今週の経済指標(20250630)


先週は、概ねドルの全面安となりました💦

週前半は中東情勢、中盤以降は日銀とFRBの今後の金融政策をめぐる思惑で振り回された週だったように思います。

週初、米国がイランの核施設に限定的攻撃を行ったとの報道を受け、有事のリスク回避でドル買いが進行…😱

東京時間からドル買い優勢な展開となりました🧐

ドル円は一時148円付近まで上昇しましたが、その後イスラエルとイランの停戦合意観測が浮上すると、市場は一転してリスクオンに傾きドル売りが加速…🔥

ドル円はアッと言う間に146円を割り込み…週初からいきなり急騰急落😱

一旦反発はしたものの、更に売り込まれドル円で一時143円台をつけました💦

先週のブログで書いたように、週初からボラの大きい荒っぽい動きとなりました🧐

先週の振り返りから

先週のドル相場は、前週末に行われた米国によるイラン核施設への攻撃を受けてドルが買われ、23日(月曜)には一時148円にタッチするところまで上昇…🔥

ところが、イランの報復が限定的との見方からドルは手のひらを返したように売りに転じました。

実際に行われたカタールの米軍基地への攻撃は事前通告があり、米軍側の死傷者はなかったことから、非常に抑制的であり必要以上に緊張を高めることはありませんでした。

加えて、24日にはイランとイスラエルが停戦合意したことから緊張は和らぎ一段落

リスクオフムードが一気に巻き戻され、あっという間に先週の終値水準をも割り込む勢いでドル売りとなりました😅

その後も…消費者信頼感指数の低下、GDP確報値での下方修正…と、指標が冴えないことに加えて、タカ派のFRBボウマン副議長から「政策金利の調整を検討すべき時期が来ている…」と利下げに肯定的なハト発言😳

また、トランプ大統領からFRBへの利下げ圧力に加え、さらにはパウエル議長に変わる次のFRB議長を早期に指名する…との報道など、売り材料が次々と出てきたこともあり、週を通してみればドルは大きく売られる結果に…🤔

円相場については、週初のドル買いの反動での円売りに始まりましたが…概ねドルの動きに対応するような感じとなりました🧐

25日(水曜)発表の「日銀・主な意見」では、日銀会合時の植田総裁の記者会見の趣旨と同様で、「……米国関税政策や中東情勢に 伴う景気の下方リスクを勘案し、金融政策運営は現状維持が適 当と考える。」や、「先行きの不確実性が非常に高く、経済情勢等を見極める必要が あり、政策金利は当面現状維持が適当である。」など、ハト的内容が目立ち、一時的に円売りで反応する場面もありました🤔

今週のECBフォーラムで日銀植田総裁の発言が予定されていますが、内容的には前回の日銀会合や主な意見と同様のスタンスで、変化はほぼ無いものと見ています🧐

先週の主だった出来事

経済指標(イベント) 結果 一言
6月23日(月曜日)
米・イラン攻撃 リスクオフ
  • 有事のドル買い発動🔥
イラン・イスラエル

停戦合意

巻き戻し

リスクオンへ

  • リスクオフの急速な巻き戻し
  • ドル急落😱😱
米・ボウマンFRB副議長 ハト発言❗️
  • タカ派で知られるボウマン氏のハト発言🧐
  • 金利の調整を検討すべき時期が来ている→ドル売り材料📉
6月24日(火曜日)
米・消費者信頼感指数 下落📉
  • 前回98.4→今回93.0💦
  • ドル売り材料
6月25日(水曜日)
次期FRB議長の早期指名検討

トランプ大統領

ドル売り材料❗️
  • FRBへの利下げ圧力🤔
  • 慎重なパウエル議長へ圧力
6月27日(金曜日)
米・PCEデフレーター 若干の加速
  • 関税の影響込みと考えると利下げ材料になるカモ…🤔

今週の注目点

今週は非常に注目度の高い米国雇用統計があります。

また、今週開催のECBフォーラムで7月1日の22時30分〜23時30分の間に、BOEベイリー総裁、ECBラガルド総裁、FRBパウエル議長、そして日銀植田総裁と、ハードカレンシーの中銀ラスボスクラスの発言があります🤔

滅多なことはないと思いますが、発言内容によっては桁外れの破壊力を秘めているので、一応注目しています。

今週の無料EA運用スタンス

今週、7月4日(金曜)は巨大UFOが地球にアメリカの独立記念日なのでNY市場は休場となり、前日7月3日(木曜)の米国市場は早引けとなりますのでご注意ください。

それに伴って、普段は金曜日にある米国雇用統計が、今週は木曜日になります。

また、本日6月30日は月末かつ四半期末となりますので、今週はEAの稼働を考えると少し運用時間が少なくなりそうな感じです🧐

無理せず慎重に行きましょう👍

注目の経済指標とイベント

*日時はJST(日本時間)です。

今週の経済指標とイベント
日付 時間 経済指標(イベント) 通貨 重要度
月曜日
6月30日 21:00 独・消費者物価指数CPI EUR
火曜日
7月1日 08:50 日・日銀短観 JPY
18:00 欧・消費者物価指数HICP EUR
22:30 ECBフォーラム・パネルディスカッション
23:00 米・ISM製造業 USD
水曜日
7月2日 21:15 米・ADP雇用統計 USD
木曜日
7月3日 21:30 米・雇用統計 USD
23:00 米・ISM非製造業 USD
金曜日
7月4日 米・休場(独立記念日) USD

順に見ていくと…


6月30日(月曜日)

21時「独・消費者物価指数CPI」

翌日にユーロ圏の「消費者物価指数HICP」を控えているので、こちらのCPIに大きなブレがあれば反応する可能性もあります🧐


7月1日(火曜日)

8時50分「日・日銀短観」

特別インパクトのあるような内容は無いかもしれませんが、一応HPで日銀短観は確認することができます。

18時「欧・消費者物価指数HICP」

若干の加速予測となっていますが、ブレがないと反応しにくいような気がします。

22時30分「ECBフォーラム・パネルディスカッション」

ベイリー総裁、ラガルド総裁、パウエル議長、植田総裁と、主要通貨中銀のTOP達によるパネルディスカッションが予定されています。

滅多な事は無い…と思いますが、ラスボス級がこれだけ集まると無視できないので、一応注目しています💦

23時「米・ISM製造業」

関税絡みのゴタゴタや中東問題もあるので、50ライン超えは難しいように思います🤔


7月2日(水曜日)

21時15分「米・ADP雇用統計」

一応、雇用統計直前なので、目立った変化があれば反応するかもしれません🧐


7月3日(木曜日)

21時30分「米・雇用統計」

前回の13.9万人から、今回の予想は12.0万人となっていてパットしない感じです🤔

更に下振れするようだと、ドルの足を引っ張る材料になるかもしれません🧐

23時「米・ISM非製造業」

ここ最近は下落傾向にあり、前回は50のラインを割り込みました💦

前回49.9、今回予想が50.8となっていますが、どうなることでしょう…🧐


7月4日(金曜日)

米国市場が休場なので、今週は早めに切り上げても良いと思います😅

今週は稼働時間短めですが、焦らず気楽に行きましょう✨








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