FOMC-パウエル議長

今週の経済指標(20220613)


先週は、欧州中央銀行(ECB)イベントや米国消費者物価指数CPIで大きく相場が動きました。

ECBは、7月に量的緩和措置を終了し利上げに踏み切る方針を示唆したことから、ユーロは大きく売られました。

詳細→ECB利上げ開始方針:識者はこうみる(ロイター)

特にインパクトが大きかったのはアメリカのCPIの方で、前々回のCPI(8.5%)がピークになるのではないか…という大方の予想を裏切って8.6%と、アメリカのインフレが予想以上に深刻だということが浮き彫りになりました。

米国消費者物価指数 CPI

これを受け、株式市場は全面安となりドル相場も急上昇しました。

円に関しては売られすぎた反動なのか、ドルと共に買われたのでCPIによる変動は他の通貨よりも限定的となりました。

先週のドタバタに続き今週はどうなるのか、重要な指標やイベントが多いだけに注意が必要かもしれません。

FOMC政策金利発表に続き、パウエル議長の記者会見……英中銀(BOE)の政策金利発表、そして日銀金融政策決定会合からの黒田総裁の記者会見と、インパクトのありそうなイベントが控えています。

今週の注目点

今週は、FOMC〜パウエル議長 記者会見、英中銀(BOE)政策金利他、日銀金融政策決定会合〜黒田総裁 記者会見あたりが注目です。

アメリカのCPIが予想を超えて悪化していることが明らかとなりましたが、今週発表のFOMCと次回(7月)の利上げ幅は50bp(1%→1.5%)と見る向きが大半です。

ただ、9月のり上げ幅は75bpと予想する人が50bpと予想する人を上回っており、全体としてはインフレは全く治まっておらず、まだまだ金利は上がると考える人が多くなていると言えます。

9月FOMC_予想

FOMCでは目立った発表はない場合でも、その後のパウエル議長の記者会見は特に重要だと思います。

また、英中銀(BOE)の政策金利については現状維持〜+25bpの事前予想ですが、ECBも利上げに踏み切ることが明らかになり、利上げムードが強くなっているように思います。

ただ、事前予想に幅があることからも動きやすいかもしれません。

日銀については、おそらく現状維持の-0.1%で、緩和政策は続行だと思いますが…

仮にそうだとすれば、円を売ってドルなどを買うキャリートレードが活発になり円の下げ圧力が強くなると思われます。

逆に、黒田総裁の記者会見で、金融緩和政策の手綱を緩める可能性を示唆するようなニュアンスが感じられれば逆の流れに….

今週の無料EA運用スタンス

今週は、FOMCなど注目されるイベントが多く、EAの運用を考えるとやりにくい週になると思います。

個人的には、FOMCの前までには一旦EAを止める予定です。

様子を見ながらになりますが、その後も英中銀や日銀のイベントが控えているので、今週はFOMCで終わりにしても良いかもしれません。

また、先週はCPIから大きく動いて引けていることから、落ち着くまでに多少時間がかかる可能性もあるので、無理せずEAは全休というのもアリかもしれません。

*指標トレードできそうなイベントも多いので、それはそれで……

注目の経済指標とイベント

その他、重要そうなものをまとめておきます。

*日時はJST(日本時間)です。

今週の経済指標とイベント
日付 時間 経済指標(イベント) 通貨ペア 重要度
月曜日
6月13日 15:00 英・月次GDP、鉱工業生産、製造業生産 GBP
火曜日
6月14日 15:00 英・失業率、平均所得、失業保険申請件数 GBP
21:30 米・生産者物価指数PPI USD
水曜日
6月15日 21:30 米・小売売上高、NY連銀製造業景況 USD
木曜日
6月16日 03:00 米・FOMC政策金利 USD
03:30 米・パウエルFRB議長 記者会見 USD
16:30 スイス・スイス中銀(SNB) 政策金利 CHF
20:00 英・英中銀(BOE) 政策金利、MPC議事録、インフレ報告 GBP
金曜日
6月17日 未定 日・日銀金融政策決定会合 JPY
15:30 日・黒田日銀総裁 記者会見 JPY

順に見ていくと…

6月13日(月曜日)

15時に「英・月次GDP、鉱工業生産、製造業生産」が発表されます。

今はインフレに対しての関心が高いのですが、GDPも重要な指標であることには変わりないので一応注目しています。

特にポンドということもあり他の通貨以上に注意したほうが良いかもしれません。

6月14日(火曜日)

15時には「英・失業率、平均所得、失業保険申請件数」などの雇用関連指標があります。

21時30分には「米・生産者物価指数PPI」があります。

CPIほどは注目度は高くないと思いますが、予想とブレがあれば反応するかも……FOMC前ということで動きにくいような気もしますが…(わかりません)

6月15日(水曜日)

21時30分に「米・小売売上高、NY連銀製造業景況」が発表されます。

小売売上高は個人消費の動向を見る上でも重要な指標ですが、FOMC前ということが同作用するのか難しいところです。

6月16日(木曜日)

午前3時に「米・FOMC政策金利」

3時30分に「米・パウエルFRB議長 記者会見」が予定されています。

予想通りに50bpの利上げが行われると2回連続のダブル利上げとなりますが、事前予想通りなので言うほど大きな動きにはならないかもしれません。

ただ、パウエル議長の記者会見の方は先週のCPIのこともあるので、荒れそうな気もします。

16時30分には「スイス中銀(SNB) 政策金利」があります。

フランを触っている人は注意したほうが良いかもしれません。

事前予想では据え置きですが、万一があればフランショックに匹敵する可能性も否定できないので、注意するのに越したことはありません。

20時には「英・英中銀(BOE) 政策金利、MPC議事録、インフレ報告」があります。

また、金融政策発表後にベイリー総裁による記者会見もあるようなので、注意が必要かもしれません。

動きそうな感じではありますが、どうせならガツンといってほしいところです。

木曜日は「指標トレードデー」になってくれるかもしれません。

6月17日(金曜日)

おそらくお昼前後になると思いますが「日・日銀金融政策決定会合」があります。

政策金利は現状維持の-0.1%と見る向きが大半です。

15時30分からは「日・黒田日銀総裁 記者会見」が予定されています。

金融政策や金利発表だけでなく、記者会見の方も非常に注目度が高いように思います。

頑なに現状を維持するという日銀の姿勢が鮮明になれば、より安心して円を売れるので大きな下げ圧力になり、政策の見直しの可能性を匂わせる内容があれば、一時的でも反発したり円安の流れにブレーキが掛かる可能性もあります。

普段なら、それほど注目しない日銀のイベントですが、今回は注目されているのではないでしょうか。

こんな感じで終わりですが、今週は無理せずに頑張ろうと思います。








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