今週の経済指標(20240212)


なかなかトレンドを刻むような相場にならず、冴えない感じの無料EAですが、先週もエントリーは少なく微益で終わりました。

ここしばらく我慢の相場が続いていますが、そろそろ活躍できる環境になってもらいたいところです…😅

先週は、前週の雇用統計結果の流れを引き継ぎ、ドル買い基調で始まった後やや売られる場面もありましたが、全体的には大きく値を戻すこともなくヨコヨコですが底堅い動きだったように思います。

ユーロ・ポンドについては概ねドルに応じた動きでしたが、円については「日銀主な意見」でのタカ姿勢の影響もあってか買われ気味でスタートし、週初のドル円は方向感の出にくい展開となりました。

しかし、2月8日の日銀内田副総裁の発言で事態は一変しました。

「マイナス金利を解除した後のパス(経路)は、今後の経済・物価情勢次第。今の見通しを前提とすれば、緩和的な金融環境が維持されることになる…」と、まさかのハト発言❗️

分かりやすく言うと「仮にマイナス金利を解除しても、どんどん利上げしていくのではなく、緩和的な金融環境を継続していく…」ということで、これにより市場ムードは円売りに一転しました😱

翌2月9日の衆議院予算委員会で、植田総裁からも同様の発言があり、結果的にドル円は大きな戻りも入らずに149円台で引けました。

ドル円が150円に近づいてくると、関係者からの口先介入が気になるようになり、150円を超えてくるようであれば実弾介入にも注意が必要になると見られ、クロス円の無料EAの運用については、少し注意が必要になってくるかもしれません。

先週の主だった出来事

経済指標(イベント) 結果 一言
2月5日(月曜日)
米・ISM非製造業景況指数 53.4
  • 前回の50割れギリギリから予想を超える反発
  • ドル街を後押し📈
2月6日(火曜日)
日・勤労統計調査 少し改善
  • 若干の改善はあるが、実質賃金はマイナス圏
  • 買い材料にはならない…🤔
2月8日(木曜日)
日銀 内田副総裁 発言 サプライズ❗️

ハト発言

  • 「マイナス金利の解除後も、緩和的な環境が維持…」と、まさかのハト発言❗️
  • 円売りへ📉
  • 植田総裁も同様の発言🧐
米・失業保険申請件数 堅調な結果
  • 新規、継続共に前回値(予想値)を下回った✨
  • ただ、雇用統計の超絶好結果ほどでは…🤔

気になったニュース

今のところ大きな問題として見られていないような気がしますが、NYCB(ニューヨーク・コミュニティー・バンコープ)の問題は大きなリスクをはらんでいるような気もしますので、関連のニュースが出てきたときは注意が必要かもしれません…🤔

関連情報1関連情報2(Bloomberg)

今週の注目点

今週は火曜日の「米・消費者物価指数CPI」の注目度が最も高いように思います。

他にも「米・小売売上高」、「日・四半期GDP」、「米・PPI」「米・ミシガン大消費者態度指数」あたりも比較的注目されるのではないかと思います…🤔

今週の無料EA運用スタンス

火曜日の「米・CPI」については、EAを止めるか悩ましいところですが……最近の相場環境を考えると、止めてもいいのではないかと思います。

また、本日(月曜日)の東京は休場となることから、運用開始を「米・CPI」後、様子を見て…でも良いように思います😇

注目の経済指標とイベント

今週は少ないので若干レベルを落としてピックアップしています。

*日時はJST(日本時間)です。

今週の経済指標とイベント
日付 時間 経済指標(イベント) 通貨ペア 重要度
月曜日
2月12日 日・休場 JPY
火曜日
2月13日 16:00 英・雇用関連指標 GBP
22:30 米・消費者物価指数CPI USD
水曜日
2月14日 16:00 英・消費者物価指数CPI GBP
19:00 欧・四半期GDP EUR
木曜日
2月15日 08:50 日・四半期GDP JPY
09:30 豪・雇用関連指標 AUD
16:00 英・月次、四半期GDP GBP
22:30 米・小売売上高 USD
金曜日
2月16日 16:00 英・小売売上高 GBP
22:30 米・生産者物価指数PPI USD
24:00 米・ミシガン大学消費者態度指数 USD

順に見ていくと…


2月12日(月曜日)

東京市場は振替休日のため休場となります。

また、今週は春節により中国市場も休場となり重なっているので、アジア時間は少し注意したほうがいいかもしれません。


2月13日(火曜日)

16時「英・雇用関連指標」

結果にブレが合った場合はユーロよりは反応しそうなので一応注意しています。

22時30分「米・消費者物価指数CPI」

市場のムードは、FRBの利下げタイミングにデリケートになっているので、CPIの結果が予想値とブレた場合は大きく反応する可能性もあるのではないかと思います。

事前予想では総合、コア共に前回と同様(ヨコバイ)の予想になっています🤔


2月14日(水曜日)

8時50分「英・消費者物価指数CPI」

この日の主な指標は「英・消費者物価指数CPI」のみで、火曜日の雇用関連指標よりは注目度は高そうなので、一応注目しています。

19時「欧・四半期GDP」

GDPなので重要指標の一つですが、ユーロ自体がレームダックなので、あまり反応しないような気がします(…そんなときに限って💦)。


2月15日(木曜日)

8時50分「日・四半期GDP」

前回が-2.9%とマイナスでしたが、今回は+1.2%との強気な予想となっています。

しかし、個人消費などが不透明であり足を引っ張る可能性もあり、最悪マイナス圏の可能性もあるのではないかと思います。

なんとなくブレが大きそうな気がするので注意しています…🤔

9時30分「豪・雇用関連指標」

新規雇用者数は、前回大幅マイナスだっただけに今回は反発予想となっていますが、失業率の予想値は4.0%とジリジリと安定的に悪化してきており、数字に大きなブレがない限りは全体の流れに変化はないようです。

16時「英・月次、四半期GDP」

材料視されるか分かりませんが、ユーロよりは反応する可能性は高そうなので一応注目しています。

22時30分「米・小売売上高」

前回結果は堅調でしたが、今回は前月比でマイナス予想となっています。

この事前予想値から上ブレするのか下ブレするのかで、心理的にお大きな差が出そうな気がするので、今週は「米CPI」に次いで小売売上高に注目しています🤔


2月16日(金曜日)

16時「英・小売売上高」

前回は大幅悪化でしたが、今回も前回ほどではないにしろ悪化傾向が続くとの予想となっており、週末に向けてポンドは買われにくくなる可能性もあると思います。

22時30分「米・生産者物価指数PPI」

先週の中国の物価指数も前年比でマイナスとなっており、PPIで-2.5%とデフレと言っていいレベルになっています。

米国では輸入物価が下がる中で、米PPIについてもインフレ収束がより鮮明になってくるのではないかと思います。

どれくらい材料視されるかは分かりませんが、ドルの上値を重くする可能性は十分あると思います。

24時「米・ミシガン大学消費者態度指数」

前回値79.0、今回予想が80.0となっていますが、ブレが大きく荒い動きをすることもあるので一応注目しています。

今週はこんな感じで終わりです。

引き続き慎重に頑張っていきましょう😇








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