MT4のチャートは非常に高機能で親切な設定になっています。それゆえにチャートに騙されることもしばしばあります。
MT4のチャートには自動縮尺機能がついていて、表示期間の最高値と最安値を表示するようになっています。
さらにグリッド表示した時の横のラインは、表示領域によってその都度変わってしまいます。
トレードをしていて、結構動いたな〜と思って値幅を測ってみると感覚とずいぶんずれていることがあります。
その原因がチャートの自動縮尺と目盛り間隔が自動で変わってしまうことにあると思います。
チャートの自動縮尺は良いとして、目盛り間隔が変わるのはちょっとまずいと思います。
すでに「Grid_v1_0_Fixed」というインジケーターをツール置き場にありますが、新たに「RoundNr」というインジケーターをダウンロードできるようにしました。
「Grid_v1_0_Fixed」は、目盛り間隔を任意の間隔に固定するのに便利で、「RoundNr」のほうは、目盛り線をいわゆるキリ番にするのに便利です。
たとえばドル円なら、「110.50、111.00、111.50、112.00、…」みたいな感じにできます。
どの通貨もキリ番が強く意識されることがあるので、キリ番で目盛り線があるとなにかと便利だと思います。(もちろん間隔は調整可能です)
特にドル円についてはキリ番が意識されることが多いように思います。
50銭刻みに設定してみたドル円 H1のチャートが以下です。
右側の目盛りの数値に注目してください。
私は通貨ペアによって「Grid_v1_0_Fixed」と「RoundNr」を使い分けていますが、どちらにしてもノーマルのMT4のグリッドから見れば遥かに分かりやすく誤認しにくくなります。
裁量トレードをされている人は是非使ってみてください。オススメです。
*使用される場合はMT4のグリッド表示を「切」にしないと両方表示されます。
メニューの「ツール置き場」の「インジケーター」から他にも色々誰でも自由にダウンロードできますので、興味のある方は試してみてください。