今週の経済指標(20250706)


先週は前週の流れを引き継ぎ、強めのドル売りで始まりました🤔

主要通貨ペアについても、週初はドルの動きに対応した形で始まりましたが、その後はドル相関に加えて、日・米・欧・英それぞれの要因も加わり、大きく動きました。

中東問題が一段落した中で、金融政策絡みの要因への注目度が多少は上がったように思われますが、現状の最大の懸案事項は関税問題…😱

先週末にトランプ大統領は、12カ国の貿易相手国に対して関税率などを記した書簡に署名し、7日から順次送付されると報道されていることから、内容が非常に注目されます🧐

現状では具体的な内容は公開されていないものの、トランプ関税の猶予期間である7月9日を前に、市場は非常にデリケートになると考えられます…🔥

関連ニュースには、少し注意しておいたほうがイイかもしれません🧐

先週の振り返りから

先週のドル相場は、S&P500やナスダックが最高値を更新📈する一方、米財政赤字と通商交渉の不透明感、ECBフォーラムでのFRBパウエル議長の発言「7月は利下げの可能性を排除しない…」等により、強めの売り優勢で始まりました😱

急激にドルは売り込まれましたが、火曜日の「米・ISM製造業」「米・雇用動態調査(JOLTS)」が強含んだあたりから反発に転じました🧐

その後は「米・ADP雇用統計」が予想を下回ったことで一時売りが強まりましたが、注目だった木曜日の「米・雇用統計」では雇用者数が事前予想を大きく上回ったこと、失業率が改善したことでなどを受け、FRBの利下げ時期が早まるとの市場観測が後退→バイーン📈、強い買いが入る形に…😱

更には「米・ISM非製造業」も大幅好転し50のラインを上抜けましたが買いは続かず…、関税の書簡の件もあり、引けにかけては少し売られるかたちとなりました。

ちょっと気になったところでは、雇用統計が非農業部門雇用者数14.7万人と、非常に強い結果でしたが、詳しく内訳を見ると肝心の民間の雇用者数が7.4万人で、前回値・予想値からも大幅に下振れしています😱

民間の雇用者数が大幅に減速していることから、今回の雇用統計結果14.7万人の大半が政府関連の雇用者の可能性が高いのではないかと思います💦

そうなると今回の雇用統計は、それほど良い結果ではなかったのかもしれません…🤔

円相場については、週初から強いドル売りの影響で円も買われる場面もあり、一時は142円台まで円高が進みました🧐

しかし、1日(火曜)日銀の植田総裁はECBフォーラムで利上げを急いでいないことを示唆する発言…🤔、との報道あたりから反発へ…📈

3日(木曜)には、タカ派で知られる日銀高田審議委員からも「足元は、利上げのいったん休止局面にある…」との発言もあり、何となく円売りを下支え…😅

米国雇用統計の反動で強めに円売りで反応しドル円は急騰…🔥

その後は少し値を戻しましたが、週足で見れば辛うじて陽線で終わりました💦

今週9日(水曜)には、トランプ関税の積み増し分の猶予期限を迎えますが、石破首相といい赤沢経済再生担当相といい、トランプ政権からは見放され相手にされていない感があり、日米関税交渉の行方が非常に心配です…🤔

もちろん円相場にも非常に大きな影響がある問題ですが、なんとか最悪の結果は避けてほしいと思います。(非常に心もとないですが…😓)

先週の主だった出来事

経済指標(イベント) 結果 一言
7月1日(火曜日)
米・FRBパウエル議長 発言

ECBフォーラム

ドル売り
  • 7月利下げの可能性は排除せず、会合ごとに検討🧐
米・ISM製造業 小幅改善
  • 前回48.5→49.0
  • 予想値超え→ドル買い材料
米・雇用動態調査(JOLTS) 上振れ📈
  • 前回値、予想値を大幅に上回る
  • ドル買い材料🧐
7月2日(水曜日)
英・福祉予算削減案 撤回 急落🔥
  • 財政赤字抑制が一層困難
  • ポンド、ガラる⤵️
  • リーブス財務相辞任観測→スターマー首相火消し🔥
7月3日(木曜日)
米・雇用統計 予想を上振れ❗️

