今週の経済指標(20231204)


先週は、ベージュブック前までの前半勝負になったためエントリーが少なかったのですが、全て利確できたのでとりあえずプラス着地となりました。

なんだかんだありましたが11月はまずまずの結果となり、10月の微損分をしっかり穴埋めできたのは良かったと思います😇

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今年も実質的には残り3週間ほどとなりましたが、大きく引かされることなく💦なんとか無難に乗り切ってほしいところです😅

先週は、火曜日にタカ派として知られているFRBウォラー理事が利下げに言及した発言ににより大きくドル売りに傾きました。

その後のベージュブックでも「経済見通しの悪化」「インフレ率の鈍化」「労働需給の緩和、賃金上昇の鈍化…」などなどドル売り要素満載だったことにより、さらにドル売り圧力がかかりました。

木曜日の「米・個人消費支出 PCEデフレーター」でも再鈍化……

週末の「米・ISM製造業景況指数」でも、市場予想を下回ったことにより再度ドルに強い売りが入り、先週の安値圏で引けました。

ISM直後のパウエル議長の発言では、超絶タカ発言で牽制してくるのか…と思いきや、拍子抜けといった感じで💦ドル売りの流れを押し戻すほどのパワーはありませんでした。

週途中では、FRBメンバーからのタカ発言での牽制があったものの、FRBウォラー理事のハト発言のインパクトが強かったのか🤔、週を通してドルは売らる展開となりました。

円相場に関しては、日銀の安達審議委員中村審議委員らのハト発言により一時的に円が売られる場面はありましたが、強いドル売りに応じた円買い圧力が強く、ドル円は146円台まで下落して引けました。

とはいえ、日銀が金融政策を変更するムードは今のところないので、ドル円がこのままダダ下がりにはならないような気もしますが……米ドル次第の側面もあるので、今週以降の方向性が非常に気になるところです🧐

今週からFRBはブラックアウト期間にはいり、FRBメンバーから市場を牽制するような発言は出ないこともあり、目立った指標結果やニュースがなければ、ドルは買われにくいような気がします。(WSJ・ニック記者を使う手もありますが…)

先週の主だった出来事

経済指標(イベント) 結果 一言
11月28日(火曜日)
米・FRBウォラー理事 発言 ハト発言
  • インフレ率が低下し続ければ、数カ月先に政策金利を引き下げる可能性を示唆🧐
  • ややサプライズ
  • ドル急落💦
11月29日(水曜日)
米・ベージュブック ドル売り材料

満載

  • 経済見通しの悪化
  • インフレ率の鈍化
  • 賃金上昇の鈍化…
  • ドル売り圧力
11月30日(木曜日)
欧・消費者物価指数HICP

速報値

総合・コア

鈍化

  • 総合、コア共に事前予想を下回り大幅鈍化🤔
  • ユーロ売りへ📉
12月1日(金曜日)
米・ISM製造業景況指数 46.7
  • 事前予想を下回る💦
  • ドル売りへ

今週の注目点

今週は米国雇用統計が注目度NO1です。

他には「米・ISM非製造業景況指数」、「米・ミシガン大学消費者態度指数 速報値」も注目度は高いように思います。

中銀絡みでは「豪・RBA豪準備銀行 政策金利」「加・BOCカナダ銀行 政策金利」があります。

また、今週からFRBのブラックアウト期間に入るので、FRBメンバーからの牽制や口先介入はなくなります……が、WSJニック記者のツイッター(X)を使って代弁させることが知られているので、少し気にしたほうがイイかもしれません🤔

今週の無料EA運用スタンス

ドル円が150円付近の意識されるラインから少し離れたので、ドル円のEAを稼働させても良いように思いますが、最近ドル円のスプレッドが少し広くなったこともあるので慎重に様子を見ながら判断しようと思います。

RBAとBOCの中銀絡みのイベントについては、対象通貨ペアのみ一旦止めてもイイかもしれません。

今年も残り僅かなので、ロットも抑え気味で低リスクな運用をしようと思います🧐

注目の経済指標とイベント

その他、重要そうな指標やイベントをまとめました。

*日時はJST(日本時間)です。

今週の経済指標とイベント
日付 時間 経済指標(イベント) 通貨ペア 重要度
火曜日
12月5日 08:30 日・東京都区部消費者物価指数CPI JPY
12:30 豪・RBA豪準備銀行 政策金利 AUD
24:00 米・ISM非製造業景況指数 USD
米・JOLTS雇用動態調査 USD
水曜日
12月6日 22:15 米・ADP雇用統計 USD
24:00 加・BOCカナダ銀行 政策金利 CAD
木曜日
12月7日 22:30 米・失業保険申請件数 USD
金曜日
12月8日 22:30 米・非農業部門雇用者数変化、失業率 USD
24:00 米・ミシガン大学消費者態度指数 速報値 USD

順に見ていくと…


12月5日(火曜日)

8時30分「日・東京都区部消費者物価指数CPI」

事前予想では前回結果2.7%から2.4%と減速予想となっていますが、多少ブレがあっても相場への影響は限定的ではないかと思います。

12時30分「豪・RBA豪準備銀行 政策金利」

先週の豪CPIが予想値を下回る減速だったこともあるので、大方の予想では据え置きとなっています。

考えにくいですが、サプライズがあれば…😱

24時「米・ISM非製造業景況指数」「米・JOLTS雇用動態調査」

ISM非製造業は50付近の微妙な水準にあるので、万一50を割り込むようなことがあれば強いドル売り要因になる可能性があります。

また、今週の指標については、ドル売り材料となる結果が出てもFRBメンバーからのタカ発言などの牽制はないので、現在の地合いからすればドルは売られやすいかもしれません。


12月6日(水曜日)

22時15分「米・ADP雇用統計」

雇用統計前の先行指標として反応することもあるのですが、結果自体あまり当てにならない💦という側面もあります。

24時「加・BOCカナダ銀行 政策金利」

最近はイマイチですが、ガツンと動いてくれることに期待して一応指標トレード狙いです😅


12月7日(木曜日)

22時30分「米・失業保険申請件数」

事前予想とブレがあれば動くこともあるので、一応注目しています。

予想値では、新規22.2万人、継続で191.0万人となっています。


12月8日(金曜日)

22個30分「米国雇用統計」

事前予想とブレがあれば動きそうな気がします。

特に予想値が3.9%になっている失業率ですが、万一4%台になった場合は強いドル売りになる可能性もあるのではないか……と、期待して考えています😅

24時「米・ミシガン大学消費者態度指数 速報値」

多少の反発はあっても、最近の悪化傾向に変わりはないような感じではないかと思います。

また、見ている人も多い1年先インフレ期待については、11月が4.5%と反発しましたが実体経済ではインフレ鈍化が確実に進んでいることから11月を上回ることは考えにくいように思います。

結果によりますが、ドル売り圧力になりやすいような感じもします…🤔(わかりませんが…)

今週はこんな感じです。

今年も残り3週間、慎重にいつも通り頑張りましょう…😅








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