今週の経済指標(20180806)


先週は重要なイベントが非常に多かったのですが、それと比較すると今週は一見無難で静かなように見えます。

しかし、先週のようにビッグイベントが多くてもその中で注目度が高い限られたものがドカ〜ンと行くような感じでして全部が全部ぶっ飛ぶことは極めて少ないと思います。

逆に今週のように、大きなイベントがない場合はその中でも注目される指標やイベントについてはドカ〜ンと行くことがしばしばあり、絶対的な指標やイベントの重要度に応じて市場が反応するのではなく、市場参加者の勝手な思い込みや都合によって反応の大きさが変わっているようにも感じます。

今週は指標ではないのですが、注目なのは「日米貿易協議」ではないかと思います。

日本時間ですと木曜日の深夜以降になりますが、ドル円相場に影響があるかもしれません。

その他、今週の重要なイベントをまとめてみましたので参考にしてみてください。

*日時はJST(日本時間)です。

今週の経済指標とイベント
日付 時間 経済指標(イベント) 通貨ペア 重要度
月曜日
 8月6日 15:00 独・製造業新規受注 EUR
火曜日
 8月7日 11:00 NZ・RBNZ期待インフレ率 NZD
13:30 豪・豪準備銀行(RBA) 政策金利 AUD
16:55 独・鉱工業生産、貿易収支 EUR
水曜日
 8月8日 08:50 日・貿易収支、経常収支 JPY
未 定 中・貿易収支(米ドル&人民元) CNH&AUD
21:30 加・住宅建設許可件数 CAD
23:30 米・EIA石油在庫統計 USD&CAD
木曜日
 8月9日 06:00 NZ・NZ準備銀行(RBNZ) 政策金利、オア総裁 記者会見 NZD
08:50 日・機械受注 JPY
10:00 豪・消費者インフレ期待 AUD
10:30 中・消費者物価指数CPI、生産者物価指数PPI CNH&AUD
14:45 スイス・失業率 CHF
21:30 米・新規失業保険申請件数、生産者物価指数PPI USD
未 定 日・日米貿易協議 JPY
金曜日
 8月10日 08:50 日・四半期GDP 速報値 JPY
10:30 豪・RBA金融政策報告 AUD
17:30 英・GDP 速報値、鉱工業生産、製造業生産、貿易収支 GBP
21:30 加・雇用者数変化、失業率 CAD
21:30 米・消費者物価指数CPI USD

順に見ていきますと…

8月7日、13時30分「豪・豪準備銀行(RBA) 政策金利」があります。事前予想は1.5%の据え置きでして、おそらく予想通りになるのではないかと思います。しかし今回は政策金利そのものより同時に公開される文章や会見の内容が注目されているように思います。

なんとなく豪ドルについては荒れそうな気もするので、ちょっと注意した方がいいかもしれません。またカナダドルなんかも資源国通貨というくくりで見られていて、豪ドルに引きずられることもあるので一応注意した方がいいかもしれません。

翌日8月8日、「日・貿易収支、経常収支」と「中・貿易収支(米ドル&人民元)」があります。木曜日深夜〜に「日米貿易協議」がありその直前の貿易収支でして、日本の数字もありますが、中国の貿易収支について今回は注意が必要ではないかと思います。

結果次第ではドル円相場にも大きく影響があるのではないかと心配しています。黒字幅が縮小するという予想が多いと思いますが、仮に貿易収支がプラスになった場合は結構インパクトが大きいのではないかと思います。

8月9日、6時に「NZ・NZ準備銀行(RBNZ) 政策金利、オア総裁 記者会見」があります。自動売買のEAではサポートしていない通貨ペアですが、裁量でNZDを触っている人は要注意(チャンス?)だと思います。

8時50分には「日・機械受注」がありますが、普通は無視される指標ですがお盆前ということもあり悪い数字が出た場合は日経平均の売りを誘う可能性もあり、仮に日経平均が大きく売られた場合はドル円にも影響が出る可能性がありますので一応今回は軽く気にした方がいいかもしれません。(仮の話ばかりですいません。)

その後21時30分「米・新規失業保険申請件数、生産者物価指数PPI」が発表され、時間は未定ですが「日米貿易協議」があります。

「日米貿易協議」については当然円相場にも影響はあると思います。

もう一点、米国は現在中国はじめ欧州も含め全方位を敵に回して貿易戦争を吹っかけているようにも見えますが、ここでさらにアメポチの日本とも環系が悪化するようであればドル相場にも影響しかねないのではと思います。

8月10日は17時30分「英・GDP 速報値、鉱工業生産、製造業生産、貿易収支」があります。これはポンドなんで一応要注意ですww

21時30分には「加・雇用者数変化、失業率」「米・消費者物価指数CPI」がありますが、時間的には自動売買のEAはすでに止めている方が多いと思いますので影響は限定的ではないかと思います。

今週は見た目とは裏腹に、難しい展開が予想される1週間ではないかと思います。

お盆前ではありますが、無料EAには引き続き頑張ってもらいたいと思います。

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