今週の経済指標(20250714)


先週は、前週からのドル買いの流れが続き、週を通して大きくドル高円安が進行する展開となりました🧐

市場が夏枯れ相場の時期に入る中で、トランプ関税絡みのニュースに大きくひり回される形になっており、この傾向はしばらく続くかもしれません…🤔

また、週末(11日)時点では「特に言及されていない多くの貿易相手国に対して15%または20%の関税を一律に課す計画…」とトランプ大統領の発言…💦

この発言に対してはドル買いで反応したものの、トランプ関税の見通しがある程度は見えてきた感じがするので、多少は関税問題に対する不透明感の緩和につながっていくかもしれません…🤔

とはいえ、今後一波乱二波乱…あるかもしれないので楽観視はできませんが😓

先週の振り返りから

先週のドル相場は、立て続けに出てくるトランプ関税絡みのニュースで週を通してドル買い優勢となりました📈

7日にトランプ大統領が日本に対して8月1日より25%の関税を課すと通告…😱

これにより、強い円売りドル買いが進行💦

続く8日には、銅や医薬品への追加関税の方針が示され、米国内でインフレ懸念が再浮上。これがFRBの利下げ観測を後退させ、ドルがさらに押し上げられる展開に…🧐

その後は、米国債の入札が堅調で利回りがやや低下したり、FOMCメンバーのウォラー理事から「…引き締め過ぎであり、7月に利下げを検討する可能性がある…」との発言…💦

米サンフランシスコ連銀のデーリー総裁から「年内2回の利下げが依然として可能性の高いシナリオだと指摘…」との発言もあり、一時的にドルが軟化する場面もありました。

しかし、トランプ政権がカナダに対する35%関税や、多数国に15〜20%の一律関税…等のニュースが伝わったこともあり、ドルは大きく売られる事なく、週足で見ればヒゲがほぼ無く実体部分の長い陽線となりました📈

トランプ関税の不透明感が多少緩和気味…とはいえ、解消したわけではないので、今後も「関税リスク→インフレ懸念→FRB利下げ見送り→ドル買い」の流れが続いていくのかが、注目ではないかと思います…🧐

円相場については、週初から強い円売りが続き、週中には147円台へと急落するなど…💦
週を通じて大幅な円安傾向となりました😱

主因は、米トランプ大統領による日本への25%関税発動表明(8月1日より)で、これにより強い円売り圧力がかかり、ほぼすべての通貨に対して円は売られました。

さらに、米国がカナダやEUにも関税を拡大する方針を示したことで、主要通貨に対して一時的に円の調整的な戻りもあったものの、対ドルでは円安ドル高基調が続きました。

また、国内要因では…、7日の勤労統計調査で賃上げ率の鈍化が見られたこと…🤔、関税の発動と交渉期限が7月9日から8月1日へ延期されたことによるリスクオフムードの緩和…🧐、20日に行われる参院選への警戒感👍…
これらも、円売りを後押ししたように思います。

総じて、この1週間は、米国の関税措置発表によって円に明確な売り圧力が強く働いた他、国内外の経済指標においても円買い材料に乏しく、年初来で最大級の円安が進行しました🔥
円については先行き不透明感が強く💦今後の注目は、日米間の協議の状況、日銀の対応、政治的動向あたりではないかと思います…🤔

先週の主だった出来事

経済指標(イベント) 結果 一言
7月7日(月曜日)
日・勤労統計調査 円売り圧力
  • 賃上げ率の鈍化💦
  • 円売り材料
米・対日関税25%を表明 強い円売り🔥
  • 強い円売り+ドル買い😱
  • 日本政府…ダメダメ😓
7月8日(火曜日)
米・銅や医薬品への

追加関税方針

ドル買い📈
  • インフレ懸念→利下げ期待交代→ドル買へ…🤔
7月10日(木曜日)
米・FRBウォラー理事の発言 ハト発言🕊️
  • タカ派のウォラー理事によるハト発言🚨
  • ドル売り材料に📉
米・カナダ関税35%を表明 ドル買い📈
  • ドルを下支えする🧐
7月11日(金曜日)
米・大多数の貿易相手国

