今週の経済指標(20231106)


先週は中銀絡みの重要なイベントが多く、様子を見ながら慎重に構えていたこともありノーポジで終わりました💦

経済イベントや指標で大きく上下するチャートを振り返ると、先週は無料EAを稼働させていても大きな成果は難しかったように思います…🤔

焦らず今後の活躍に期待したいと思います😇

先週は月曜日の夜に「日銀 金利操作を再修正へ…」と、日経新聞のリーク記事を受け一気に1円ほど円高に動きました。

このリーク記事で、市場ではYCC再修正に加えマイナス金利解除の期待も勝手に高まったのではないかと思います。

しかし、翌日の日銀会合ではサプライズはなく再び円売りとなりました。

さらに、10月の為替介入が無かったことが明らかになったことから円売りに拍車がかかり、ドル円は151円台半ばまで上昇しました。

これにより、これまでの150円あたりでの介入警戒感は薄れ、おそらく152円あたりまで警戒ラインは引き上げられる可能性があるように思います。

ただ、何度も行われるYCCの柔軟化は、マイナス金利解除へ近づいているとも考えらることから、12月の日銀会合はわかりませんが、今後は日銀会合においてマイナス金利解除が徐々に意識されるのではないかと思います。

ドル相場では、注目だったFOMCは予想通りだったものの、パウエル議長の会見では長期金利の上昇に触れ、長引けば政策に影響する…といった趣旨の発言を行っており、暗に長期金利の上昇傾向が続けば今後の利上げはやらない…🤔 とも取れ、強烈なドル売りを誘う結果となりました。

経済活動では拡大ペースが力強い…と、堅調さをアピールする内容でしたが、最近の指標結果がパッとしなためか、買い材料とはなりませんでした。

結果的には今回のFOMCを終えて年内の利上げ期待は5%未満となり、ドルは買われにくい状況になる可能性もあるように思います。

さらに、週末の雇用統計では雇用者数の減少💦、前月分の下方修正💧、失業率も悪化😱と、良いところなしで、ドルは見事なまでの一本糞チャートを描き急落となり引けました。

テクニカル的にもドルインデクスはH4くらいの足で見ると、レンジの下限を抜けているので、少し流れが変わるかもしれませんが……🧐

ただ、雇用統計の悪化原因は自動車産業のストライキの影響もあると考えられ、今後は多少の改善が期待できることから、そう簡単ではないようのかもしれません…😅

先週の出来事を簡単にまとめてみました。

経済指標(イベント) 結果 一言
10月30日(月曜日)
日経新聞リーク記事

23:00

  • YCCの1%超え柔軟に…
  • マイナス金利解除の憶測🤔
  • 円買いへ
10月31日(火曜日)
日銀会合〜植田総裁 会見 サプライズ無し
  • YCCは継続
  • 上限1%を目途にへ変更
  • 1%での連日指値オペ終了
  • 勝手に期待→外れる→円売りの流れへ💦
11月1日(水曜日)
米・ISM製造業景況指数 悪化

46.7

  • 徐々に改善してきていたが、50のラインを超えられずに失速→ドル売り圧力
11月2日(木曜日)
FOMC〜パウエル議長 会見 金利据え置き

ハト化

  • 長期金利の上昇が続けば金融政策に影響
  • 賃金上昇は物価安定にあった水準に近い
  • ドル売りへ
11月3日(金曜日)
米国雇用統計 悪化

15万人

  • 雇用者数悪化、前月分も下方修正、失業率悪化😱
  • 強烈なドル売りへ

今週の注目点

今週は先週とガラリと変わって、危険な香り漂う指標やイベントは予定されていませんが、中程度の指標はそこそこあります🧐

そんな中で注目度が高そうなのは、木曜日の深夜(金曜日の早朝4:00)に予定されている「パウエル議長の発言」ではないかと思います。

FOMCでのハト化で、市場の利下げ期待が強すぎるとパウエル氏が考えるなら、多少のタカ発言で牽制してくるかもしれません。

他には、「豪・RBA豪中銀 政策金利」、「米・失業保険申請件数」、「英・GDP」、「ミシガンなんちゃら」あたりが比較的注目される指標ではないかと思います。

今週の無料EA運用スタンス

豪ドルに関しては稼働開始を少し送らせて、RBAのイベントが終わってから稼働させるようにしようと考えています✨

パウエル議長の発言に関しては、EAを止めるほどではないかな…と思いますが、様子を見ながら決めようと思います😇

そうそう、今週から北米でもサマータイムが終了となりましたので、経済指標の時間が今までと変わっていますのでご注意ください💦

注目の経済指標とイベント

その他、重要そうな指標やイベントをまとめました。

*日時はJST(日本時間)です。

今週の経済指標とイベント
日付 時間 経済指標(イベント) 通貨ペア 重要度
火曜日
11月7日 12:30 豪・RBA豪中銀 政策金利 AUD
19:00 欧・生産者物価指数PPI EUR
水曜日
11月8日 18:30 英・BOEベイリー総裁 発言 GBP
19:00 欧・小売売上高 EUR
木曜日
11月9日 22:30 米・失業保険申請件数 USD
金曜日
11月10日 04:00 米・FRBパウエル議長 発言 USD
16:00 英・月次、四半期GDP GBP
 24:00 米・ミシガン大消費者態度指数 速報値 USD

順に見ていくと…


11月7日(火曜日)

12時30分「豪・RBA豪中銀 政策金利」

現状、小売売上やCPIが強い結果を示しており、追加利上げの期待が高まっていることから、反応しそうな気はします。

豪ドル関連のEAに関しては、イベント終了後様子を見て稼働させようかと考えています。

また、政策金利発表までは豪ドルは買われやすいように思うので、いいチャンスがあれば裁量で買ってみようかと思います🧐

19時「欧・生産者物価指数PPI」

指標が少なめなので、目立った数字が出れば反応するかもしれません。


11月8日(水曜日)

18時30分「英・BOEベイリー総裁 発言」

先週のBOEイベントでは、ややタカ的な発言が目立ちましたが、ベイリー総裁自身は利上げ停止に票を入れていることから、ハト的な発言が出てくる可能性もあり、一応注意したほうがイイかもしれません。

19時「欧・小売売上高」

石油価格の上昇以降、悪化した小売売上高ですが今回も悪化予想となっており、ユーロ圏の経済の深刻さが伺えます。


11月9日(木曜日)

22時30分「米・失業保険申請件数」

結果によっては結構動くこともあるいので一応注目しています。

ちなみに事前予想では、新規申請数で21.9万人になっています。


11月10日(金曜日)

午前4時「米・FRBパウエル議長 発言」

先述の通り、市場の利下げ期待が過度に高いと見られる場合は、ややタカ的な発言が出てくる可能性も否定できず、注目しています。

ただ、当たり障りのない発言で、まったくのスルーの可能性もあるので💦

16時「英・月次、四半期GDP」

悪化予想となっており、週前半でポンドが買われていればGDPをキッカケに売られるかもしれません。

とりあえずEAは、遅くともこの指標までには止めたいと思います。

24時「米・ミシガン大消費者態度指数 速報値」

ガソリン価格の落ち着きで、消費者心理の改善があるとすればドル買いの材料になるかもしれません🤔

今週はこんな感じでヤバそうな指標があるわけではありませんが、引き続き無理せず慎重に行きましょう✨








コメントの入力は終了しました。
トップへ戻る