先週は、所用がありまして週前半のみの無料EAの運用となりました。
ドルストレートの通貨ペアがイイ感じで動いていただけに、ちょっともったいなかったように思います。
前半のみの運用で、スタンダード口座では微益…💦、KIWAMI口座でも20pips程度の微益でしたが、プラスだったので良しとします…😇
年末に向け何かと慌ただしくなってきますが、トレードのほうは無理せず頑張っていこうと思います。
先週は、ややドル買いでスタートし悪化が心配されていた「米・ISM非製造業景況指数」が反発、注目だった雇用統計、ミシガン大指数も大幅上ブレとなるなど、終始ドル買いが意識される展開となりました。
円相場に関しては、7日木曜日の参議院財政金融委員会で植田総裁から「年末から来年にかけ一段とチャレンジングになるというようにも思っている…😱」との発言があり、その直後に増税クソメガネ岸田総理と会談があったことから、本格的な金融政策の変更(マイナス金利解除等)が現実的になってきたのではないか……との憶測が広がり急激に円が買われ、ドル円は一時141円台、一気に5円も値を下げました。
その後はドル買い要因でジリジリと値を戻していますが、円相場は非常にデリケートな状況にあるように思います。
今まではマイナス金利解除については市場に期待を持たせないような発言が目立っていた植田総裁ですが、いよいよマイナス金利解除に向けて地ならしをしていこうとする意図があるのかもしれません…🤔
先週の主だった出来事
経済指標(イベント) | 結果 | 一言 |
12月5日(火曜日) | ||
米・ISM非製造業景況指数 | 52.7 |
|
12月7日(木曜日) | ||
日銀 植田総裁 発言
岸田首相との会談 |
サプライズ
大幅円買い |
|
12月8日(金曜日) | ||
米国雇用統計 | 堅調 |
|
米・ミシガン大学消費者態度指数 速報値 | 69.4
大幅改善 |
|
今週の注目点
今週は重要指標、中央銀行絡みのイベントが目白押しです💦
中銀絡みでは、米・FOMC、欧・ECB金融政策会合、英・BOE金融政策会合、加えて日銀短観の発表があります。
経済指標では、米・消費者物価指数CPI、米・小売売上高、主要国PMIの発表などがあります。
特に注目は、FOMCとその前日の米CPIで、結果によってはドル相場が大きく動く可能性もあるので要注意です。
FOMCの政策金利については大方の予想では据え置きと見られますが、パウエル議長の記者会見も非常に注目度が高く、市場の過度な利下げ織り込みを嫌った場合は強めのタカ発言の可能性もあり注目しています。
日銀短観については、円相場は現在デリケートな状態にあることを考えると、通常と違って相場への影響が大きくなる可能性もあると思うので注意しています🤔
また、先週の植田総裁の発言と岸田首相との会談による「市場心理…マイナス金利解除の思惑…」を否定するような発言が飛び出す可能性もあると思うので注意が必要かもしれません。
まぁ、この否定発言が出なかったら出なかったで、それもまた…💦
今週の無料EA運用スタンス
今週は重要指標や中銀絡みのイベントが多く、無料EAの運用を考えると非常にやりにくい週だと思います。
今年、無料EAを推奨環境に近い慎重な運用をしてきた人は、既にある程度以上の利益は出ていると思うので、無理に勝負する必要はないと思います…😅(年末年始にかけても…)
休むも相場…という格言もあります
裁量トレードや無料EAを稼働させる場合でも、ロットは控えめに行ったほうが無難です。
無料EAを稼働させる場合でも、個人的には米CPIとFOMCについては、事前に一旦EAを止めたほうが無難なような気がします😇
注目の経済指標とイベント
その他、重要そうな指標やイベントをまとめました。
*日時はJST(日本時間)です。
今週の経済指標とイベント | ||||
日付 | 時間 | 経済指標(イベント) | 通貨ペア | 重要度 |
---|---|---|---|---|
火曜日 | ||||
12月12日 | 16:00 | 英・雇用関連指標 | GBP | 中 |
22:30 | 米・消費者物価指数CPI | USD | 大 | |
水曜日 | ||||
