今週の経済指標(20231030)


先週はポンドドルの週初からの急騰急落で「Scal-3」が捕まりまして、一気にストップまで持っていかれました…😅

たいした戻りがなくズルっといったこともあり逃げ場がありませんでした💦

その後は結構取り返し、トータルでは100pipsほどのマイナスで終わりました。

トレンドフォロー型のEAにとっては、アップダウンの激しい相場は苦手なのですが、なんとか大きく負けることなくポートフォリオ全体で踏ん張っているのではないかと思います😇

先週のドル相場は、月曜日のNY時間からズルっと逝ったものの、火曜日には全モとなるなど出だしから荒い動きとなりました。

その後は「米・製造業、サービス業PMI」が予想外の好結果を叩き出したことや、住宅関連指標でも予想値を大きく上回ったこと、GDPも好調だったことなどを受け、全体的に買い優勢な週となりました。

ただ、週末の「米・個人消費支出 PCEデフレーター」では貯蓄率の低下が進んだこと、前回急落した「米・ミシガン大学消費者態度指数 確報値」では大した反発がなかったこともあり、ドル買いが続かず、やや売られて引けました。

それらの過程でドル円はついに150円を突破しました。

一時は150.7円あたりまで行きましたが介入警戒感も強く、一時1円近く急落する場面もあるなど、こちらも荒い動きが見られましたが、週末には大きく売られ(円買い)、終わってみれば週足では上ヒゲが長めの陰線となりました。

ドル円については、しばらくはこんな感じなのかもしれません…🤔

また、ユーロとポンドは目立った動きは少なく、概ねドル相場との相関が強い動きだったように思います。

今週から11月に入ることもあり、重要指標や中銀絡みの経済イベントが多数あります。

また地政学的問題や政治問題などは、ドル相場・石油・ゴールド相場に大きく影響を与える可能性がありますので引き続き注意したほうが良いように思います。

先週の出来事を簡単にまとめてみました。

経済指標(イベント) 結果 一言
10月24日(火曜日)
米・製造業、サービス業PMI

速報値

製造 50.0

サービス 50.9

  • 製造業は久しぶりに50の大台に戻った
  • 悪化が懸念されていたサービス業も50を割り込まずに踏みとどまった
  • →ドル買いへ
10月25日(水曜日)
米・新築住宅販売件数 75.9万件

+12.3%

  • 年率換算で75.9万件、前月比で+12.3%と堅調
  • ドル買い材料
10月26日(木曜日)
米・四半期GDP 速報値 4.9%
  • ホントかよ?…と思うくらい堅調💦

