意したほうがいいかもしれません。

イースターエッグ

先週の主だった出来事

経済指標(イベント) 結果 一言
3月19日(火曜日)
日・日銀金融政策決定会合

植田総裁 記者会見

マイナス金利解除

YCC撤廃

  • ほぼリーク情報通り🤔
  • 異次元の緩和は一応役割を果たした…
  • 当面は緩和的な金融環境を続ける考えを強調
  • 金利水準は市場が決める…
  • セルザファクト→円売りへ
3月20日(水曜日)
米・FOMC

FRBパウエル議長 記者会見

ハト的
  • ドットチャートに変更なし
  • インフレデータは予想を幾分上回ったが、インフレ抑制に向けた良好な進展は続いている…❗️
  • 強い雇用状況は利下げ材料にならない…🤔
  • 経済は好調
  • 超絶ドル売り📉からの📈全モ
3月22日(金曜日)
日・全国消費者物価指数CPI 再加速💦
  • 前回2.2%→今回2.8%
  • 円買い圧力
  • 追加利上げは…?🤔

今週の注目点

今週は金曜日の「米・個人消費支出PCEデフレーター」、「日・東京都区部消費者物価指数CPI」あたりが注目の指標だと思います。

ただ、それ以外でも…本日月曜日の「日銀会合 議事要旨」にはじまり、火曜日の「基調的なインフレ率を捕捉するための指標」、水曜日の「田村審議委員の発言」、木曜日の「日銀 主な意見」などの日銀絡みのイベントなどは円相場が反応する可能性があるので注意したほうがいいかもしれません…🧐

今週の無料EA運用スタンス

今週はイースターで金曜日が米・英・欧の多くの市場で休場となるので、木曜日の早い段階でEAの方は切り上げる予定です。

引き続き、円相場はデリケートな状態にあり日銀絡みのイベントや発言が連日のようにあるので、クロス円のEAの運用は慎重に行こうと思います。

チャートを見ると、今のところは良い感じの相場に見えないので、あまり前のめりにならないように注意したいと思います😅

注目の経済指標とイベント

*日時はJST(日本時間)です。

今週の経済指標とイベント
日付 時間 経済指標(イベント) 通貨ペア 重要度
月曜日
3月25日 08:50 日・日銀金融政策決定会合 議事要旨 JPY
火曜日
3月26日 23:00 米・消費者信頼感指数 USD
水曜日
3月27日 09:30 豪・消費者物価指数CPI AUD
10:00 日・日銀 田村審議委員 発言 JPY
木曜日
3月28日 06:30 米・FRBウォラー理事 講演 USD
08:50 日・日銀 主な意見 JPY
09:30 豪・小売売上高 AUD
16:00 英・四半期GDP(改定値) GBP
21:30 米・失業保険申請件数 USD
22:45 米・ミシガン大消費者態度指数・確報値 USD
金曜日
3月29日 米・英・欧・加・豪・香港・休場 ALL
08:30 日・東京都区部消費者物価指数CPI JPY
21:30 米・個人消費支出PCEデフレーター USD

順に見ていくと…


3月25日(月曜日)

8時50分「日・日銀金融政策決定会合 議事要旨」

先週はマイナス金利解除、YCC撤廃等が発表されましたが、今後の金利に関わるヒントなどがあれば反応する可能性もあるので、一応注目しています。


3月26日(火曜日)

23時「米・消費者信頼感指数」

前回値106.7、予想107.0となっています。

材料視されるかはわかりませんが、万一下振れした場合はドルが売られる可能性もあると思うので注目しています🤔


3月27日(水曜日)

9時30分「豪・消費者物価指数CPI」

前回値3.4%、予想3.5%となっていますが、もう少し上振れすれば買われそうな気もしますが…どうなることでしょう🧐

-「日・日銀 田村審議委員 発言」

青森県金融経済懇談会における挨拶があります。

タカ派と言われている田村審議委員ですが、万一目立ったタカ発言があれば円買いに傾く可能性もあるので、一応ニュースには注意するようにしようと思います。


3月28日(木曜日)

6時30分「米・FRBウォラー理事 講演」

NYエコノミッククラブで経済見通しについて講演があります。

質疑応答もあるので、センシティブな発言が飛び出すのでは…と注目しています🤔

8時50分「日・日銀 主な意見」

先週の日銀会合の結果に対して反対派の委員との温度差がどれくらいあるのか、目新しい内容…など、今後のヒントになるようなことがないか、一応見るようにしています。

9時30分「豪・小売売上高」

ここ最近はしばらくヨコヨコな感じですが、目立つような改善が見られればですが…買われる可能性もあると思います🧐

16時「英・四半期GDP(改定値)」

改定値なのでブレがないと、ちょっと反応しにくいかもしれません。

ただ、指標に関係なく時間的に動く…

21時30分「米・失業保険申請件数」

FOMCでは「強い雇用状況は利下げ材料にならない…」との発言があったことから、悪化方向に反応しやすいような気がします…🤔

22時45分「米・ミシガン大消費者態度指数・確報値」

大きなブレはないと思いますが、万一下振れした場合はドルが売られる可能性もあると思うので一応注目しています。


3月29日(金曜日)

イースター関連で主だった市場は休場となるので、市場参加者の減少が予想されます。

流動性やスプレッドに少し注意したほうがいいかもしれません。

8時30分「日・東京都区部消費者物価指数CPI」

前回は光熱費の負担軽減対策終了により2.5%と高い伸びを見せましたが、今回の予想値でも2.4%と比較的高い予想となっています。

仮に予想値に近い値や上振れした場合は円買い材料になる可能性があるので注目しています。

21時30分「米・個人消費支出PCEデフレーター」

ここまでPCEデフレーター・コアデフレーター共に、順調に鈍化してきた結果が先週のFOMCでのFRBのハト姿勢ベースになっていると考えられます🧐

ただ、直近のCPIやPPIの物価関連指標が上振れしているので、今回のPCEデフレーターは再加速しそうな気もします…📈

…となれば、ドル買いに繋がる可能性もあるので今週最後の注目ポイントと考えています。

今週はこんな感じで、いかにもヤバそうなものはありませんが、それなりに注目されそうな指標やイベントは結構多いように思います。

引き続き、無理せず頑張っていきましょう…😇








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