急騰🔥

  • 予想11.1万人→14.7万人🤔
  • バイーン⤴️で反応😱
  • しかし大半は政府関連→買いが続かず💦
7月4日(金曜日)
米・関税関連の書簡に署名

トランプ大統領

ドル売り😓
  • 猶予期間が9日に迫る
  • 順調にはいかなそう…💦
  • ドル売り材料に…

今週の注目点

今週は経済指標、経済イベントは少なめです💦

注目しておきたいところでは、FOMC議事要旨、RBA会合、英・GDPあたりですが…

しかし、今週は指標よりもトランプ関税の猶予期間が迫ってくる中で、各国の交渉の進行状況や関連ニュースのほうが影響は大きいかもしれません🤔

とはいえ、「TACO」(Trump Always Chickens Out)(いわゆるヤルヤル詐欺💦)と言われることもあるようで、今回の通商政策でも実効性は未知数です……が、分からないからこそいろんな思惑が交錯し相場が荒れる場合があるので、警戒はしておいたほうが無難です😅

今週の無料EA運用スタンス

今週は、経済指標やイベントは少なめですが、特にトランプ関税絡みのニュースには注意しましょう🧐

また、「豪・RBA会合」では、対象の通貨ペアの無料EAだけ、事前に止めておいたほうが無難かもしれません…😅

週も頑張っていきましょう👍

注目の経済指標とイベント

*日時はJST(日本時間)です。

今週の経済指標とイベント
日付 時間 経済指標(イベント) 通貨 重要度
月曜日
7月7日 08:30 日・勤労統計調査 JPY
火曜日
7月8日 13:30 豪・RBA会合、政策金利 AUD
水曜日
7月9日 米・トランプ関税の猶予期限 ALL
27:00 米・FOMC議事要旨 USD
木曜日
7月10日 21:30 米・失業保険申請件数 USD
金曜日
7月11日 15:00 英・月次GDP GBP
21:30 加・雇用関連指標 CAD

順に見ていくと…


7月7日(月曜日)

8時30分「日・勤労統計調査

名目・実質賃金の推移は見ておくようにしましょう。

賃金上昇が上向けば、日銀は利上げしやすい環境になると思われます…🧐 まぁ、30年くらい実質賃金がマイナスにも関わらず上げてますが…😓


7月8日(火曜日)

13時30分「豪・RBA会合、政策金利」

事前予想では0.25%の利下げが見込まれており、かなり織り込みが進んでいるようです🤔

ただ、インフレ率が再加速する可能性も取りた出されており、RBAが利下げを見送る可能性もゼロではないと思います…😱😱

一応、対象通貨ペアの無料EAを稼働させている人は事前に止めたほうが無難かもしれません✨


7月9日(水曜日)

—-「米・トランプ関税の猶予期限」

今週の最大の関心事ではないかと思うので、関連するニュースには十分気をつけましょう🤔

27時「米・FOMC議事要旨」

今後の利下げに関して、なにかヒントになるような記載がないか…結構注目されているように思います🧐


7月10日(木曜日)

21時30分「米・失業保険申請件数」

先週は雇用統計で結構反応したので、一応注目しています。


7月11日(金曜日)

15時「英・月次GDP」

先週は福祉予算削減案の撤回から→財政赤字抑制が困難→リーブス財務相辞任観測…と、大騒ぎになったことから、少しデリケートになっている感じもするので一応注目しています。

21時30分「加・雇用関連指標」

時間的にもEAを稼働させている人は少ないと思いますが、関連通貨ペアのEAは事前に止めておきましょう😓

今週、特に前半はトランプ関税関連のニュースに気をつけて行きましょう👍✨








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