今週の経済指標(20220523)


先週は、EURUSDとGBPUSDで久しぶり引かされました。

米株式市場が大幅下落で大荒れとなり、その煽りを食った形になりました。

EURUSDやGBPUSDでは、100pipsを超えるレンジで上がって下がってまた上がって……みたいな感じで、トレンドフォロー系のEAにとっては非常に厳しい展開となりました。

昔から無料EAを使って頂いてる方には、先週のような値動きはヤラれるパターンだと知っている方も多いと思います。

<先週のEURUSD>

EURUSDチャート

<先週のGBPUSD>

GBPUSDチャート

最近は非常に調子の良い状態が長く続いていましたが、負けるときもあるということを再確認したと思います。

長期で見れば、調子が良いときもあれば悪いときもあります。

目先の勝ち負けに一喜一憂せずに淡々と慎重にトレードを続けていこうと思います。

また、今回はちょっとした発見もありまして……スプレッドフィルターをかなり厳しく設定していたテスト口座では引かされたエントリーはフィルターされ、結果的にドローダウンを回避していました。

実際にやってみないと何とも言えませんが、スプレッドフィルターの設定でパフォーマンスを改善できる可能性もあるので検証してみたいと思います。

ドル相場の不安低下の原因になっている米国株の下落ですが、本格的な下げ相場に突入したのかもしれません。

S&P500とナスダックは7週連続の下落、ダウについては8週連続のとなり近年では見たことがないムードの悪さです。

ピークから既にかなり下落しており、昨年買った米国個別株やETFが含み損になってきている人も多くなってきたのではないでしょうか。 私もですが…_| ̄|○

この含み損のポジションが不安材料になりつつありますが、今週は反発に向かうのか下値で買いが入らずさらに一段下げるのか、非常に注目されるところだと思います。

どちらにせよ、株式市場が荒れると為替もトリッキーな動きになりやすいので、あまり乱高下するような相場にならないことを願っています。

今週の注目点

今週は、市場参加者が全員注目するような大きな指標やイベントはありませんが、様子見や「〇〇待ち」になりにくくなるので、意外とチャートは動きやすいかもしれません。

今週は、火曜日のPMIの集中発表(特にアメリカ)、水曜日の黒田日銀総裁の発言、木曜早朝のFOMC議事録公開、金曜日の米PCE他消費関連の指標あたりが注目ではないかと思います。

中でもFRBのFOMC議事録は油断しているとガツンと動くこともあるので注意しています。

黒田総裁の発言は、日本銀行金融研究所主催の2022年国際カンファレンスの開会挨拶なので、インフレや金融政策の見通しなどについての言及があるのか分かりませんが、一応注目しています。

今週の無料EA運用スタンス

相場状況を見ながらになりますが、「FOMC議事録」の発表前までには一旦EAは止めようかと考えています。

また、VIX(恐怖指数)や米国株の状況を見ながら慎重に行きたいと思います。

今週は個人的な用事でバタバタするので、無理せずに行こうと思います。

注目の経済指標とイベント

今週は少なめですが、重要そうなものをまとめておきます。

*日時はJST(日本時間)です。

今週の経済指標とイベント
日付 時間 経済指標(イベント) 通貨ペア 重要度
火曜日
5月24日 17:00 欧・製造業・サービス業PMI EUR
22:45 米・製造業・サービス業PMI USD
23:00 米・新築住宅販売件数 USD
水曜日
5月25日 20:05 日・黒田日銀総裁 発言 JPY
21:30 米・耐久財受注 USD
木曜日
5月26日 03:00 米・FOMC議事録 USD
21:30 加・小売売上高 CAD
21:30 米・GDP 改定値、GDP価格指数 USD
23:00 米・中古住宅販売件数 USD
金曜日
5月27日 21:30 米・個人消費支出PCE、PCEコア、個人所得 USD

順に見ていくと…

5月23日(月曜日)

これと言った指標はありませんが、来日しているバイデン米大統領と岸田首相との首脳会談が予定されています。

金融市場に直接関係のあるような発表はないかもしれませんが、ロシア制裁や対中問題の発表で円相場に影響が出る可能性もあるので一応ニュースには注意しています。

5月24日(火曜日)

この日は、製造業・サービス業PMIが多数発表されます。

中でも17時のユーロ圏と22時45分のアメリカのPMIは動きやすいので注目しています。

23時には「米・新築住宅販売件数」が発表されます。

ちなみに、住関連指標は景気のバロメーターとも言われ、前回は76.3万件、今回の予想は75.0万件となっています。

5月25日(水曜日)

20時5分に、黒田日銀総裁の発言が予定されています。

黒田総裁自身、あまり相場にインパクトを与えるようなことは言わないように注意していると思いますが、万一があるので…

21時30分には「米・耐久財受注」があります。

事前の予想では0.6%となっていますが、ブレが大きかった場合は反応する可能性があるので注目しています。

5月26日(木曜日)

午前3時には5月初旬にあったFOMCの議事録が公開されます。

このときは50bp(0.5%)の利上げがあったときのもので、次回以降もハイペースな利上げを続けるのかのヒントを掴もうと注目されていると思います。

一応、この前までに一旦EAを止める予定をしています。

21時30分には「加・小売売上高」と「米・GDP 改定値」が同時に発表されます。

アメリカのGDPについては「改定値」なので、速報力の乖離が大きくなければ動きにくいように思います。

23時には「米・中古住宅販売件数」があります。

火曜日の新築住宅販売件数と同様に、一応注目しています。

5月27日(金曜日)

21時30分には「米・個人消費支出PCE、PCEコア、個人所得」などの指標が発表されます。

純粋な経済指標としては今週最も注目される指標です。

ここ最近は消費者物価指数CPIに注目が集まりがちですが、FRBはCPIよりもPCE関連指標の方を注目しているとも言われるのでCPI同様に注意が必要ではないかと思います。

時間的にも、PCEの発表までにはEAを止めるのが無難ではないかと思います。

今週はこんな感じで終わりです。

先週はマイナスとなりましたが、今週はなんとか挽回してほしいと思います。








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