今週の経済指標（20200420）

ジリジリとVIXが下がってきたこともあり先週はEAを動かした人も多いのではないでしょうか。多少は落ち着いてきたと思いますが、まだ38くらいありますので、決して低くはなく相場の急変には注意が必要なのは変わらないと思います。

先週は水曜日の朝方までドル売りが続きましたが、一転してドル買いの流れに変わり、その辺りでエントリーしたポジションは捕まったと思います。

稼働させた通貨ペアによっては勝敗が別れた結果になったと思います。

今週は特別大きな経済指標やイベントはありませんが、目立ったニュースが出てくれば反応するかもしれません。

重要そうなものをまとめてみました。

＊日時はJST（日本時間）です

順に見ていくと…

4月21日火曜日

17時30分「英・失業率、平均所得、失業保険申請件数」が発表されます。特に失業保険申請件数はアメリカでケタ違いの急増で驚いた人も多かったと思いますが、イギリスでも悪化は予想されますがどの程度の悪化なのかは気になるところです。

18時には「欧・ZEW景況感調査」が発表されます。ドイツも同時発表ですが目を疑うような数字が出てくる可能性もあり、そうなった場合はユーロが反応するかもしれません。

21時30分には「加・小売売上高」があります。これは2月分なので極端に悪い数字ではないと思いますが、カナダなので謎に反応する可能性もあります。

23時には「米・中古住宅販売件数」住関連の指標はアメリカ経済の先行指標と言われいるので、一応注目しています。

4月22日水曜日

15時に「英・消費者物価指数CPI、生産者物価指数PPI」

21時30分に「加・消費者物価指数CPI」が発表されます。

これだけ自粛と引きこもり推奨されている中で影響があるかはわかりません。

4月23日木曜日

この日は「欧・EU首脳テレビ会議」が予定されています。大きな経済対策などが発表されればユーロが大きく動く可能性もあると思うので、夜以降はちょっと注意した方が良いかもしれません。

16時30分から30分刻みで、独→欧→英と「製造業&サービス業PMI 速報値」が発表されます。悪い予想の中での悪い結果となるような気がしますのでスルー気味ではないかと思いますが、油断しているときに限ってガツンと動いたりすることもあるので一応注意しています。

21時30分には「米・新規失業保険申請件数」が発表されます。すでに脅威的な悪い数字が発表されていますので、多少悪い結果が出ても材料視されるかは分かりません。

4月24日金曜日

15時に「英・小売売上高」が発表になりますが、3月分なのでかなり悪い数字が出るのではないかと思います。ただ、ジョンソン首相が感染するくらい状況が深刻なイギリスだけに悪い事は誰もが知っている事なので、大きく反応するかは何とも予想がつきません。

21時30分に「米・耐久財受注」の発表があり今週も終わりです。

緊急自体宣言が全国へ広がり、さらに状況が悪化しているような国内の状況ですが、このまま自粛が続くと本当に経済を破壊しかねないのでは…と心配になります。

コロナも人を殺すかもしれませんが、経済も人を殺します。失業率と自殺者数には高い相関関係がある事は有名ですが、自粛をやめて経済を通常通り動かした場合のコロナの死者数と、自粛を続けた場合の自殺者の増加数（失業率上昇との関係が高い）の差はどうなのか、気になります。

また経済が悪化して失業率が上がると、自殺にまでは至らないまでも死にそうな人の数も増えると思うので、数字以上の実害がある可能性もあります。

賛否両論あるかもしれませんが、ブラジルのコロナ対策もある意味ではダメと言い切れないのでは…と思ったりもします。

とにかく、コロナフィーバーが少し収まってくれることを願います。