先週は稼働時間中のエントリーが少なめでしたが、ほとんど負けトレードがなかったこともあり +120pips 程ですが、地味に利益を伸ばせました。
金曜日に私用があったこともあり早めに切り上げたのですが、稼働時間が長い人もう少し取れたようです。
今年に入りパラメーターの最適化をやりお直して以降は、無料EAもだいぶ扱いやすくなりパフォーマンスも改善できたのは嬉しい限りです。
ただ、調子が良いからと言って安易にロットを上げたり、雑なトレードにならないように引き続き粛々と普段通りにトレードしていきましょう。
…と言いながら私自身、先週の株式市場の下落で気分が冴えないのですが、良い場合も悪い場合も変な感情に左右されずに淡々と続けることが重要ではないかと思います。
先週、注目された水曜日の米国消費者物価指数CPIでは、前年同月比+8.5%、前月比でも+1.2%と予想を上回る数値に、発表直後は大きく乱高下しましたが徐々にドル買いが鮮明になりました。
それに伴い翌日の米国株は全面安となり、日足レベルで見てもダウントレンドが鮮明になったように思います。
ただ金曜日は大幅に反発しており、今週は少し上にあるMAを目指して戻るのか、この水準でモミモミするのか、さらに下値を目指すのか…非常に気になるところです。
米国株が大きく動く場合は当然為替にも影響が出るので、今週の株式市場の動きも含めて注目しています。
今週も経済指標などはありますが、いまのところ上手く流れに乗れているので今週もこの調子で頑張ってもらいたいと思います。
今週の注目点
今週は、特別大きな指標やイベントはありませんが、火曜日の「米・小売売上高」、水曜日に集中している英・欧・加の物価関連指標、中央銀行絡みのイベントとしては木曜日の「欧・ECB議事録」あたりが注目ではないかと思います。
また、ウクライナ関連も大きな動きがあれば市場に影響がある可能性もあるので、一応出てくるニュースには注意しています。
今週の無料EA運用スタンス
今週は特別大きな指標はないので通常運用する予定ですが、リスクを避けるなら「欧・ECB議事録」などの前に一旦EAを止めるのもありかもしれません。
また、多数のポジションを抱えた状態で重要指標を迎える場合は、事前にポジションの一部を決済して身軽にしてリスク低減を図るのも一つの方法かもしれません。
注目の経済指標とイベント
今週は少なめですが、重要そうなものをまとめておきます。
*日時はJST(日本時間)です。
今週の経済指標とイベント | ||||
日付 | 時間 | 経済指標(イベント) | 通貨ペア | 重要度 |
---|---|---|---|---|
火曜日 | ||||
5月17日 | 15:00 | 英・失業率・平均所得・失業保険申請数 | GBP | 大 |
18:00 | 欧・EU圏四半期GDP 改定値 | EUR | 中 | |
21:30 | 米・小売売上高 | USD | 大 | |
水曜日 | ||||
5月18日 | 08:50 | 日・GDP 速報値 | JPY | 中 |
15:00 | 英・消費者物価指数CPI | GBP | 大 | |
18:00 | 欧・消費者物価指数HICP 改定値 | EUR | 大 | |
21:30 | 加・消費者物価指数CPI | CAD | 中 | |
木曜日 | ||||
5月19日 | 20:30 | 欧・ECB議事録 | EUR | 大 |
23:00 | 米・中古住宅販売件数 | USD | 中 | |
金曜日 | ||||
5月20日 | 08:30 | 日・全国消費者物価指数CPI | JPY | 中 |
15:00 | 英・小売売上高 | GBP | 中 |
順に見ていくと…
5月17日(火曜日)
15時に「英・失業率・平均所得・失業保険申請数」などの雇用関連指標が発表されます。
今はどちらかと言うと雇用よりインフレが注目だと思いますが、ポンドに限っては予想外のことで反応することも結構あるので一応注意しています。
18時には「欧・EU圏GDP 改定値」があります。
事前予想では前期比0.2%、昨年同期比5%となっていますが、今回は改定値の発表なのでブレが少なく動きにくいかもしれません。
21時30分には「米・小売売上高」があります。
純粋な経済指標としては今週一番の注目で、強いインフレ下での経済状況の目安になるので事前予想と乖離があった場合は反応するかもしれません。
ちなみに前月比で、前回が0.5%、事前予想が0.9%となっています。
5月18日(水曜日)
8時50分に「日・GDP 速報値」があります。
今回はマイナス予想となっていて結果が気になるところですが、日本の指標はあまり材料視されることは少ないようです。
15時から、英→欧→加と、消費者物価指数CPIが立て続けに発表されます。
どれも注目ですが、特にポンドについては前年同期比で9.1%と、凄い事前予想になっていることもあり、少し危険な香りがします。
5月19日(木曜日)
20時30分には「欧・ECB議事録」が公開されます。
4月に行われた金融政策理事会の議事録で、QE終了を7月に前倒しする趣旨の内容が語られた回だったと思います。
普通に考えると大きくは動きにくいように思いますが、なにかのキッカケになり予想外に動くことも有るので一応注目しています。
23時には「米・中古住宅販売件数」があります。
事前予想で562万件(年率換算)となっていますが、結果に乖離があった場合は多少反応するかもしれません。
5月20日(金曜日)
8時30分には「日・全国消費者物価指数CPI」が発表されます。
事前予想は総合で+2.5%、コアで+2.0%、コアコアで+0.7%となっていて、概ね近い数字が発表されると思われます。
どのように報道されるか分かりませんが、日本の場合は強い経済によるインフレではなく、明らかにエネルギー高によるもので、「悪いインフレ」なのは間違いありません。
気になるところですが、相場への影響は少ないような気がします。
15時には「英・小売売上高」があり、今週も終わりです。
気がつけば5月も既に半分を過ぎましたが、このまま今週も無料EAには頑張ってもらいたいと思います。