無料EA-レポート

今週の経済指標(20220530)


先週のエントリーは少なめでしたが、ドル円で引かされたことが響きまして結果マイナスで終わりました。

前週に続き今週もスプレッドフィルターを厳し目で設定してある無料EAはマイナス幅が少し小さかったこともあり、もう少し詰めてみようと思います。

ただ、やりすぎるとエントリー数への影響が大きくなるのですが、手探りで時間を掛けて検証を続けていきたいと思います。

また、先週はかなり売り込まれていた米国株が急反発し、SP500、ダウ、ナスダック全て先週の戻り高値を上回って引けました。

ただ、このまま上に行ってくれると個人的には嬉しいのですが、レジスタンスラインが何本か有るので本格的な回復はまだ先になるような気がします。

最近EAの調子がイマイチな理由の一つに、年初から買われ続けてきたドル相場が大きく調整に入りトレンドが崩れたことが挙げられます。

ドル相場が不安定になると当然ドルストレートの通貨ペアも不安定な動きをすることが増えるので、EAのパフォーマンスも下がる可能性があります。

そういう点からは現在の状況は、無料EAにとって少しむずかしいのかもしれません。

明日の相場はどう変わるかは誰にもわからないので、無理せず粛々とトレードを続けていきたいと思います。

話は変わりますが、先週からXMではCFDで仮想通貨の取扱いを再開しました。

以前と違い、レバレッジ最大250倍で、土日もトレードできてスワップがゼロ…など、かなりパワーアップした内容で再開したようです。

従来のスタンダード口座で取引できるので、ちょっと触ってみようと思います。

また、仮想通貨で無料EAを試してみたいのですが、最適化の為のヒストリカルデータが見つからず苦戦しています。

無料で入手できる仮想通貨のヒストリカルデータをご存じの方がいましたら、ご一報いただけるとありがたいです。

詳細はXMの仮想通貨CFDのページで確認できます。

今週の注目点

今週は、火曜日の「欧・消費者物価指数HICP 速報値」、水曜日の「欧・英・米の製造業PMI」、「加・カナダ中銀(BOC) 政策金利」、木曜早朝の「米・ベージュブック」、そして金曜日の「米国雇用統計」と、注目の指標が盛りだくさんです。

ちょっとEAの運用面ではドキドキハラハラやりにくいかもしれません。

また、本日月曜日は「戦没将兵記念日」で米国市場は休場となりますのでご注意ください。

今週の無料EA運用スタンス

一般的にはそれほど注目度は高くないと思いますが、木曜早朝のベージュブックについては過去に爆死経験がありますので、事前に一旦EAは止めようと考えています。

その他、大きめの指標発表が迫ってきたときに該当通貨ペアのポジションがある場合は、悩ましい判断を迫られるかもしれません。

注目の経済指標とイベント

その他、重要そうなものをまとめておきます。

*日時はJST(日本時間)です。

今週の経済指標とイベント
日付 時間 経済指標(イベント) 通貨ペア 重要度
火曜日
5月31日 10:30 中・製造業PMI CNH
18:00 欧・消費者物価指数HICP 速報値 EUR
21:30 加・月次GDP、四半期GDP CAD
22:00 米・ケースシラー住宅価格指数 USD
水曜日
6月1日 17:00 欧・製造業PMI 改定値 EUR
17:30 英・製造業PMI 改定値 GBP
22:45 米・製造業PMI USD
23:00 米・ISM製造業景況 USD
23:00 加・カナダ中銀(BOC) 政策金利 CAD
木曜日
6月2日 03:00 米・FRBベージュブック USD
21:15 米・ADP民間雇用者数 USD
21:30 米・新規失業保険申請件数 USD
金曜日
6月3日 17:00 欧・サービス業PMI 改定値 EUR
21:30 米・非農業部門雇用者数、失業率、賃金上昇率 USD

順に見ていくと…

5月30日(月曜日)

「戦没将兵記念日」で米国市場は休場となりますので、特にNY時間のトレードにはご注意ください。

5月31日(火曜日)

10時30分に「中・製造業PMI」があります。

最近は強烈なコロナ対策により経済の悪化が顕著になってきた中国ですが、何かのキッカケで中国株の暴落などがあれば、アジアから欧米の株式市場にも波及すると考えられます。

万一そのような事態になれば為替にも影響が出るので、一応注目しています。

18時に「欧・消費者物価指数HICP 速報値」があります。

ユーロ圏においても高いインフレ率が注目されていますが、ECBはFRBよりも利上げに対しては腰が重いようですが、結果に関わらずいろんな思惑で動くかもしれません。

21時30分には「加・月次GDP、四半期GDP」があります。

カナダドルは予想外に大きく反応することもあるので、指標トレードを狙って注目しています。

22時には「米・ケースシラー住宅価格指数」があります。

経済の先行きを判断する上で住関連の指標は重視されるので、事前予想と乖離があった場合はFRBの利上げ判断に影響するかも……というような思惑から反応するかもしれません。

ちなみに前回値20.2%、事前予想が19.8%となっています。

6月1日(水曜日)

主要各国の「製造業PMI 改定値」が発表されます。

スルーのことが多いのですが、欧・英・米については反応することもたまにあります。

23時に「米・ISM製造業景況」が発表されます。

この15分前に発表される「米・製造業PMI」とコンボで動く可能性もあるので、ちょっと注目しています。

23時には「加・カナダ中銀(BOC) 政策金利」があります。

発表前にカナダドルのポジションがある場合は悩ましい判断になりそうです。

一応、雇用統計と並んで今週の指標トレードの狙い目だと思います。

6月2日(木曜日)

午前3時に「米・FRBベージュブック」が公開されます。

スルーのことも多いのですが、何年も前に痛い目にあった記憶が抜けないので、事前に一旦EAを止めることにしています。

21時15分に「米・ADP民間雇用者数」

21時30分に「米・新規失業保険申請件数」と、雇用関連指標が続けてあります。

それほど影響はないと思いますが、雇用統計前なので一応は注目しています。

6月3日(金曜日)

この日は各国から「サービス業PMI 改定値」の発表があります。

17時にEU圏。17時30分にイギリス、22時45分にアメリカが発表されますが、今週のNo.1の指標「米国雇用統計」があるので、動きにくいかもしれません。

21時30分には今週のメインイベント「米国雇用統計」があります。

この時間になると既にEAは止めていますが、指標トレードを狙ってこの時間はモニターの前にいます。

……こんな感じで今週も終わりです。

今週はちょっとやりにくいですが、無料EAには頑張ってもらいたいと思います。








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