今週の経済指標(20200323)


2月後半からVIXが高い水準で推移しており、トレードを見送っています。

先週は、動きが少し落ち着いたら久しぶりにEAを動かそうかと思いましたが、週明けからボラが大きく乱高下していたことと、VIXは通常時ではありえない高い状態なので、自動売買は見送りました。

個人的には、裁量の調子が非常によく久しぶりに大きめのプラスが出て嬉しい週でした。

ただ、振り返ってみるとEAを動かしていても勝てた動きだったように思います。

今週の経済指標やイベントとしては、普通だと「英・英中銀(BOE) 政策金利」が注目だと思いますが、市場の関心は中国ウイルスの影響に偏っていると思われ、あまり反応しないかもしれません。

ウイルスの影響が出る指標については少し注目されるかもしれませんが、それ以外は通常よりも注目度は下がるようで、経済指標や経済イベント自体の重要度は低くなっているように感じます。

中国ウイルスの感染拡大の出口が見えない現状では、事態の収束は考えにくくもうしばらく混乱が続くとすれば、VIXが高い状況もしばらくは続き、ボラティリティーが大きく乱高下のリスクは付いてまわるのではないかと思います。

このような経済停滞が長引くようだと、イタリアの債務問題、ドイツ銀行の問題、その他にも新興国の通貨暴落、韓国のデフォルトなど、世界中に爆弾がたくさんあるので非常に危険だと思います。

少し前にギリシャ危機などで騒いでいたようなレベルではなく、万一があればリーマンショックをも超える規模になってもおかしくない状況だと思います。

まだ可決されるかはわかりませんが、アメリカの経済支援の規模は2兆ドル(220兆円)というケタ違いの規模で検討されていることからも、事態の深刻さがわかります。

米国やEUでは、GDPの10%くらいの支援を考えているようで、非常時に政治家が一丸となって解決のために取り組んでいます。(日本も50兆円くらいは必要なのではないでしょうか)

ついに東京オリンピックの延期も現実味が出てきて、全く明るい話題がないのですが、早く悪材料の出尽くしとなってほしいものです。

自動売買については、少し動きが落ち着いてくれればEAは動かそうと思いますが、様子を見ながら無理せずに行こうと思います。

また、先週と同様に裁量で取りやすい展開になれば嬉しいのですが、突然の急騰急落もありうるので、ストップを入れる習慣のない人は注意してください。

反応薄かもしれませんが、一応イベント他重要そうなものをまとめてみました。

*日時はJST(日本時間)です

今週の経済指標とイベント
日付 時間 経済指標(イベント) 通貨ペア 重要度
火曜日
 3月24日 18:00 欧・製造業&サービス業PMI 速報値 EUR
18:30 英・製造業&サービス業PMI 速報値 GBP
23:00 米・新築住宅販売件数、リッチモンド連銀製造業指数 USD
水曜日
 3月25日 18:30 英・消費者物価指数CPI、生産者物価指数PPI GBP
21:30 米・耐久財受注 USD
23:30 米・EIA石油在庫統計 USD&CAD
木曜日
 3月26日 21:00 英・英中銀(BOE) 政策金利 GBP
21:30 米・GDP確定値 USD
金曜日
 3月27日 21:30 米・個人消費支出PCE、個人所得 USD

普段よりスルー気味になることが多いように思いますが、順に見ていくと…

3月24日火曜日

17時30分から30分おきに、独・欧・英の順で「製造業&サービス業PMI 速報値」の発表があります。

23時には「米・新築住宅販売件数、リッチモンド連銀製造業指数」がありますがあります。

3月25日水曜日

18時30分には「英・消費者物価指数CPI、生産者物価指数PPI」、21時30分には「米・耐久財受注」がありますが、スルー気味になるかもしれません。

23時30分の「米・EIA石油在庫統計」については、普段はあまり気にしていませんが、原油価格が20ドル近くにまで下がり、現在は反発していて今後の動きに注目しています。

CFDで取引できるのでもう一度下がってくるようなら買い場探しをしても面白いかもしれません。

3月26日木曜日

21時から「英・英中銀(BOE) 政策金利」、21時30分からは「米・GDP確定値」ですが、どのくらいの反応があるのかに注目しています。

3月27日金曜日

21時30分から「米・個人消費支出PCE、個人所得」で今週も終わりです。


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