12月13日 | 08:50 | 日・日銀短観 | JPY | 大 |
16:00 | 英・月次GDP | GBP | 大 | |
22:30 | 米・生産者物価指数PPI | USD | 中 | |
木曜日 | ||||
12月14日 | 04:00 | 米・FOMC 政策金利 | USD | 大 |
04:30 | 米・FRBパウエル議長 記者会見 | USD | 大 | |
21:00 | 英・BOE 政策金利、MPC議事要旨 | GBP | 大 | |
22:15 | 欧・ECB 政策金利 | EUR | 大 | |
22:30 | 米・小売売上高 | USD | 大 | |
22:45 | 欧・ECBラガルド総裁 記者会見 | EUR | 大 | |
金曜日 | ||||
12月15日 | 18:00 | 欧・サービス、製造業PMI | EUR | 中 |
18:30 | 英・サービス、製造業PMI | GBP | 中 | |
23:45 | 米・サービス、製造業、総合PMI | USD | 中 |
順に見ていくと…
12月12日(火曜日)
16時「英・雇用関連指標」
失業率や平均賃金の動向に目立った変化があれば、意外と反応する可能性もあると思うので注目しています。
22時30分「米・消費者物価指数CPI」
前回は0.3→0.2と減速結果となりましたが、今回の事前予想では前月比で0.1%の伸びが予想されています。
FOMC前ということもありいろんな思惑で動きやすく、特に大きく数字が上ブレした場合は過度に反応する可能性もあると思うので注意したほうがいいかもしれません。
12月13日(水曜日)
8時50分「日・日銀短観」
荒い動きを見せデリケートな状態にある円相場ですが、今回の日銀短観は普段と違って相場に影響が出やすいように思います。
特に注目は、7ページあたりの「企業物価の見通し」で、1・3・5年後の企業物価見通しに大きな変化がないか、2%を割り込むようなことがないか…🧐
目立った変化があれば反応しそうな気もするので注目しています。
16時「英・月次GDP」
事前予想では前月比で-0.1%となっています。
BOE金融政策会合前で動きにくいような気もしますが、ブレがあれば反応する可能性もあると思うので一応注目しています。
22時30分「米・生産者物価指数PPI」
CPIほどのインパクトはなく、FOMC直前ということで動きにくいような気もしますが一応…💦
12月14日(木曜日)
午前4時「米・FOMC 政策金利」、4時30分「FRBパウエル議長 記者会見」
今週のメインイベントです。
先週の指標結果ではドル買いに繋がる結果が多く出ましたが、市場コンセンサスとしては今回は据え置きと見られています。
今回はドットチャートも発表されるので、変化内容によっては大きく動く可能性もあると思います。
また、パウエル議長の記者会見も要注意でして、気の早い市場心理を牽制するような発言をする可能性もあるので一応注意です。
21時「英・BOE議事要旨、政策金利」
BOE自身が、高金利環境を一定期間維持する…考えを公表していることもあり、今回も政策金利は据え置きと見られています。
ただ、議事要旨から利下げを匂わす内容があったりすると反応する可能性もあるので一応注目しています。
22時15分「欧・ECB 政策金利」、22時45分「ECBラガルド総裁 記者会見」
事前予想では据え置きと見られていますが、注目はラガルド総裁の記者会見の方ではないかと思います。
CPIも十分鈍化して、経済がかなり苦しくなってきている感のあるEUですが、利下げについてどのように発言してくるのか注目している人は多いように思います。
22時30分「米・小売売上高」
事前予想では前月比で-0.1%、自動車を除くと0.0%になっていますが、下ブレが目立つと利下げ期待が膨らみドル売り材料となる可能性があります。
12月15日(金曜日)
18時から主要国「サービス、製造業PMI」の集中発表があります。
欧・英・米については反応することもあるので、発表時間だけは注意するようにしています。
今週はこんな感じで、大きめの指標やイベントが複数あるので、EAの稼働は見送って、裁量と指標トレードメインで行こうかと考えています😅