今週の経済指標(20231023)


先週は主要通貨ペアで方向感に乏しくボラティリティーが小さめだったこともあり、ゴールドでエントリーはあったものの全体には非常に少なく、トータルでは微益で終わりました。

地政学的リスクもあり最近のゴールドだけは上げ続けていますが、主要通貨ペアでは各国共に金融政策の曲がり角に来ている感じで、トレンド相場に発展する確率は少ないのかもしれません…🤔

先週のドル相場は、指標などに多少反応はするものの大きな流れにならず、方向感の無い週となりました。

注目された米小売売上高では事前予想を大きく上回り、直後は買われましたがしばらくすると値を戻すこととなり、その後も上げ下げはありましたが概ねヨコヨコ……少しだけ売りが強い印象で引けました。

円相場では、神田財務官や日銀OB💦…から「利上げ…」「為替介入…」「マイナス金利解除…」など、センシティブな言葉を交えた口先介入的もありました。

ドル円は150円手前で、売られたところは買われ……、買われたところは売られる……といった、上にも下にも動きづらい状況が続いています🧐

今週は注目度の高い指標が多いなかで、混迷を深めるイスラエル問題、米下院議長選…など、地政学、政治問題などのニュースにも気を配ったほうが良いように思います。

相場にも言えることですが膠着状態が長く続いた場合、何かのキッカケに動き出したときは大きな動きとなるケースもあるので注目しています。

先週の出来事を簡単にまとめてみました。

経済指標(イベント) 結果 一言
10月16日(月曜日)
日・神田財務官口先介入
  • 激しい円安には「利上げか為替介入で対抗する」🤔
  • 「撃つぞ」…と恫喝牽制
10月17日(火曜日)
米・小売売上高 予想 0.3%

結果 0.7%

  • 予想を超える好結果で強いドル買いが入る
  • …程なく全モ💦
10月18日(木曜日)
日・日銀OB桜井氏口先介入
  • 年内にもマイナス金利政策を解除する可能性…
10月19日(木曜日)
米・ベージュブック 微妙…
  • 経済見通しでは横ばい、もしくは弱めの成長…
  • 期待ほど強気ではない🤔
10月13日(金曜日)
米・FRBパウエル議長 講演 ややハト的
  • 長期債利回り上昇は金融引き締めになる…🤔
  • 地政学的緊張は極めて高い状態にある

今週の注目点

今週は、火曜日のPMIの集中発表、英雇用関連指標、木曜日の「ECB政策金利〜ラガルド総裁記者会見」あたりに注目しています。

英雇用関連指標については、変更になっていたとは知らずに先週のブログで触れていたのはスイマセンでした…😅

引き続きイスラエル問題、米下院議長選など影響がありそうなニュースにも注目しています。

また、週末にあった衆参補欠選挙の結果が出たこと、日経に「日銀、金利操作の再修正論 長期金利「上限」1%接近で…」といった観測記事が出回っているので、週明けの円相場には少し注意したほうがイイかもしれません…😇

今週の無料EA運用スタンス

今週はECBのイベントで一旦EAを止めるか、人によって判断が分かれるところだと思います。

一旦止めて、再稼働が無難かもしれません。

万一、大きく動くようであれば、少し時間をおいて相場が落ち着いてから再稼働でイイと思います😇

ドル円のEAについては先週同様に、現状では上にも下にもトレンドを刻みにくいと考えているので、運用は慎重に、ロットを下げたり止めたりするのもアリだと思います。

引き続きニュースに気をつけながら慎重に行こうと思います。

注目の経済指標とイベント

その他、重要そうな指標やイベントをまとめました。

*日時はJST(日本時間)です。

今週の経済指標とイベント
日付 時間 経済指標(イベント) 通貨ペア 重要度
火曜日
10月24日 15:00 英・雇用関連指標 GBP
17:00 欧・製造業、サービス業PMI EUR
17:30 英・製造業、サービス業PMI GBP
22:45 米・製造業、サービス業PMI USD
水曜日
10月25日 09:30 豪・消費者物価指数CPI AUD
23:00 加・BOC加中央銀行 政策金利 CAD
23:00 米・新築住宅販売件数 USD
木曜日
10月26日 21:15 欧・ECB欧州中央銀行 政策金利 EUR
21:30 米・四半期GDP 速報値 USD
21:30 米・失業保険申請件数 USD
21:45 欧・ECBラガルド総裁 記者会見 EUR
金曜日
10月27日 08:30 日・東京都区部消費者物価指数CPI JPY
21:30 米・個人消費支出 PCEデフレーター USD
23:00 米・ミシガン大学消費者態度指数 確報値 USD

順に見ていくと…


10月24日(火曜日)

15時「英・雇用関連指標」

ここまで一貫して上昇してきた平均賃金の推移が注目されます。

万一下落に転じたりした場合は、利上げ期待が崩れ大きくポンドが売られる可能性もあるのでちょっと注意しています。

17時〜「主要国PMI」集中発表

この日はPMIの集中発表があります。

中でも、欧・英・米と偶に独は結果によっては反応することもあるので、発表時間は一応注意しています。


10月25日(水曜日)

9時30分「豪・消費者物価指数CPI」

今回は四半期データも発表され、目立ったブレがあれば大きく反応する可能性もあるので一応注目しています。

どちらかといえば上方向に反応しやすいような気もします……🤔

23時「加・BOC加中央銀行 政策金利」

据え置き予想ですが…何かを期待しています😅

23時「米・新築住宅販売件数」

事前予想では高金利下にもかかわらず前月比+1.2%となっています。

これは中古住宅の在庫が枯渇しているからだそうですが……🤔、セオリー通りに強い数字が出ればドル買いの材料になるのか注目しています。


10月26日(木曜日)

21時15分「欧・ECB欧州中央銀行 政策金利」〜「ECBラガルド総裁 記者会見」

ECBメンバーから利上げ停止を示唆するような発言もチラホラ聞かれることからも、事前予想通でも据え置きと見られています。

ただ、ECBが「利上げ停止〜利下げへ向かう…」ということが市場で織り込まれ過ぎていると考えてい場合は、ラガルド総裁の記者会見で少しタカ的な発言での牽制もあるかもしれませんので、一応注意しています。

21時30分「米・四半期GDP速報値」「 米・失業保険申請件数」

7〜9月の個人消費が堅調と見られているので四半期GDPも結構なプラス予想になっています。

失業保険申請件数については、予想とブレがあれば反応することもあるので、同時刻のこちらも注目しています。


10月27日(金曜日)

8時30分「日・東京都区部消費者物価指数CPI」

この指標で直接チャートが反応することは少ないのですが、口先介入が多くなっている事、日銀会合直前ということを考慮して一応注目しています。

21時30分「米・個人消費支出 PCEデフレーター」

先週の「米・小売売上高」が非常に堅調だったこともあり、PCEも堅調なような気がします。

下ブレしない限り、ドル買い材料になっても売り材料にはなりにくいのではないかと…勝手に考えています😅

23時「米・ミシガン大学消費者態度指数 確報値」

前回の速報値では68.1から63.0へと、消費マインドが急激に悪化している結果となりましたが、今回の確報値でどれだけかの上方修正がはいるのか…注目している人は多いように思います。

この時間、既に無料EAは止めていますが、結果次第では大きく動く可能性もあるのではないかと考えています。

今週も慎重に、頑張っていきましょう✨








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