MT4のチャートは縦のスケールが自動縮尺になっています。
どのような相場状況であっても、ローソクががウインドウからはみ出ないように、チャートに表示させる最大値と最小値を自動で調整しています。
これはボラティリティーが大きい時はチャートの上下の値幅が大きくなり、逆に膠着したような値動きの少ない時はチャートの上下の差は小さくなっています。
そのため、ボラティリティーが非常に小さい時に長いローソク足が出ると、直感的には「おおお〜、動いたな〜」と思うのですが、実際に値幅を測ってみると5pipsも動いていなかった…なんてこともあるわけです。
またその逆にいわゆるガラとかで、100pips以上動いた直後などは、チャートの上下の幅は100pips以上あるわけですから、あまり動いていないように見えても実際に値幅を測ると20pips以上あることも良くあります。
このような感じで直感的に値幅がわかりにくくなり、チャートに騙されて相場の動きを見誤る原因になります。
しょっちゅう値幅を測っていればチャートに騙されないと思いますが、何種類かの通貨とタイムフレームのチャートを見ている場合は大変煩わしいと思います。
Grid_v1_0_Fixed、オススメです!
この「Grid_v1_0_Fixed」はチャートの目盛りを任意の間隔で設定することができるインジケーターです。
一般的には10pips間隔とかにラインを設定すると値動きの値幅が把握しやすいと思います。
XMウェビナーの秋又 龍志氏のチャートにも同じかわかりませんが、似たようなものが入っていたと思います。
私は使っていませんが、横のラインだけでなく、縦のライン(時間)も設定できます。
FX自動売買のEA使いの人でも、FXの勉強で特にチャート分析に取り組んでいる人は多いと思いますので、ぜひ使って見ていただきたいと思います。
裁量トレードにおいては必須に近いと思います。(既に多くの人が同じようなものを使っているのではないかとは思いますが……参考までに)
*私は以下のような感じで使っています。
他のインジケーターと同じようにチャートにドロップして使います。
チャートの上で右クリックすると以下のようなメニューが出ますので、印をつけたところ辺りをお好みで調整してください。
MT4標準のグリッドと重なって見にくい場合は標準のグリッド表示を外してください。
パラメーターの「HGrid_Pips」の単位はポイントなので、5桁ブローカーの場合は10倍でいれてください。
「Grid_v1_0」自体は、検索すればいろんなところに転がっていて簡単にダウンロードできるのですが、そのままでは使えません。
MT4に入れても、チャートにインジケーターを読み込めません。また。エディターでエラーが出てコンパイルできません。
そこで、私の方で不具合箇所を修正して「Grid_v1_0_Fixed」としてダウンロードできるようにしておきました。
ダウンロードリンクは以下です
メニューの「ツール置き場」にも置いておきます。









