先週はプライベートな用事が水曜〜金曜日まで入りまして、相場に向き合う時間が少なく残念ながらEAの方はノーポジでした。
チャートを見ると、ゴールドは結構良かったと思いますが、その他のエントリーは少なかったように思います🤔
先週のドル相場は、週明けイスラエル問題でのリスクオフで買われて始まりましたが、その後はFRBメンバーから、「債券市場の動向からこれ以上の利上げは必要ないのでは…」、「インフレ減速傾向が続くならこれ以上の利上げは必要ない…」、「現状の政策金利がピークになるかも…」などのハト発言が多数出てきたことにより、ドル売りの流れになりました。
しかし、これらのFRBメンバーの発言は昨今のインフレ減速を前提としていたこともあり、木曜日の「米・消費者物価指数CPI」少し反発したことが注目され一気にドルが買い戻される形となりました。
ただ金曜日の「米・ミシガン大学消費者態度指数(速報値)」では、予想外の悪化を示しており、ドル買いの勢いには一定のブレーキとなったように思います。
円相場についても、週明けはリスクオフの買いで始まりましたが長続きせず、火曜日以降は円売りの流れが鮮明となりました。
ドル円では、月曜はリスクオフで下げたものの、下がったところはすかさず買われ(ドル以上に円が売られる)、結果的には週末に向けて再び150円を目指す展開となりました。
今週は、各種経済指標やイベントの他に、イスラエル問題、週末の臨時国会、米下院議長選などのニュースには十分注意したほうがいいように思います。
連日報道されるイスラエル問題では、今のところ「イスラエルvsハマス」という図式で語られますが、これが「イスラエルvsイラン」に変わった瞬間に一気に事態はヤバくなるのではないかと懸念しています🤔
先日イランのアブドラヒアン外相が「ガザ地区への地上侵攻を実行すれば対応せざるを得ない…」と介入を示唆していることもあり、万一イランが介入するようなことになれば…😱😱、最悪の事態になりかねないので注意しています。
また、先週から混迷を続けている米下院議長選ですが、こちらもタイムリミットがあり長引けば米政府閉鎖のリスクが高まることから注目しています。
巷で噂される衆議院解散ですが、10月20日の臨時国会であるのか無いのかが注目されているように思います……まぁ可能性は低いように思いますが🤔
さらに22日には、衆院長崎4区と参院徳島高知選挙区の補欠選挙の投開票が予定されていることもあり、ドル円やクロス円のトレード、裁量ポジションの持ち越しは注意したほうがイイかもしれません。
先週の出来事を簡単にまとめてみました。
経済指標(イベント) | 結果 | 一言 |
10月9日(月曜日) | ||
ジェファーソンFRB副議長・ローガンダラス連銀総裁の発言 | ハト発言 |
|
10月10日(火曜日) | ||
コリンズ ボストン連銀総裁他
FRBメンバーの発言 |
ハト発言 |
|
10月12日(木曜日) | ||
米・消費者物価指数CPI | 総合値
0.4% |
|
10月13日(金曜日) | ||
米・ミシガン大消費者態度指数
(速報値) |
大幅悪化 |
|
今週の注目点
今週の指標では、火曜日の「米・小売売上高」に注目しています。
先週はCPIの反発で大きくドル買いに動きましたが、ミシガン大指数では大幅な消費者心理の悪化を示しました。
今後、米経済のソフトランディングには強い個人消費がキーの一つになるので、小売売上には注目が集まるのではないかと思います。
また、米下院議長選やイスラエル関連のニュースには引き続き注意が必要かもしれません🧐
今週の無料EA運用スタンス
個人的に、過去に痛い目にあっているベージュブックでは、一応EAは一旦止めることにしています💦
ドル円のEAについては、現状上にも下にもトレンドを刻みにくいと考えているので、運用は慎重に、ロットを下げたり止めたりするのもアリだと思います。
今週はニュースに気をつけながら慎重に行こうと思います。
注目の経済指標とイベント
