今週の経済指標(20231218)


先週は、重要な経済指標やイベントが多かったことと私用も重なり稼働時間が短く、ノーポジとなりました…🫨

例年クリスマス前くらいから何かとバタバタしてくるので、通常のトレードは12月20日前後までで、それ以降は時間と都合が合ったときにチャートを見て、イイ感じの条件が揃っていれば……といった感じでトレードするようにしています。

私自身、精神的に強い方ではないので💦気持ちに余裕がないときはトレードのパフォーマンスが下げる傾向が強いので、なるべく無理をしないように心がけています😅

先週は、前週の植田総裁発言「年末から来年にかけ一段とチャレンジングになる…😱」で大幅に値を下げたドル円でしたが、8日の「植田発言受けた日銀の早期修正を織り込む市場は行き過ぎ…」との-元日本銀行理事の早川英男氏の(発言)リーク記事もあり、ドル円は値を戻し気味で始まりました。

月曜日にも「マイナス金利解除、日銀は今月急ぐ必要ほとんどないとの認識ー関係者」といったリーク記事が出ました。(関係者って誰やねんw)

市場へのインパクトが大きかった植田総裁の「チャレンジング…」発言の火消しに躍起になる日銀の影が見え隠れします…🤔

その後は比較的平穏だったチャートも14日午前のFOMCで一気にぶっ飛びました…😱

ドットチャートなどからも、FOMCではメンバーの多くが利下げについて現実的に考えていることが明らかになり、記者会見ではタカ的な発言で牽制してくると思われていたところに、「私たちは、政策金利がこの引き締めサイクルのピークに達しているか、あるいはそれに近い水準にあると考えています…」他、利下げを容認するような発言があったことから、ドルは急激に売られました。

先日までは「利下げの検討は時期尚早…」と言っていたパウエル議長の言葉とは思えないほどの豹変プリはかなりインパクトがあったように思います。

ドル売りに釣られて円も買われ、ドル円は一気に4円ほど値を下げる事態となりました…😱

ただ…今回のFOMC、指標トレードで取れた人は多いんじゃないでしょうか✨✨

私も初動は少し遅れましたが、イイ感じで取れました😇

ただ、欲を言えばもう少しポジションをグリップできていれば…😩

先週の主だった出来事

経済指標(イベント) 結果 一言
12月11日(月曜日)
Bloombergリーク記事 一時146.46円
  • マイナス金利解除、日銀は今月急ぐ必要ほとんどないとの認識
  • 一時146.4円台まで下落
12月14日(木曜日)
米・FOMC

パウエル議長 会見

予想外のハト化

利下げ容認

  • 利下げは現実的になっている
  • ドットチャートでは2024年に2〜3回程度の利下げを考えているメンバーが多い
  • ドル売りへ
  • 市場とのギャップはまだある
欧・ECB 政策金利

ラガルド総裁 記者会見

タカ的発言
  • 利下げは議論されていない
  • 景気後退は考えていない
  • ユーロ買い圧力
  • 過度な利下げ期待への牽制?
  • 実際の経済指標は良くない💦

今週の注目点

今週は「日銀会合政策金利〜植田総裁 会見」、「米・消費者信頼感指数」、「英・消費者物価指数CPI」あたりが注目度が高いように思います。

特に今回の日銀イベントは非常に注目度が高く、内容によっては円相場が大きく動く可能性もあるので要注目です🤔

植田総裁の「年末から来年にかけ一段とチャレンジングになる…」発言で、ゼロ金利解除か…との見方もあるかもしれませんが、リーク記事の連発などで必死に火消しにかかっているところを見ると、今回の会合でのゼロ金利解除の可能性は非常に低いように思います(たぶん…)

ただ、市場の関心は「いつゼロ金利が解除されるのか?」ということに集まっており、現状では1月会合と4月会合で見方が分かれているようです。

以前から植田総裁はインフレ率と賃金上昇について何度も言及しているので、賃金上昇の面を考えると、春闘の結果を見てから判断するのではないか…と思うので、個人的には4月会合でのゼロ金利解除の可能性が高いような気がします…🤔

