今週の経済指標(20250721)


先週は、FRBパウエル議長の解任を巡る報道…、その後のトランプ大統領の発言などで一時は激しい乱高下がありました🔥

しかし、週を通してみれば米経済指標の堅調さを背景に、ドル買いが優勢となりました🧐

一方、国内のほうは参院選を前に、自民公明の敗色ムードが漂う中で、今後の政策の不透明感が円売り要因になっているようで、円買いの動きは少し弱かったように思います🤔

ザックリ言えば、米国の堅調な経済と対照的な日本の政治経済の停滞感が、為替相場にける日米格差としてはっきりした週だったと思います…😅

この記事を書いている時点では、まだ衆院選の結果出ていないのでなんとも言えませんが、今週はが円安でスタートする可能性が高いような気がします…🧐

また、主要経済指標が少なめで、月末にFOMCを控えていることもあり、やや仕掛けにくく方向感が出にくくなるかもしれません🧐

とはいえ、最近はニュースでバコーンとよく動くので油断できません…💦

先週の振り返りから

先週のドル相場は、米CPI・小売売上高とFRB人事報道が相場に大きな影響を与えました。

注目だった15日(火曜日)の米CPI(6月分)では、前月比で+0.3%と、前月の+0.1%から大幅な上昇🤔

トランプ関税の影響が出ていると見られ、FRBは利下げに対して慎重になる可能性があることから強めのドル買いで反応📈

翌16日(水曜日)には、トランプ前大統領によるFRBパウエル議長の解任に関する報道がありました。

特にブルームバーグが確度の高い情報として報道したことによりドルは一時急落🔥🔥

その後トランプ氏が「不正がなければ解任の可能性は低い…」と火消し発言をしたことで、ドルは急速に値を戻す展開となりました😱😱😱

17日(木曜日)にあった米・小売売上高(6月分)では、前回-0.9%、予想値+0.1% だったところ、結果は+0.6%と大きく予想を上回り、週末に向けてドルを下支えする材料となったように思います。

円相場については、米CPIの加速、米失業保険申請件数、米小売売上高などが堅調な結果を示したことで、米金利の先高観(最低でも目先の利下げは後退…🤔)の反動に加えて、週前半からすでに参院選での自公の敗色ムード、与野党間の政策論争や関税交渉の不透明さが円売り圧力につながったようて、円は対ドルで売られる場面が目立ちました。

ドル円では、始値147円台前半に始まり、終値は148円台後半と…、今のところ149円あたりに抵抗帯がありそうな感じではありますが、底堅い動きで推移したように思います🧐

また、中盤のFRBパウエル議長の解任騒動ではドル円も激しく影響を受け、騒ぎの前後では2円(200pips)レベルの壮大な「行って来い」となりました🔥

総じて、円は対ドルだけでなく、欧州やアジア通貨に対しても円安基調だったようです🤔

先週の主だった出来事

経済指標(イベント) 結果 一言
7月15日(火曜日)
米・消費者物価指数CPI 加速❗️
  • 関税の影響が表面化…🧐
  • 強めのドル買い📈
衆院選、自民党大敗ムード 円売り圧力
  • 政権不安定化により日銀の利上げ姿勢が慎重化🤔
7月16日(水曜日)
パウエル議長解任報道 急落⤵️🔥
  • 「パウエル議長解任近い…」ブルームバーグ🔥🔥

トランプ大統領火消し発言 全モ⤴️😱
  • パウエル氏解任を否定「解任する計画はない…」
  • とはいえFRBの巨額改修費の件など…解任する気満々💦
7月17日(木曜日)
米・小売売上高 堅調✨
  • ドルを下支えする🧐
7月18日(金曜日)
日・全国消費者物価指数CPI 鈍化
  • 円売り材料

今週の注目点

今週の経済指標は少なめです😅

注目されるのは、「欧・ECB会合」と主要国PMIの集中発表あたりではないかと思います。

22日にパウエル議長の発言がありますが、19日からFRBは金融政策に関する発言が禁止となるブラックアウト期間に入っているので、核心的な発言はないと思いますが、トランプ大統領からの辞任圧力に対して何か反応があるのか…気になるところです🧐

国内では、衆院選の結果しだいですが、その結果に対しての政権の対応によって、円相場が反応する可能性もあると思います。

また、関税交渉の期限(8月1日)が迫ってきますが、合意の目処があるのか、進行状況は等…これは日本に限ったことではありませんが、出てくる関連したニュースには少し注意したほうがイイかもしれません🤔

今週の無料EA運用スタンス

本日(月曜日)は東京市場は休場なので、参加者の減少やスプレッド拡大にご注意ください。

そんな中で、参院選の結果が判明し、いろんなニュースが飛び交う…となることを考えると、EAの運用開始は様子を見ながら、少し遅らせ気味にしたほうが無難カモしれません🤔

ECBのイベントでは、該当通貨ペアのEAのみとめておくのもアリだと思います。

経済指標やイベントは少なめではありますが、国内では衆院選結果後の混乱も予想されるので、無理せず慎重に行きましょう👍

注目の経済指標とイベント

*日時はJST(日本時間)です。

今週の経済指標とイベント
日付 時間 経済指標(イベント) 通貨 重要度
月曜日
7月21日 日・休場 JPY
水曜日
7月23日 10:30 日・日銀 内田副総裁の発言 JPY
木曜日
7月24日 17:00 欧・製造業、サービス業、総合PMI EUR
17:30 英・製造業、サービス業、総合PMI GBP
21:15 欧・ECB会合、政策金利 EUR
21:45 欧・ECBラガルド総裁 記者会見 EUR
22:45 米・製造業、サービス業、総合PMI USD
金曜日
7月25日 08:30 日・東京都区部消費者物価指数CPI JPY

順に見ていくと…


7月23日(水曜日)

10時30分「日・日銀 内田副総裁の発言」

日銀内田副総裁が、高知県金融経済懇談会にて挨拶を行います。

なにかニュースが出てきて状況が変わらなければ…、現状、利上げにつてはあまり現実的ではなく、無難に慎重・様子見的な姿勢を示すとようであれば、円売りの流れをサポートするだけとなりそうです…🤔


7月24日(木曜日)

17時〜「欧・製造業、サービス業、総合PMI」

欧→英→米…と、PMIの集中発表があります。

トランプ関税によるマイナスの影響が注目されると思いますが、中東情勢の緊張緩和によるプラス面もあると思うので、結果の判断が少し難しいかもしれません🤔

21時15分「欧・ECB会合、政策金利」〜「ラガルド総裁 記者会見」

前回のECB会合で利下げ休止を示唆しており、今回は大方の予想通り金利据え置きと見られていますので、市場の関心は今後の利下げについてになると思います。

トランプ関税の交渉の進展にもよると思いますが、現状ではリスク要因であり、この状況と今後についてラガルド総裁はどう見ているのか…

内容によってはユーロが反応する可能性もあると思います🚨


7月25日(金曜日)

8時30分「日・東京都区部消費者物価指数」

日銀の次の利上げは来年1月と見る向きが多いなか、事前予想は減速予想となっていることから、ブレがないと反応しにくいかもしれません…🧐

今週はこんな感じであっさり気味です😅

ニュースに気をつけて、今週も慎重に頑張りましょう✨








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