先週は主要通貨ペアに目立ったトレンドが出ず、あまりエントリーチャンスはなかったのではないかと思います。
ゴールデンウイークに入りますが、自粛ムードでレジャーどころではなさそうです。
最近は全く飲みに出かけなくなりましたが、飲食店の方やおねーちゃん達は大丈夫なのか心配になります。
今週は、FOMCやECB政策金利、米国とEUのGDPなど重要なイベントがあります。
ただ、FRBに関してはコロナ関連の経済対策として既にガンガンやっていますので、どう反応するかはわかりません。
また、大盤振る舞いしすぎるとFRBの財政面に懸念が出てくる可能性もあるのでデリケートな状態とも考えられます。
日銀のイベントもありますが、今まではあまり動かないので軽く見ていましたが、今日の黒田総裁の会見は一応注目しています。
各国がコロナ対策で巨額の経済対策をする中で、日銀の今後の対応は気になります。
各国が経済対策でGDPの数十パーセント規模の資金を注入しているので、通貨価値にも当然影響が出てきます。日本の経済対策の規模が小さい場合は、相対的に円高方向に動きやすくなると考えられます。
今週は、重要な経済イベントが多いので、裁量で動いたところを取りに行くのには良いかもしれませんが要注意です。
その他、重要そうなものをまとめてみました。
*日時はJST(日本時間)です
今週の経済指標とイベント | ||||
日付 | 時間 | 経済指標(イベント) | 通貨ペア | 重要度 |
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月曜日 | ||||
4月27日 | 未定 | 日・日銀金融政策決定会合 | JPY | 大 |
15:30 | 日・黒田日銀総裁 記者会見 | JPY | 大 | |
火曜日 | ||||
4月28日 | 08:30 | 日・失業率、有効求人倍率 | JPY | 中 |
水曜日 | ||||
4月29日 | 21:30 | 米・GDP 速報値、個人消費支出PCE | USD | 大 |
木曜日 | ||||
4月30日 | 03:00 | 米・FOMC政策金利 | USD | 大 |
03:30 | 米・パウエルFRB議長 記者会見 | USD | 大 | |
14:30 | 仏・GDP 速報値 | EUR | 大 | |
16:55 | 独・雇用者数変化、失業率 | EUR | 大 | |
18:00 | 欧・EU圏GDP 速報値、消費者物価指数 速報値、失業率 | EUR | 大 | |
20:45 | 欧・欧州中央銀行(ECB) 政策金利 | EUR | 大 | |
21:30 | 欧・ラガルドECB総裁 記者会見 | EUR | 大 | |
21:30 | 加・月次GDP | CAD | 大 | |
21:30 | 米・個人消費支出PCE、個人所得、新規失業保険申請件数 | USD | 大 | |
金曜日 | ||||
5月1日 | 23:00 | 米・ISM製造業景況 | USD | 大 |
順に見ていくと…
4月27日月曜日
時間は未定ですが「日銀金融政策決定会合」が行われ政策が発表されます。こういう状況ですので、何らかの政策の変更が発表された場合は株や為替も多少は動くかもしれません。
15時30分からは「黒田日銀総裁 記者会見」です。
4月28日火曜日
特別重要ではないかもしれませんが「日・失業率、有効求人倍率」が発表されます。
コロナの影響がどのくらい出始めているのか気になります。
4月29日水曜日
21時30分に「米・GDP 速報値、個人消費支出PCE」が発表されます。事前のGDP予想はマイナス予想で感慨深いものがあります。ただFOMC前なので動きにくいかもしれません。
4月30日木曜日
午前3時に「米・FOMC政策金利」、3時30分には「米・パウエルFRB議長 記者会見」があります。最近の米国政府やFRBの対応を見ていると、ここからさらに大ナタを振ることは無いのでは…と思いますが、わかりません。
14時30分に「仏・GDP 速報値」、16時55分には「独・雇用者数変化、失業率」、18時には「欧・EU圏GDP 速報値〜」が予定されています。どれも重要な指標ですが、ECBのイベント前なので動きにくいかもしれません。
20時45分「欧・欧州中央銀行(ECB) 政策金利」、21時30分には「欧・ラガルドECB総裁 記者会見」です。FRBと比較すると何もやっていない感じのECBですが、EUの構造上できることは限られているのでは無いかと思います。ただ何もしないわけにもいかないと思うので、ラガルドECB総裁の記者会見を含め注目しています。
21時30分は、「ラガルドECB総裁 記者会見」と同時に、「加・月次GDP」、「米・個人消費支出PCE、個人所得、新規失業保険申請件数」が発表されますので、要注意な時間です。
カナダのGDPは2月分なので、コロナの影響は少ないと思いますが、カナダの指標なので謎に大きく反応する可能性もあります。
また、米国の個人支出と新規失業保険申請件数は、FOMCの後で動きやすくなっていると思うので注目しています。
5月1日金曜日
23時に「米・ISM製造業景況」があります。事前の予想と差がある場合は反応するかもしれません。
今週はこんな感じで終わりです。
少しは自粛のムードが緩和されてほしいと願っています。