今週の注目点

今週は中銀絡みのビッグイベントでは、日銀(BOJ)、FRB、英中銀(BOE)、更に米国雇用統計、他にも中ボス級の指標が複数あり、気の抜けない週かもしれません。

ただ、スルーの指標やイベントも結構出てくると思います。

字面だけ見ればヤバそうな「FOMC」ですが、大方の予想では金利据え置きと見られており、意外と動かないかもしれません…🤔

ただ、パウエル議長の記者会見のほうは動く可能性が高いように思うので注目しています。

*とはいえ、金利据え置き予想が外れたら大惨事に……😱

今週の無料EA運用スタンス

今週は大きな指標やイベントが多く、無料EAの運用にとっては非常にやりにくい週だと思います。

ドル円のEAのみ止めたとしても、火曜日は月末にあたるので、むむむ…です🤔

ロットを落として稼働させたり、FRBのイベントと雇用統計を避けて運用する……というのもアリだと思います。

また、様子を見て気が進まなければ今週はEAを休ませても良いのではないかと思います。

……今週はこんな感じで慎重に行こうと思います😇

注目の経済指標とイベント

その他、重要そうな指標やイベントをまとめました。

*日時はJST(日本時間)です。

今週の経済指標とイベント
日付 時間 経済指標(イベント) 通貨ペア 重要度
月曜日
10月30日 22:00 独・消費者物価指数CPI 速報値 EUR
火曜日
10月31日 お昼頃 日・日銀政策金利、展望レポート JPY
15:30 日・植田日銀総裁 記者会見 JPY
19:00 欧・四半期GDP 速報値 EUR
19:00 欧・消費者物価指数HICP 速報値 EUR
21:30 加・月次GDP CAD
23:00 米・消費者信頼感指数 USD
水曜日
11月1日 21:15 米・ADP雇用統計 USD
23:00 米・ISM製造業景況指数 USD
23:00 米・雇用動態調査(JOLTS)求人件数 USD
木曜日
11月2日 03:00 米・FOMC 政策金利 USD
03:30 米・FRBパウエル議長 記者会見 USD
21:00 英・BOE政策金利、MPC議事要旨 GBP
金曜日
11月3日 日・休場 JPY
21:30 加・雇用関連指標 USD
21:30 米・雇用統計 USD
 23:00 米・ISMサービス業景況指数 USD

順に見ていくと…


10月30日(月曜日)

22時「独・消費者物価指数CPI 速報値」

本命は火曜日のHICPですが、欧州の中心国であるドイツのCPIでブレがあれば、それなりに反応する可能性もあるので一応注目しています。


10月31日(火曜日)

お昼ごろ「日・日銀政策金利、展望レポート」

15時30分「日・植田日銀総裁 記者会見」

巷では「ゼロ金利解除…」や「YCC修正…」など、政策修正期待が高まっているように感じますが、過去に語られた変更の条件をクリアしていないことから、現段階では政策修正は行われないような気がします。

ただ、いろんな思惑が交錯していると、結果によらず反応することもあるので注意しています。

19時「欧・四半期GDP 速報値」「欧・消費者物価指数HICP 速報値」

経済の悪化が深刻なEU圏で、最近は買い材料に乏しいような気がします…、これらの指標は本来重要指標なのですが、目立った上ブレがないと動きにくいかもしれません。

21時30分「加・月次GDP」

一応、発表時間だけは見るつもりです(最近カナダドルの指標トレードはご無沙汰ですが💦)

23時「米・消費者信頼感指数」

事前予想では99.6と、前回値からマイナスになっていますが、FOMC前ということもあり多少ブレがあっても大きくは動きにくいかもしれません。


11月1日(水曜日)

21時15分「米・ADP雇用統計」

週末に米国雇用統計があり、稀に反応するので一応注目しています。ただデータはあまりあてにならないような気もします…🤔

23時「米・ISM製造業景況指数」「米・雇用動態調査(JOLTS)求人件数」

どちらも、ある程度は注目度の高い指標だと思いますが、FOMC直前ということで…反応しにくいかもしれません。


11月2日(木曜日)

午前3時「米・FOMC 政策金利」

3時30分米・FRBパウエル議長 記者会見」

大方の予想通り金利据え置きと見られていて、ほぼ完全に織り込まれている状況です。

サプライズが無い限りは、多くく動きにくいような気もします。

ただ、予想通り金利据え置きとなった瞬間に市場の関心は12月の利上げになり、パウエル議長の会見でそれらに言及があれば反応する可能性はあると思います。

21時「英・BOE政策金利、MPC議事要旨」

なんとも言えませんが、大きく動くことがしばしばあるので注目しています。


11月3日(金曜日)

東京市場は祝日により休場となりますのでご注意ください。

21時30分「米国雇用統計」「加・雇用関連指標」

どちらも指標トレード狙いです。

米国雇用統計については、今回発表の数字だけでなく前回値に修正が入っていないかも注意が必要です。

最近は大きな下方修正が入ることもあり、それだけで動くこともあるので…🤔

23時「米・ISMサービス業景況指数」

事前予想では前回値より若干悪い53.0の予想となっています。

結構ブレることもあるので一応期待注目しています😅

今週はこんな感じで目立つ指標やイベントが結構あります。

無理せず慎重に行きましょう✨








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