今週の経済指標(20250623)


先週はイラン・イスラエルの衝突激化とリスクオフムードのなか、全体的にはドル買い円売り基調の週となりました🤔

中銀関連のイベントとして17日(火)~19日(木)に日銀会合、FOMC、BOE会合がありましたが、いずれも政策金利は据え置きとなり、比較的静かなイベントとなりました💦

総じて、地政学的リスクの上下に応じてドルや円が反応した週だったように思います。

…続けて週末に問題が勃発🔥、22日(日)午前、ついに米国が軍事介入しイランの核施設にトマホーク巡航ミサイルやバンカーバスターなどをブチ込んだ…とニュースが…🔥🔥

今週は有事のドル買いが入り乱れ、少し荒れるかもしれません…😱

ただ、イラン・イスラエル問題にしろトランプ関税にしろ、一方的にずっと続くわけではないと思うので、随時出てくるニュースには注意が必要かもしれません…🧐

先週の振り返りから

先週のドルは、重要指標やFOMCなどもありましたが、週を通じては地政学リスクの高まりを背景にドルは強含みの展開となりました🤔

17日(火)の小売売上高では予想を下回り前月比-0.9%と冴えない数字🤔、発表直後は少し売られる場面もありましたが、買いが一巡したあとは一気にドル買優勢となりました📈

注目だったFOMCでは、大方の予想通り金利は据え置きで、パウエル議長のスタンスとしても慎重・様子見姿勢で、無難にスルーだったように思います。

ただ、FOMC声明文では「経済の見通しを巡る不確実性は低下したものの、依然として高水準にある…」との記述や、「インフレと失業率への警戒…」についての文言が無くなっているので、微妙ではありますが利下げに近づいている…と見ることができるかもしれません🤔

これといったインパクトがない中で、目を引いたのがドットチャート🧐

FOMCメンバーの2025年末までの利下げ予想は、結果だけ見れば2回(0.25%を2回=0.5%)と前回同様なのですが、内容をよく見るとメンバー間で意見が割れており、0回と2回で割れているような感じになっています…🧐

<前回>

<今回>

*出典CME Grope”FedWatch”

これを見ると、従来通り年内にあと2回の利下げを予想しているメンバーと、年内利下げはないと見ているメンバーが多く、見方が割れていることが見て取れます🤔

パウエル議長は慎重姿勢を示唆していることと合わせて、地味にドル買いを後押しする結果になったように思います。

円相場については、前半はドルに追随する感じでしたが、後半は中東問題が緊迫化してくるに従って円売りが優勢となりました🧐

注目だった日銀会合では、大方の予想通りこちらも金利据え置き😅

これといったサプライズもなくスルー気味…でした💦

ただ、植田総裁の記者会見では、目先のCPIは3%超えですが「下振れリスクのほうが大きい…」と判断しており、若干ハト気味な会見だったように思います🧐

詳細:植田総裁定例記者会見(全文)

その後も「イランへの攻撃の可否判断のタイミングは2週間以内…」とトランプ氏が声明を出したことから、ドル買い円売りの流れとなりました。

20日(金)の「日・全国消費者物価指数CPI」については、特にうるち米は前年比+101.7%と約2倍になるなど、食料品全体の上昇が顕著で全体を押し上げる結果となっており、総合値で+3.5%と高いレベルで推移…🧐