15%もしくは20%の関税

ドル買い📈
  • ドル買いで反応するも…
  • トランプ関税の落とし所の見当はこのあたりか…🤔

今週の注目点

経済指標では、米・日・英で消費者物価指数CPIの注目度が高いと思います。

加えて、今週もトランプ関税絡みのニュースがバンバン出てくるかもしれないので💦新しい内容がないか、一応注目しています。

経済指標ではありませんが、15日・16日は米大手銀行の四半期決算の集中発表があり、ドル相場に影響を与える可能性もあるので、少し注意しておいたほうがいいかもしれません…🧐

また、週末の参院選が近くなると、世論調査や趨勢が円相場に何らかの影響を与える可能性もあり、総じて、先週同様に出てくるニュースには注意しておいたほうが無難です✨

今週の無料EA運用スタンス

今週は、CPIなど注目度の比較的高い指標もありますが、トランプ関税や米大手銀行の四半期決算…などのニュースに反応する可能性もあり、それなりに神経を使う週となりそうです。

ロット抑え気味で、慎重に頑張っていきましょう✨

注目の経済指標とイベント

*日時はJST(日本時間)です。

今週の経済指標とイベント
日付 時間 経済指標(イベント) 通貨 重要度
火曜日
7月15日 21:30 米・消費者物価指数CPI USD
米・米大手銀行の四半期決算 USD
水曜日
7月16日 15:00 英・消費者物価指数CPI GBP
21:30 米・卸売物価指数PPI USD
米・米大手銀行の四半期決算 USD
木曜日
7月17日 10:30 豪・雇用関連指標 AUD
15:00 英・雇用関連指標 GBP
21:30 米・小売売上高 USD
金曜日
7月18日 08:30 日・全国消費者物価指数 JPY

順に見ていくと…


7月15日(火曜日)

21時30分「米・消費者物価指数CPI」

先週のFOMC議事要旨でも、トランプ関税の影響を注視している趣旨がありましたが…

今回のCPIは、トランプ関税の影響をガッツリ受けているはずなので、特に注目度は高いかもしれません🤔

普通に考えれば、関税の影響が加わり+αのインフレ加速があるはずですが、現状それほどインフレ加速しているような雰囲気もないので、結果が僅かなインフレ加速程度だった場合は、FRBの利下げ期待の高まりから、強いドル売りになる可能性もあるので注意が必要かもしれません🧐

20時〜21時30分頃「米・米大手銀行の四半期決算」

結果によってはドル相場に影響が出る場合もあるので一応注意していおきましょう🤔

  • JPモルガン・チェース(JPMorgan Chase)
  • シティグループ(Citigroup)
  • ウェルズ・ファーゴ(Wells Fargo)


7月16日(水曜日)

15時「英・消費者物価指数CPI」

財政リスクでポンドが売られているように見えますが、他の指標についても最近は利下げ期待が高まっているように感じるので、順当な鈍化を示すのか注目しています。

目立った変化があれば、反応する可能性もあると思います🧐

21時30分「米・卸売物価指数PPI」

CPIほど影響が大きくならないケースがほとんどですが、反応することもあるので…

単に、9時30分という時間で反応しているのかも💦

23時~翌日未明「米・米大手銀行の四半期決算」

結果によってはドル相場に影響が出る場合もあるので一応注意していおきましょう🤔

  • モルガン・スタンレー(Morgan Stanley)
  • ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)
  • バンク・オブ・アメリカ(Bank of America)


7月17日(木曜日)

10時30分「豪・雇用関連指標」

先週はブログで書いた不安が的中し、織り込みが進んでいた利下げが見送られました😱

声明文では、さらなるインフレ鈍化のデータやトランプ関税の影響を懸念する内容があり、しばらくは利下げが行われないようなムードなので、今回の指標ではよほどブレが大きくないと反応しにくいかもしれません…🧐

15時「英・雇用関連指標」

前回は失業率の悪化が目を引きました。

前日のCPIと合わせて、追加利下げ期待を後押しする結果となるのか…注目しています🤔

21時30分「米・小売売上高」

最近はプラスへ〜マイナスへ…と、ブレが非常に大きく、判断が難しいかもしれませんが、CPIなど他の指標と同じ方向性だった場合は多少材料視される可能性もあると思います。


7月18日(金曜日)

8時30分「全国消費者物価指数」

本来なら、日銀の利上げを占う上で注目される指標ですが、最大関心事はおそらく参院選だと思われるので、感度は低いかもしれません…🤔

今週はこんな感じです😅

今週も慎重に頑張りましょう✨








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