その他、重要そうな指標やイベントをまとめました。
*日時はJST(日本時間)です。
今週の経済指標とイベント | ||||
日付 | 時間 | 経済指標(イベント) | 通貨ペア | 重要度 |
---|---|---|---|---|
火曜日 | ||||
10月17日 | 09:30 | 豪・RBA金融政策会合 議事要旨 | AUD | 中 |
15:00 | 英・雇用関連指標 | GBP | 大 | |
21:30 | 米・小売売上高 | USD | 大 | |
水曜日 | ||||
10月18日 | 15:00 | 英・消費者物価指数CPI | GBP | 大 |
18:00 | 欧・消費者物価指数HICP(改定値) | EUR | 中 | |
木曜日 | ||||
10月19日 | 03:00 | 米・ベージュブック | USD | 大 |
09:30 | 豪・雇用関連指標 | AUD | 大 | |
25:00 | 米・FRBパウエル議長 講演 | USD | 大 | |
金曜日 | ||||
10月20日 | 08:30 | 日・全国消費者物価指数CPI | JPY | 中 |
15:00 | 英・小売売上高 | GBP | 大 |
順に見ていくと…
10月17日(火曜日)
9時30分「豪・RBA金融政策会合 議事要旨」
現状AUDUSDは、H4くらいで見ると0.63少し下のサポートライン当たりに来ているので、目立った内容があれば動き出すきっかけになるかもしれないので、19日の雇用関連指標と合わせて注目しています。
15時「英・雇用関連指標」
ここまで一貫して上昇してきた平均賃金の推移が注目されます。
万一下落に転じたりした場合は、利上げ期待が崩れ大きくポンドが売られる可能性もあるのでちょっと注意しています。
21時30分「米・小売売上高」
ここで強い個人消費の傾向が読み取れればドル買いの追い風となり、逆に個人消費の冷え込みが感じられればドルは売られやすくなるのではないかと……注目しています🤔
10月18日(水曜日)
15時「英・消費者物価指数CPI」
前回は大幅減速となりましたが、たまたまだったのか…本当に減速傾向になっているのか…、今回の結果に注目されているように思います。
18時「欧・消費者物価指数HICP(改定値)」
改定値なので、速報値とのブレがなければ動きにくいかもしれません。
10月19日(木曜日)
3時「米・ベージュブック」
前回は少し経済減速を示唆するような文言が見られましたが、今回はどう変わっているのかが注目されます。
ベージュブックはスルーのことが多いのですが過去に爆死経験があるので💦事前にEAは止めることにしています😅
9時30分「豪・雇用関連指標」
目立った結果が出れば、動きやすい値位置とも考えられるので、火曜日の「豪・RBA金融政策会合 議事要旨」と同様に注目しています。
25時「米・FRBパウエル議長 講演」
普通に考えれば市場にインパクトを与えるような発言は避けると思います。
しかし、最新の経済指標をを踏まえて、「追加利上げについて…」、「米国経済の見通し…」についてどう考えているのか、市場参加者の多くが気になるところだと思います。
来週からはFRBのブラックアウト期間になるため、パウエル議長の発言には注目が集まりやすく、内容によっては大きくドル相場が動くこともあるのでは…….と注意しています。
10月20日(金曜日)
8時30分「日・全国消費者物価指数CPI」
事前予想では全て減速予想になっていて、予想通りにインフレ減速傾向が鮮明になれば円売り圧力になるかもしれません。
15時「英・小売売上高」
目立った傾向がつかみにくい小売売上ですが、予想とのブレがあれば動く可能性もあるので一応注目しています。
また、18日のCPIと同方向の結果になった場合は、より反応しやすいかもしれません。
今週はこんな感じで終わりです。
イスラエル関連、米国下院選のニュースや要人発言に気をつけながら今週も頑張りましょう👍