この結果を受け発表直後は円買いで反応しましたが、イラン・イスラエル関係がきな臭くなってきていることで円売りドル買いの流れに引き戻される形となりました💦

引けにかけては一段と円売りが進み、ドル円では今週の高値を更新し146円代前半で引けました…😱

週末の間に、米国が介入しイランを実際に攻撃したことから、今週の週初はちょっと注意したほうがいいかもしれません🔥

先週の主だった出来事

経済指標(イベント) 結果 一言
6月16日(月曜日)
G7・トランプ大統領

早退💦

首脳宣言無し❗️

形骸化

  • トランプ大統領が中東対応のため早退
  • 日米交渉→実質失敗(石破)
6月17日(火曜日)
日・日銀会合

植田総裁 記者会見

金利据え置き

若干ハト的🕊️

  • ほぼほぼスルー😇
  • CPIの下振れリスクのほうが大きいと判断している…🤔
6月18日(水曜日)
米・FOMC 政策金利

パウエル議長 記者会見

ドル買い
  • ドットチャートに変化
  • 年内利下げなし勢が増える🤔
6月19日(金曜日)
米国によるイラン攻撃の

判断期限を発表😱

有事のドル買い
  • イランへの攻撃の可否判断のタイミングは2週間以内…
  • 実際は2日後にトマホークをブチ込む🔥🔥🔥

今週の注目点

今週は特別大きな経済指標や中銀絡みのイベントはありません😇

しかし、イラン・イスラエル問題に米国が直接介入したことにより危険度MAXな状態が続くかもしれません🔥🔥🔥

トランプ関税や主要国中銀の金融政策なども重要ではありますが、今は第3次世界対戦に発展しかねない危うい状態とも取れるので、市場も関連する情報(ニュース)に関心が高く、先週以上にデリケートに反応する可能性もあると思います😱

関連するニュースには十分注意していこうと思います✨

今週の無料EA運用スタンス

EAのロジックは一般的にテクニカル指標を組み合わせて作られているので、ニュースで反応する相場の場合はバックテストの優位性はゼロに近くなり、ギャンブルになります…😅

こういう時は、ロットは控えめで慎重に行くのが無難です👍

注目の経済指標とイベント

*日時はJST(日本時間)です。

今週の経済指標とイベント
日付 時間 経済指標(イベント) 通貨 重要度
月曜日
6月23日 17:00 欧・製造業、サービス業PMI EUR
17:30 英・製造業、サービス業PMI GBP
22:45 米・製造業、サービス業PMI USD
火曜日
6月24日 23:00 米・FRBパウエル議長 議会証言 USD
水曜日
6月25日 10:00 日・日銀 田村審議委員の発言 JPY
10:30 豪・消費者物価指数CPI AUD
23:00 米・FRBパウエル議長 議会証言 USD
木曜日
6月26日 20:00 英・BOEベイリー総裁の発言 GBP
21:30 米・四半期GDP USD
金曜日
6月27日 08:30 日・東京都区部消費者物価指数CPI JPY
21:30 米・個人消費支出PCEデフレーター USD

順に見ていくと…


6月23日(月曜日)

17時〜「製造業、サービス業PMI」の集中発表があります。

欧・英・米については反応することがあるので発表時間は見ておきましょう🧐

ただ…今週はやはりイラン・イスラエル関連のニュースのほうが注目度が大きいかもしれません…🔥


6月24日(火曜日)

23時「米・FRBパウエル議長 議会証言」

米下院 金融サービス委員会にて、半期ごとの「Monetary Policy Report」証言を行います🧐

利下げについての言及があれば、反応するかもしれません。

特に利下げを望む議員から「なぜ今すぐではないのか…」等の追及があった場合、返答内容によっては材料になる可能性もあるので一応注目しています🧐

ただ、パウエル議長は超慎重に言葉を選ぶのでスルーの可能性もあります…💦


6月25日(水曜日)

10時「日・日銀 田村審議委員の発言」

福島県金融経済懇談会にて、田村審議委員が挨拶します。

タカ派と言われる田村審議委員……滅多なことはないと思いますが一応😅

10時30分「豪・消費者物価指数CPI」

目立ったブレがあれば反応するかもしれません……ただ、中東情勢で反応の仕方も変わるような気がします。

23時「米・FRBパウエル議長 議会証言」

米上院 銀行・住宅・都市委員会にてパウエル議長が証言します。

前日の「米下院 金融サービス委員会」同様、一応注目しています🧐


6月26日(木曜日)

20時「英・BOEベイリー総裁の発言」

パウエル議長同様に、一般的には中銀の総裁は意図的に市場を混乱させるような発言は行わないと思われますが……中銀総裁も人の子w、一応注目しておきます😅

21時30分「米・四半期GDP」

重要指標ではありますが今回は確定値なので、速報値とのブレがある程度なければ動きにくいかもしれません🤔


6月27日(金曜日)

8時30分「日・東京都区部消費者物価指数CPI」

気になる指標ですが、よほどブレが大きくないと円相場に影響を及ぼすほどではないかもしれません…🤔

21時30分「米・個人消費支出PCEデフレーター」

事前予想では僅かに上昇となっていますが、トランプ関税の影響があって事前予想程度の結果、もしくは下振れするなどした場合は、利下げ期待からドル売りに繋がる可能性があるかもしれません🤔

今週は中東情勢の進展が気になるところです…、ニュースに気をつけて慎重に頑張っていきましょう👍








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