万一、サプライズで今回ゼロ金利解除されたり(可能性は低いと思いますが…)、ゼロ金利解除を示唆する内容だった場合は、円高に振れる可能性が高いと思います。

特に、早期解除(1月)を示唆するような内容だった場合は超絶円高に振れる可能性もあるのではないかと…😱

逆に、「ゼロ金利解除は時期尚早…」といった感じの、早期解除を否定(牽制)するような内容だった場合は、円安方向へ動きそうな気もします…🤔

…と、まぁ、いろんな思惑で荒れそうな感じもします😱

関連して「日・全国消費者物価指数CPI」も注目されると思います。

また、「米・消費者信頼感指数」についても、特に下ブレが大きかった場合は強いドル売りに繋がる可能性もあると思うので注意しています。

今週の無料EA運用スタンス

今週から欧米ではクリスマス休暇に入る人も増えることや、私用でバタバタすることもあり、無料EAは休ませようかと考えています。

時間的に余裕があれば様子を見ながら控えめに運用してもいいかな……くらいに考えています。

今週からは、まとまったトレード時間が取りにくくなるので、裁量での短期売買が中心になると思います。

また、クリスマス前なのでEAの稼働停止は通常時より早めに切り上げたほうが無難だと思います。

注目の経済指標とイベント

その他、重要そうな指標やイベントをまとめました。

*日時はJST(日本時間)です。

今週の経済指標とイベント
日付 時間 経済指標(イベント) 通貨ペア 重要度
火曜日
12月19日 09:30 豪・RBA豪中銀 議事要旨 AUD
お昼頃 日・日銀金融政策会合 政策金利 JPY
15:30 日・植田総裁 記者会見 JPY
19:00 欧・消費者物価指数HICP 改定値 EUR
水曜日
12月20日 16:00 英・消費者物価指数CPI GBP
24:00 米・消費者信頼感指数 USD
木曜日
12月21日 22:30 米・失業保険申請件数 USD
金曜日
12月22日 08:30 日・全国消費者物価指数CPI JPY
16:00 英・小売売上高 GBP
22:30 米・個人消費支出 PCEデフレーター USD
24:00 米・ミシガン大消費者態度指数 確報値 USD

順に見ていくと…


12月19日(火曜日)

9時30分「豪・RBA豪中銀 議事要旨」

大きく動く可能性は低いように思いますが、「Scal-3-AUDUSD」を稼働させている人は、一応発表時間前後は止めておくと安全だと思います。

お昼ごろ日・日銀金融政策会合 政策金利、15時30分植田総裁 記者会見

今週のメインイベントです。

ドル円、クロス円のEAを稼働させている人は止めておいたほうが無難だと思います。

最低でも黒田総裁の記者会見が終わるまでは注意が必要だと思います。

また、イベントに前後してリーク記事や要人発言が出て反応する可能性もあるので注意が必要です。

個人的には、今週もドル円の通貨ペアEAは停止推奨です😅

19時「欧・消費者物価指数HICP 改定値」

基本的に改定値なので、よほどブレがない限りは動きにくいかもしれません。

ただ、先週のECB会合でラガルド総裁のタカ発言カラ元気がありましたが、実際のユーロ圏の経済は結構悪いので、下方修正されたりすると結構売られる可能性もあるのではないかと邪推してしまいます😅


12月20日(水曜日)

16時「英・消費者物価指数CPI」

主要中銀の中で現状最もタカ派のBOEですが、先週の雇用関連指標の悪化に続きCPIでも減速するようなら多少なりともポンドには売り圧力がかかるように思います。

24時「米・消費者信頼感指数」

FX各社の経済指標では重要度は低くなっていますが、結構注目度は高くブレが合った場合は反応する可能性はあると思います。

事前予想では104.0となっていますが、特に下ブレするとブレ幅によってはドル売りに繋がる可能性もあるように思います🧐


12月21日(木曜日)

22時30分「米・失業保険申請件数」

目立った結果が出た場合は反応することもあるので、一応発表時間だけは意識するようにしています。


12月22日(金曜日)

8時30分「日・全国消費者物価指数CPI」

日銀会合の結果によりますが、注目度は高く大きく動く可能性もあるように思います。

16時「英・小売売上高」

仮に水曜日のCPIが減速を示し、小売売上高も予想から下ブレが顕著となると、BOEのタカ姿勢の根拠がグラついてくるので、ポンドは売られやすくなるかもしれません。

特に薄商いの中大きな動きに……妄想でした、スイマセン💦

22時30分「米・個人消費支出 PCEデフレーター」

24時「米・ミシガン大消費者態度指数 確報値」で今週も終わりです。

両指標ともクリスマス前の薄商いの中での発表となり、スプレッドが開くこともあるので注意しましょう。

スプレッドをチャートに表示させるインジケータを入れておくと便利です😇

無料でダウンロードできますよ→ Spread-ProgreFX2

今週はこんな感じです。

今年も残りわずか、慎重に行きましょう✨








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