今週の経済指標(20220815)


先週はお盆休みに入りバタバタしたこともあって、無料EAの運用は米国消費者物価指数CPIまでとなりました。

結果は、CPIの発表までは大きな動きはなかったこともあり残念ながら無料EAのエントリーはありませんでした。

ただ、今回のCPIでの指標トレードでは久しぶりにスマートに取れたので嬉しかったです。

まぁ、今回の指標トレードで結構稼いだ人は多いように思いますが…👍

少し真面目な話をすると、米国CPIの結果は前回9.1%で事前予想が8.7%、結果が8.5%となり多少のポジティブサプライズだったのではないかと思います。

前週の雇用統計でも強い数字が出ていたこともあり、9月以降の利上げペースは下がるのではないか……との思惑から米国株は急騰し同時に米ドルはほぼ全通貨に対して売られました。

その後は週末に向け米国株は各市場ともに値を伸ばし、前週比で3%前後のプラスとなり市場では楽観ムードが漂っているようで、恐怖指数(VIX)もジリジリと下がってきており、現在は久しぶりに20を切る水準になっています。

VIX(恐怖指数)推移

ただ…個人的には、CPIについてもピークアウトしたと判断するのは早すぎるような気がしますし、CPIが若干下がったとは言え8.5%という数字は控えめに見ても危険な数字だと思います。

何より9月のFOMCでの利上げ幅が縮小するかは不透明で、現時点では50bpの利上げと見る人が55%、75bpの利上げと見る人が45%と割れているので、ちょっとしたきっかけで大きく相場が動く可能性もあるような気がします。

9月FOMC予想

出典:CME FedWatch Tool

仮に株式市場に急騰・急落があれば、為替市場にも当然影響がでるので、VIXは下がってきているものの無料EAの運用面でのリスクは変わっていないように感じるので、引き続き慎重に行きたいと思います。

今週の注目点

先週に続き米国市場の動きが気になるところですが、今週はアメリカの経済指標やイベントは少なめです。

ただ、少ないことで普段以上に注目度が上る可能性もあるので、木曜日午前3時の「FOMC議事録」や「米・中古住宅販売件数」も少し注意したほうが良いかもしれません。

米国以外では、カナダ・イギリス・EU圏の物価関連指標が発表されます。

関連通貨ペアは注意したほうが良いかもしれません。

今週の無料EA運用スタンス

我が家の家訓の一つとして、FOMC関連のイベントでは一旦EAを止めることにしていますので、木曜日早朝の「米・FOMC議事録」までには一旦EAを止める予定です。

ただ、火曜日くらいまではお盆休みの会社も多いと思うので、EAのスタートを慎重にした場合は、まとまった稼働時間が取りにくくなるので悩ましいところです。

個人的にお盆絡みでバタバタすることもあるので、引き続き様子を見ながら無理せずに慎重に行こうと思います。

注目の経済指標とイベント

その他、重要そうなものをまとめておきます。

*日時はJST(日本時間)です。

今週の経済指標とイベント
日付 時間 経済指標(イベント) 通貨ペア 重要度
火曜日
8月16日 15:00 英・失業率、平均所得、失業保険申請件数 GBP
21:30 米・建設許可件数、住宅着工許可件数 USD
21:30 加・消費者物価指数CPI CAD
水曜日
8月17日 15:00 英・消費者物価指数CPI、生産者物価指数PPI GBP
18:00 欧・EU圏GDP 改定値 EUR
21:30 米・小売売上高 USD
木曜日
8月18日 03:00 米・FOMC議事録 USD
18:00 欧・消費者物価指数HICP 改定値 EUR
23:00 米・中古住宅販売件数 USD
金曜日
8月19日 08:30 日・全国消費者物価指数CPI JPY
15:00 英・小売売上高 GBP
21:30 加・小売売上高 CAD

順に見ていくと…

8月16日(火曜日)

15時にイギリスの雇用関連指標があります。

事前予想値では前回値と同程度の予想ですが、ポンドの場合は数字云々よりも「動きたいときにガツンと動く…」みたいな感じもあるので一応注目しています。

*スルーの場合も多々ありますが💦

21時30分に「米・建設許可件数、住宅着工許可件数」があります。

いつもはそれほど注目していませんが、今週はアメリカの指標が少ないこともあり一応載せておきます。

同時刻に「加・消費者物価指数CPI」もあります。

指標トレード好きにとっては一応注目かもしれません。

8月17日(水曜日)

15時に「英・消費者物価指数CPI、生産者物価指数PPI」があります。

前年同月比CPIで、前回が9.4%で事前予想が9.8%と凄いことになっているイギリスですが、ポンドの動きは分かりません…というか、わからないのがポンドだと思っています。

故にポンドは要注意だと思います。

18時には「欧・EU圏GDP 改定値」があります。

ただ、改定値なので速報値と大きく違わなければ動きは限定的になるのではないかと思います。

21時30分に「米・小売売上高」があります。

少なめのアメリカの指標なので動くのか、FOMC議事録前で動きにくいのか…なんともいえないところですが、前回数値は1.0%、事前予想では0.1%となっています。

8月18日(木曜日)

午前3時に「米・FOMC議事録」が公開されます。

一応、今週一番の注目イベントではないかと思います。

以前からこういう議事録やステートメントなどは、発表と同時にAIによってキーワードやキーセンテンスを分析して、ポジティブなのかネガティブなのかを瞬時に判断して注文を入れるアルゴなんかもあると聞きます。

まぁ、我々には動いた方向についていくことしか出来ませんが…😅

18時には「欧・消費者物価指数HICP 改定値」があります。

改定値なので大きくは動きにくいように思いますが、一応注意しています。

23時に「米・中古住宅販売件数」があります。

少ないアメリカの指標の中で、住関連の指標は景気のバロメーターとも言われ現状での注目度はそこそこ高いように思います。

FOMC議事録が終わったので予想との乖離があった場合は、素直に動きやすいかもしれません。

8月19日(金曜日)

8時30分に「日・全国消費者物価指数CPI」があります。

相場への影響は限定的かもしれませんが、他人事ではないので数字は気になるところです。

ちなみに…

前年同月比で前回が2.4%、事前予想が2.6%となっています。

コアで前回2.2%、事前予想が2.4%。

コアコアで前回1.0%、事前予想で1.1%。

ん〜〜〜〜とはいえ、政府も日銀も放置プレーなのでどうにもならないのですが💦

15時に「英・小売売上高」、21時30分に「加・小売売上高」で今週も終わりです。

お盆休みで逆にお疲れの方も多いと思いますが、今週も慎重に頑張りましょう。








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